特別企画
トミカ新車インプレッション 11月は「フォード マスタング エコブースト ファストバック」&「日産 フェアレディZ (Z31)」が登場!
2024年11月16日 09:00
較べることの無意味さを、教えてあげよう。「15 日産 フェアレディZ (Z31)」
トミカプレミアム【15 日産 フェアレディZ (Z31)】
- 価格:935円(税込)
- スケール:1/60(全長:約70mm)
- アクション:左右ドア開閉・パラレルライジングヘッドランプ可動
日本の日産を代表するスポーツカー、それはGT-RとこのフェアレディZです。この2車種は誕生から現在までモデルチェンジを繰り返し時代に合わせて進化を続けています。フェアレディZは1969年に初代S30型が登場、その実55年もの間開発・生産され続けているクルマです。
今回トミカプレミアム化された3代目となるZ31型は1983年に登場、ロングノーズ・ショートデッキというフェアレディZの伝統を継承し、さらにブラッシュアップされたスタイルとなって登場しました。パワーが求められる当時の世界情勢に合わせてV型6気筒エンジンを搭載しています。
エンジンは2リッターのVG20ETと3リッターのVG30ETが用意されて、日本国内向けは全てターボチャージャー付きのV6エンジンがラインナップされました。研究開発された空力考慮のボディは最高速度を記録するのに効果を発し、海外では250km/hを達成するなどハイパワーなエンジンも有名なものとなっています。
Z31型で特徴的なのはやはりパラレルライジングヘッドランプと呼ばれるヘッドライトです。一般的なリトラクタブルライトは完全クローズの状態からライト部が全開するものでしたが、パラレルライジングヘッドランプは垂直に動きます。
完全クローズの状態でもライトの一部がフロントバンパーのえぐれた部分から見えており、フロントバンパーに埋没したような形状になったため、せりあがる高さもそれほど高くなくて済み、ヘッドライト点灯時でもドラッグが少なくなり空力に寄与します。
それではトミカになった「日産 フェアレディZ (Z31)」を見ていきましょう。ボディーカラーはブルーメタリックとブラックのツートンとなっています。実車では「ブルーメタリックツートン」という名称のカラーが設定されていました。トミカプレミアムでのこのカラー再現はメタリック感もいい感じに仕上がっており手にしたときの満足感が高いものになっています。
今回のフェアレディZ(Z31)はターボによって高温になった圧縮エアを冷却するためにボンネット左側にエアスクープを設けていて、それをシャープに造形しています。エアスクープがボンネット左側によっていることからVG30ET搭載の300ZXがモデルになっているようです。
トミカプレミアムでのフロントのヘッドライト・リアのコンビランプはそれぞれ塗装で再現されています。パラレルライジングヘッドランプが車体裏のシャーシにあるレバーで可動させることができます。フロントバンパーには“Z”のロゴマークがプリントされています。
トミカプレミアムシリーズは実車のホイールを忠実再現するのが毎回注目ポイントとなっています。今回の「日産 フェアレディZ (Z31)」でも実車の純正ホイールを忠実に再現しています!VG20ET搭載型は4穴ですが、こちらは5穴の純正ホイールを装備。イメージ通りに再現しています。
このトミカプレミアム「15 日産 フェアレディZ (Z31)」のアクションは左右ドア開閉とパラレルライジングヘッドランプ可動です。ドアを開けば明るい内装がよく見え、純正のシートやステアリング、ダッシュボードやシフトノブなどが見えてきてドアの開くトミカはやっぱり楽しいものです!そしてパラレルライジングヘッドランプの可動が楽しいアクションです。閉じてもヘッドライトがちょっとだけ見えていたり、開いてもその高さがあまり高くないことも確認できます。
今回の2車種は2024年11月16日(土)発売!
今回ご紹介させていただいた11月のトミカ新車「No.91 フォード マスタング エコブースト ファストバック」、トミカプレミアム新車「15 日産 フェアレディZ (Z31)」はトミカの日にあたる第3土曜日の11月16日に発売となります。
なお、今回定番トミカの「No.91 シボレー コルベット」「No.112 いすゞ エルガ すみっコぐらし×臨港バス」と入れ替えとなります。特にコルベットは今回のマスタングと同様にアメリカを代表するスーパースポーツカーですね。アメリカンマッスルが並べられるチャンスでもありますし、ぜひとも揃えておきたい車種です!
トミカプレミアムでは「15 ランボルギーニ ディアブロ SV」と入れ替えとなります。イタリアを代表する高級スーパーカーメーカーのランボルギーニが同社の名車カウンタックの後継車種として登場しました。ディアブロSVは1995年に登場、5,709ccのエンジンをRWDで駆動します。トミカではめずらしいシザーズドアを再現、ドアが上方へ跳ね上がるアクションが楽しめます。
来月の注目トミカはこちら!
次回2024年12月の新車ラインナップの中から筆者の目に留まったのは定番トミカ「No.98 テスラ モデル 3」、トミカプレミアム「14 マツダ ユーノス ロードスター」です。
定番トミカ「No.98 テスラ モデル 3」はアメリカのテスラから2017年に登場、完全電気自動車として瞬く間に世界中に浸透していった最先端を行くクルマです。一般的なクルマはフロントに空気取り入れ口の大きなグリルを持っていますがテスラ・モデル3にはそれがなく、デザインの特徴ともなっています。トミカでどのように表現されるのかが楽しみですね!
トミカプレミアムの「14 マツダ ユーノス ロードスター」は日本のマツダから1989年に発売され、世界に衝撃を与えた小型2シーターのFRオープンカーです。現在でも後継車種が発売されていて人気の高さがうかがえます。人馬一体というキーワードで開発されたロードスターは素晴らしいドライビングでドライバーを笑顔にします。販売チャネルのユーノス店から登場したことでユーノス・ロードスターと呼ばれています。
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