特別企画
トミカ新車インプレッション 8月は「ランボルギーニ レヴエルト」&「三菱 スタリオン」が登場!
2024年8月17日 09:00
ランボルギーニ初のHPEV「No.107 ランボルギーニ レヴエルト」発表
【No.107 ランボルギーニ レヴエルト(通常仕様/初回特別仕様)】
- 価格:各550円(税込)
- スケール:1/64(全長:約77mm)
- アクション:なし
2023年に創業60周年を迎えるにあたって、ランボルギーニはついに同社初となるEV(電気自動車)をそのラインナップに加え、未来に向けて電動化へと走り出すことになりました。2019年に「ランボルギーニ シアン」をプロトタイプとして登場、2030年を見据えた戦略に伴い2021年に「カウンタックLPI800?4」(プロトタイプ)、そして2023年にこの「ランボルギーニ レヴエルト」(市販モデル)がデビューしました。
一口に電動化といってもランボルギーニを象徴する薄く平べったいボディーシェイプを持つレヴエルトの中には新開発の6.5リッター自然吸気V12エンジンを当然のごとく抱え込み、3台の高密度電気モーターと革新的な横置きデュアルクラッチ eギアボックスを組み合わせたパワートレインとバッテリーをもあのタイトなボディーに封じ込めていることに驚かされます。
強力なエンジンとモーターによる総出力は驚異の1,015HP!最高速度は350km/h、0-100加速は2.5秒と“ハイブリッド=燃費”という大多数の想像とは真逆のアプローチはまさに究極のハイブリッドスーパースポーツカーの称号を与えるにふさわしいスペックとなっています。
ちなみに“レヴエルト”はスペイン語で「混在」を意味する言葉で、エンジン+モーターのハイブリッドを端的に表していますが、ランボルギーニのクルマには伝統的に闘牛の名前が使われています。このレヴエルトももちろん闘牛の名前で、もともと野生だったこの闘牛は闘いの最中何度も路地に飛び込みかき乱していました。それで“レヴエルト(かき乱す=混ぜ合わせる)”という名前で呼ばれた伝説の闘牛であり複数のパワーソースをハイブリッドするという意味を込めて名前に充てられたというわけです。
それではトミカになった「No.107 ランボルギーニ レヴエルト」を見ていきましょう。カラーリングは通常版がオレンジ、初回特別仕様がグリーンになっています。実車では外装は艶ありシャイニーで70色、艶消しマットで50色を超えるカラー、内装もトリムやフロアマット、ステアリングなどこと細かく選べます。そういった点からもオーナーが望むままのレヴエルトを手に入れることができる超プレミアムなハイブリッドスーパースポーツです。今回のトミカ化では明るく華やかなカラーが選ばれたようです。今後の特別カラー展開があるとうれしいですね!
レヴエルトのエクステリアはランボルギーニ カウンタックを始祖としてディアブロ、ムルシェラゴ、アヴェンタドールといった名車に連面と受け継がれるフロントからリアへかけての流れるような1本のラインで構成されるフォルムを継承しています。ハイブリッドシステムをそのデザイン言語で紡がれた薄く、平べったいボディを崩すことなく凝縮していることに改めて驚かされます。
トミカではその特徴的なボディシェイプをシャープに再現しています。フロントの左右にあるライトセクションにはランボルギーニがデザインに取り入れている“Y”の字のデイタイムライトのバーを最大限に大きくしていてレヴエルトのアイコンになっています。トミカではホワイトのラインで表現しています。フロント中央の先端は実車同様にシャープな造形で魅せてくれます。
リアにV12エンジンを搭載するレヴエルトの前よりのコクピットのフロントガラスはかなり低いルーフのためにだいぶ寝かされていて真上から見るとダッシュボードを大きく観察することができます。左右のドアガラス部はこの低く抑えられたルーフの影響で面積が小さいこともよくわかります。ルーフからリア後端にかけては空力を考慮したモールドがあり、それはエンジンカバーも造形の一部となっています。
ランボルギーニの象徴V12エンジンは真上からその姿を見ることができます。シャープで未来的なボディシェイプの中に収まる巨大なV12エンジンは闘牛のごときハイパワーを感じさせてくれてこのトミカでもその迫力の姿を見られます。リアエンドにはカウンタック以降のデザインモチーフが垣間見え、中央に寄せられたエキゾーストパイプとシャーシ下面のフラットな形状と後端のディフューザー形状も相まって空力への考慮も見られるなど迫力があるものになっています。
© TOMY