特別企画
トミカ新車インプレッション 8月は「ランボルギーニ レヴエルト」&「三菱 スタリオン」が登場!
2024年8月17日 09:00
ヘラクレスの愛馬、アリオンが今、星になって帰ってきた「13 三菱 スタリオン」
【トミカプレミアム 13 三菱 スタリオン(通常仕様)】
- 価格:935円(税込)
- スケール:1/61(全長:約72mm)
- アクション:左右ドア開閉・リトラクタブルライト展開・収納
スタリオンは日本の三菱自動車から1982年から1990年にかけて販売されていたクーペスタイルのクルマです。当時を象徴するリトラクタブルライトやルーフからすっと流れ落ちるハッチバックタイプで角ばった印象のボディシェイプは輸出を前提としてデザインされています。
同社のギャランΛと同様にギャランΣ/エテルナΣのプラットフォームを流用し、縦置きエンジンによるFR(フロントエンジン・リアドライブ)駆動方式を採用しています。ボディタイプにはナロー・ワイドの2種類があり、ナローでは全幅1,695mmと時代を感じさせるコンパクトさでありながら5名乗車を可能としています。
車名のスタリオンは英語で星をあらわす“STAR(スター)”とギリシャの英雄ヘラクレスの愛馬である“ARION(アリオン)”をつなぎ合わせた言葉から付けられました。海外では資本提携していたクライスラーにOEM供給され、ダッジとプリムスから“Conquest(コンクエスト)”の名前で販売されました。
エンジンはデビュー時には可変バルブ機構式3バルブのG63BT型2000ccを搭載、その後インタークーラーターボを装着した2バルブのG54BT型2600ccが加わり(共に直列4気筒SOHC)ます。トランスミッションには5速マニュアルとオーバードライブ付4速オートマチックが用意されています。輸出前提で企画されたスタリオンはその市場で人気の角ばったスタイルとともに低・中回転域のトルクをもりもりにしたエンジンセッティングが行われています。
それではトミカになった「三菱 スタリオン」を見ていきましょう。ボディーカラーはブラック!実車では「セルビアブラック」という名称のブラックがあり、とても精悍なイメージです。TVドラマにガルウイング仕様に改造したスタリオン 2600 GSR-VRが登場し、そのカラーがブラックで大人気となりました。今回のトミカプレミアム版のブラックもすばらしい質感で魅せてくれます。
角ばった全身のエッジをシャープに再現、前後のタイヤフェンダーはもちろんワイドでブラックの塗装でさらに迫力を感じます。フロントのヘッドライトはリトラクタブルタイプで開閉し、このライトや灯火類はシルバーやレッドの細かい塗装で表現されています。前後ナンバープレートのベースがあるのもリアリティがあります。リアのマフラーエンドはシルバー、横長のリアコンビランプはクリアーレッド!“MMC”と“STARION GSR-VR”のロゴがプリントされています。
ボディ上面に目を移すと、プレスラインがビシっと決まったボンネット後端にはエアアウトレットのスリットが見えてきます。スタリオンの特徴でもあるボディ中央のBピラーに存在するエア・アウトレット・ガーニッシュもイメージ通りのモールディングがされています。大きくとられたリアウインドウも存在感たっぷりでリアエンドはこちらも特徴的なスポイラーが周囲を囲う様子が見て取れます。
トミカプレミアムのシリーズは実車のホイールを忠実再現するのが見どころです。今回の「三菱 スタリオン」でも実車の純正ホイールを忠実に再現しています!中心にリブが走るシルバーの5本スポークを高精度に再現しているのが見どころです。5穴のホイールナット穴も見えるのでよりリアリティが増しています。
このトミカプレミアム「13 三菱 スタリオン」のアクションは左右ドア開閉とリトラクタブルライト展開・収納です。ドアの開くトミカは楽しいですしリトラクタブルライトの開閉は表情が大きく変化するので遊んでよし、飾ってよしのミニカーになっています!ドアを開けると内装が見えてきます。純正のスポーツシートや直線基調のダッシュボードやステアリングが存在感を主張してくるのがドア開閉アクションを持つトミカシリーズの楽しさです。
今回の2車種は2024年8月17日(土)発売!
今回ご紹介させていただいた8月のトミカ新車「No.107 ランボルギーニ レヴエルト」、トミカプレミアム新車「13 三菱 スタリオン」はトミカの日にあたる第3土曜日の8月17日に発売となっています。
なお、今回定番トミカの「No.76 スバル WRX S4 STI Sport R EX」「No.107 スバル サンバー ひまわり」と入れ替えとなります。スバルが誇るAWDスポーツセダンのWRX S4をチューンしたSTI Sport R EXは同社のモータースポーツ部門であるSTIが送り出すワークスチューニングカーです。同じくスバルのサンバーは言わずと知れたロングセラーの軽商用車です。トミカとして荷台にひまわりを積んでいて置物としての存在感が抜群です。夏が終わる前に揃えておきたい1台ですね。
トミカプレミアムでは「13 三菱 ランサーエボリューションVI GSR」と入れ替えとなります。通称“ランエボ”と呼ばれるランサーエボリューションは三菱自動車がWRC参戦のために開発した4WDスポーツカーです。このVIはさらに熟成を高めたパワートレインやエアロダイナミクスを採用し迫力のあるスタイリングを実現しています。トミカでもランエボシリーズが多数登場していますので全てのバリエーションを網羅するのもトミカの楽しみ方です!
来月の注目トミカはこちら!
次回2024年9月の新車ラインナップの中から筆者の目に留まったのは定番トミカ「No.22 GR スープラ GT4 EVO」・「No.59 スバル レヴォーグ」、トミカプレミアム「17 日産 NISSAN GT-R」です。
定番トミカ「No.22 GR スープラ GT4 EVO」は2019年に登場したGRスープラのレース参戦バージョンです。“GT4”はカスタマーレーシングチーム向けに発案されたレースカテゴリーで欧州のアマチュアドライバー向けのシリーズとして成長してきました。このクルマはアマチュアレーサーやプライベーターチームが参戦しやすくなるためのチューニングが施されたマシンをさらに改良したモデルとなります。
定番トミカ「No.59 スバル レヴォーグ」は2020年に登場した2代目となるスバルのSUVです。同社が得意とする水平対向エンジンを採用することでボンネットからリアまでがSUVとは思えないほどスリムでシュっとしていて意外なほどコンパクトでスタイリッシュなことに驚かされます。使い勝手に問題はなく、日本の道路状況にマッチしたSUVです。
トミカプレミアムの「17 日産 NISSAN GT-R」は“R35型”となる6代目GT-Rで今回のモデルは2008年から2010年に発売されていたモデルとなっています。日産を、日本を代表するスポーツカーの圧倒的なパフォーマンスは今現在でも頂点の座に君臨しています。トミカプレミアムならではのハイクオリティなトミカを早く手にしたいものです!
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