特別企画

トミカ新車インプレッション 5月は「トヨタ センチュリー」、「日産 180SX」が登場!

The Chauffeur CENTURY「No.115 トヨタ センチュリー」

【トミカ No.115 トヨタ センチュリー(通常仕様・初回特別仕様)】

  • 価格:各594円(税込)
  • スケール:1/71(全長:約72mm)
  • アクション:サスペンション

 日本のトヨタが誇る最高峰のクルマ“センチュリー”。1967年に初代が誕生してから現在に至るまで技術革新を注ぎ込み続け、至高の存在であり続けているクルマです。このクルマは日本の各界のリーダーを後席に乗せ、まさに日本の歩みを着実に前へ進める存在でもあります。

【No.115 トヨタ センチュリー】

 その堂々たるデザインはどのクルマとも違うイメージを放ち、風格と気品をも纏っています。“鳳凰”のエンブレムには「継承と進化」が託され、トヨタ最高峰の技術で日本独自の繊細な美意識やおもてなしの心を具現化しています。乗られる方を「安全に心地よくお連れする」というクルマとして第一に持つべき性能を先進技術で、時代が要請する環境性能を最大限に実現することも使命として持たされているクルマです。

 センチュリーは1967年に初代が登場。同年は昭和42年であり同時に明治100年にもあたること、さらにトヨタグループの創設者である豊田佐吉翁生誕100年であることに由来しており“世紀(100年)=Century”と名付けられました。昭和100年となる2025年現在では3代目が登場しておりトヨタを、日本を代表する高級車としてその威厳を保っています。

 トヨタの最高級車であるセンチュリーは全てにおいて最高の素材・しつらえ・製法・性能が与えられており、専用の運転手によって要人を後席に乗せ(ショーファー・ドリブン)て安全に目的地に送り届けることをその命題とし、御料車や内閣総理大臣専用車としても使用されています。

【No.115 トヨタ センチュリー:パッケージング】
通常仕様:ブラック×シルバー
初回特別仕様:ホワイト×シルバー

 それではトミカになった「No.115 トヨタ センチュリー」を見ていきましょう。モデルとなったのは2023年に登場したSUVタイプ(GRG75型)で、現在“センチュリー”という名称はこのボディタイプの事を指し、2018年登場のセダンタイプ(UWG60型)は“センチュリー(セダンタイプ)”という名称になります。センチュリーとしてはどちらも3代目にあたります。

 カラーリングは通常仕様がブラック・シルバー、初回特別仕様がホワイト・シルバーとなっています。実車ではそれぞれブラック・シルバーは「輪宝(りんぽう)ブラック×シルバー」、ホワイト・シルバーが「白鶴(はっかく)プレシャスホワイトパール×シルバー」という名称のカラーがあります。特別なネーミングが格式をさらに高めています。

【No.115 トヨタ センチュリー:全周とアクション】
フロント:スクエアな形状のフロントマスク
サイド:重厚さと優雅さを兼ね備えたSUVスタイル
リア:このクルマが有する実直なキャラクターを表現
シャーシ:シルバーであっさりとしています
アクション:サスペンション

 エクステリアは角は丸められてはいるものの全体的に四角く角ばった印象です。これは初代から踏襲されているもので、その面構成は「几帳面」とも呼ばれます。この「几帳面」とは平安時代に編み出された面処理の技法を言い、特にサイドビューの並んで走る2本の線が描くごくわずかな隙を1本の線として際立たせています。クルマ全体が持つスクェアなスタイリングは実直なキャラクターを表現し、一目でセンチュリーとわかる唯一無二なデザインになっています。

 サイドから見るとセダンタイプよりリアのボリュームが大きくなるSUVタイプで高貴さに重厚感が備わっています。SUVだとアクティブさを感じるはずですがセンチュリーではフォーマルなシーンにもよく似合う優美なシルエットにも見えてきます。フロント中央の大きなグリルとこれまた大きくスクェアな左右のヘッドライトと灯火類。シルバーメッキで仕上げられた車体前後左右を囲うバンパー類も特徴的で高貴な印象を与えています。

【No.115 トヨタ センチュリー】
センチュリーのイメージはやはりブラックでしょう!
実直であり、重厚感もあるSUVスタイルのサイドシルエット
リアまでスクェアな形状でキャラクターを表現しています
ホワイトには高貴であり華やかな印象も漂います
後席に乗る方の居住性を高めるSUVスタイル
見る者をシャキッとさせる雰囲気を持つリア
センチュリー=セダンというイメージを払しょくさせるSUVスタイル
そのスタイルは時代と共に要求される性能を取り入れて変化してきました
でも基本的には専属の運転手がいるショーファー・ドリブンのクルマということに変わりありません
クルマが醸し出すイメージが乗る方をもイメージさせます
ホワイトのルーフがブラックアウトされているのは実車でパノラマルーフが装備されているため
リアウインドウはルーフ同様塗装での表現です
サイドビューでのフロントからリアへかけてのキャラクターラインもくっきり浮かび上がります
2台並ぶと荘厳なイメージが増幅されます!
なんだかテレビの中継で見るような光景です
どなたが乗っておられるのでしょうか、沿道の皆さんも見えるようです
ヘッドライトはクリアーパーツ!バルブの形に見えるモールドもされています!
そのヘッドライトはサイドからも見えます
リアのコンビランプは塗装で表現されます
ルーフのパノラマルーフはブラックでは目立たない印象です
フロントグリルは目の細かいメッシュを再現、鳳凰のエンブレムもプリントされています
車体下部を囲うシルバーのバンパーとのコントラストが美しい
サイドウインドウ周囲のメッキモールもきらりと光ります
リアには“CENTURY”と鳳凰のロゴをプリントしています
3代目センチュリーの荘厳なスタイルがかっこいいです!
いつかは後席に乗ってみたいものです!