特別企画
トミカ新車インプレッション 11月は「フォード マスタング エコブースト ファストバック」&「日産 フェアレディZ (Z31)」が登場!
2024年11月16日 09:00
Adrenaline chasers「No.91 フォード マスタング エコブースト ファストバック」
【No.91 フォード マスタング エコブースト ファストバック(通常仕様・初回特別仕様)】
- 価格:各550円(税込)
- スケール:1/63(全長:約75mm)
- アクション:なし
フォード マスタング エコブースト ファストバックはアメリカのフォードから1964年に初代が登場、現在に至るまでモデルチェンジを繰り返しアメリカ国内を筆頭に世界中にファンを持つまさにアメリカの自動車文化を体現するスポーティーカーです。小型なボディにパワフルなエンジンを搭載、馬力を魅せつけるその走りは力強いアメリカを表現しています。ベーシックグレードはカスタマイズを前提として低コストで提供されたためパーツが豊富にそろっており、オーナーが個性を発揮できることでも好評を博しました。
今回のトミカのモデルとなっている7代目は2024年から登場、2.3リッターの直4ターボチャージャーエンジン(エコブーストエンジン)と5.0リッターのV8エンジン(第4世代コヨーテV8)を搭載しています。V8エンジンでは506psのとてつもないパワーを発生します。“エコブースト”はフォードが開発したターボチャージャー付きのガソリン直噴エンジンのシリーズの名称です。大型化し続けるエンジンのダウンサイジングを敢行、環境性能とパワーを両立させるようなエンジンとなっています。
それではトミカになった「No.91 フォード マスタング エコブースト ファストバック」を見ていきましょう。今回のトミカのモデルになっているのはパッケージアートや各部ディテールから“2024 Mustang EcoBoost Fastback”と思われます。カラーリングは通常仕様がレッド、初回特別仕様がブルーとなっています。レッドは実車では「Race Red」、ブルーは「Atlas Blue」という名称のカラーがあります。この2色は実車でも別途費用が掛かる特別色として用意されています。
小型のスポーティーカーという区分に入るとはいえ、マスタングは筋肉質で硬派なイメージのボディスタイルとなっています。先代から引き継いだ大きく口を開けたグリルが目立つフロントマスク。現代的な意匠を取り入れたヘッドライトはシャープな印象を与えます。各部のエッジが立っていて力強さを感じさせます。手に取ったトミカはそういったデザインの特徴もあってかずっしりと手のひらいっぱいに存在感を見せつけます。
ダイナミックなボディシェイプをシャープに再現しているこのトミカの押し出し感の強いフロントマスクにはマスタングの馬のエンブレムがプリントされています。ヘッドライトはシルバーのペイントで表現。フロントのフェンダーはワイドで張り出し感を強め、リアのフェンダーはエッジの立ったシャープな突出感をカッコよく再現しています。
リアのコンビランプはマスタングの伝統を受け継ぐナナメに分割ラインが走っている縦三連で、モールドと塗装でシャープに再現しています。車内を見ると左ハンドル車ということがわかります。実車では6代目の時に右ハンドルが設定されましたが現在フォードは日本で直接の活動をしていない状態です。継続されていればこのトミカは右ハンドル仕様だったかも?そんな想像もしてしまいます。
© TOMY