特別企画

トミカ新車インプレッション 5月は「トヨタ センチュリー」、「日産 180SX」が登場!

日産からのプレゼンテーションです。「06 日産 180SX」

【トミカプレミアム 06 日産 180SX】

  • 価格:990円(税込)
  • スケール:1/62(全長:約72mm)
  • アクション:左右ドア開閉

 日本の日産から1989年に登場した「180SX(ワンエイティー・エスエックス)」は3ドアハッチバッククーペタイプのスポーツカーです。同社のS13型シルビアの姉妹車にあたり、北米仕様の「240SX」を日本仕様としたものです。当時自動車メーカーがこぞって発売したリトラクタブルライト、3ドアハッチバック、FR(フロントエンジン・リア駆動)レイアウトのスタイリッシュなクルマです。

【06 日産 180SX】

 今回トミカプレミアム化されたのは1989年から1991年まで製造された前期型で180SXはこの後に中期型(1991年~1996年)、後期型(1996年~1999年)とマイナーチェンジを続けるほどの人気を博します。姉妹車シルビアが3ナンバーになっていったことも5ナンバーをつらぬいた180SXのステータスを押し上げた要因ともなりました。

 前期型180SXの型式は“RS13/KRS13型”でS13型シルビアの姉妹車であることがよくわかります。フロントバンパーには“豚鼻”という愛称がつけられたグリルがあり、これは当時の日産のアイデンティティーであった翼形グリルをイメージしていますが実はダミーで前期型フロントフェイスの特徴となっています。

【06 日産 180SX:パッケージング】

 それではトミカプレミアムになった「日産 180SX」を見ていきましょう。前述の“豚鼻”があることと、リアのコンビランプの形状から前期型がモデルとなっているようです。ボディーカラーはブラックとなっていて実車では「スーパーブラック」という名称のカラーがあります。

 フロントには特徴的なリトラクタブルライト可動のアクションを搭載しています。左右ドアも開閉してこういった特別なアクションを持つトミカの楽しさを感じられます。開いたドアからは車内がよく見え、ヘッドレストまで一体となった特徴的な前期型のシートの内装を実車に設定されていたグレーのカラーで表現。コントラストがくっきりし、影が際立つことで車内がよく観察できます。

【06 日産 180SX:全周とアクション】
フロント:シャープでスタイリッシュなフロントフェイス
サイド:当時流行のリトラクタブルライトで3ドアハッチバッククーペスタイルのボディ
リア:大きくとられたリアハッチバックのウインドウが特徴
シャーシ:中央に走るフロントのギアボックスからリアへのプロペラシャフトなどが見えてメカメカしくて楽しい!
アクション:左右ドア開閉/リトラクタブルライト可動

 トミカプレミアムシリーズは実車のホイールを忠実再現するのが毎回注目ポイントとなっています。今回の「180SX」でも実車の純正ホイールを忠実に再現しています!ディッシュタイプでありながら、ホイール外周部を廻るように多数の穴が開いていて、その穴の形状から通称「火の玉ホイール」と呼ばれている純正ホイールを精密に再現しています。このホイールは他の車種にも採用されています。

【06 日産 180SX:ディテール】
リトラクタブルライト装備でスタイリッシュなフロントマスクの180SX!
3ナンバーサイズでコンパクト。上下に薄く、のびやかなシルエットでファンも多い!
左右をつなぐ大きなコンビランプも前期型の特徴
走りが楽しそうなシルエット!180SXは自分でハンドルを切って楽しむクルマです
大きな面積を持つリアハッチバックウインドウ周辺
フロントバンパーに“豚鼻”ダミーインテイクを確認!
エンジンフードにはキャラクターラインが走っているのもわかります
リアハッチバックウインドウ周辺は塗装されていることがわかります。細かい!
左右をつなぐ大きな面積のリアコンビランプはクリアーパーツを採用!
左右ドア開閉とリトラクタブルライト可動アクションを装備!
大きく開くドアとグレーの内装カラーで車内も明るく見ることができます
前期型シートも忠実に再現しています
リトラクタブルライトがかわいくもかっこいい!このライト憧れましたね
ヘッドライトはシルバーの塗装で表現され、ウインカーも塗装です
ダッシュボードのディテールも再現されています
ステアリングの角度がドライバーを本気にします!
“火の玉ホイール”!単なる丸ではなく、しっぽが付いていてそのように見えます
左右で同じデザインなのでしっぽの向きが反転します
リアエンドには“NISSAN”/“180SX”のロゴをプリントで表現しています
“180SX”はサイドのBピラーにも!
リアエンドには上面にスポイラーが装備されています

今回の3モデルは2025年5月17日(土)発売!

 今回ご紹介させていただいた5月のトミカ新車「No.115 トヨタ センチュリー」とトミカプレミアム新車「06 日産 180SX」はトミカの日にあたる第3土曜日の5月17日に発売予定となっています。

 なお、今回定番トミカの「No.106 ホンダ CT125・ハンターカブ」、「No.115 ホンダ FU655 ラッキー」と入れ替えとなります。トミカでは珍しい部類のバイクと耕運機という4輪ではないトミカはそれだけでも希少な価値がありますね。どちらもクリアー素材のフィギュアと台座が付属していて情感豊かにデスクトップを飾ってくれます。

【今回入れ替えとなるトミカ】
No.106 ホンダ CT125・ハンターカブ
No.115 ホンダ FU655 ラッキー

 トミカプレミアムでは「06 フェラーリ F50」と入れ替えとなります。フェラーリの周年記念モデルのF50はその名が示す通り50周年を記念して制作されたスーパーカーで、「F1のエンジンを積んだロードカー」というコンセプトのもと作られたこのF50は当時のF1エンジンをロードカー用に若干仕様を変更。F1マシン同様にボディとエンジンはボルトで締結されているというスパルタンなクルマです。そんな特別なスーパーカーをハイクオリティなトミカプレミアムで納車しておきましょう!

【今回入れ替えとなるトミカプレミアム】
06 フェラーリ F50

来月の注目トミカはこちら!

 次回2025年6月の新車ラインナップの中から筆者の目に留まったのは定番トミカ「No.36 ホンダ アコード」、トミカプレミアム「41 テスラ サイバートラック」です。

 定番トミカ「No.36 ホンダ アコード」は日本のホンダから初代が1976年に中型の3ドアハッチバック車として登場、日本での生産がされなくなりはしたものの、アコード自体が無くなることはなくホンダを象徴するフラッグシップ・セダンとして人気の高い車です。今回のトミカ化では2023年に登場した11代目がモデルとなっています。

【2025年6月登場予定の定番トミカ】
No.36 ホンダ アコード

 トミカプレミアムの「41 テスラ サイバートラック」はアメリカのテスラから登場したトラックです。ここ最近、定番トミカシリーズでモデル3/モデルYが登場していたためサイバートラックを望む方も多かったでしょう。てっきり定番トミカシリーズでの登場かと思っていたところハイクオリティのトミカプレミアムでの登場となりました!クルマ/トラックの概念を覆したデザインのサイバートラックが今から楽しみです。

【2025年6月登場予定のトミカプレミアム】
41 テスラ サイバートラック
【また来月!楽しみに待っていてね!】