特集

BATONの2024年おすすめエアガン5選【年末特集】

「G36C」に「SAND VIPER」や「GLOCK G17」などCO2ガスガン多め

【BATONの2024年エアガン5選】

「BH-G36C DUAL CO2GBB」

「Trinity Hi-Capa 5.1」

「BT-SAND VIPER CO2GBB」

「GLOCK G17 Gen5 MOS CO2GBB」

「URG RYUSOKU-AEG」

 BATONは2024年も数多くの魅力的な新製品を投入した。同社が特に力を入れているのがCO2ガスカートリッジを採用したガスブローバックガン。CO2ガスカートリッジは冬場にも安定して動作するという特性があり、これからの冬のサバゲーシーズンにも心強いウェポンとなる。筆者は2024年、BATON製品に触れる機会が多かったので、それらの中から特に気に入った5製品を紹介していく。


CO2ガスガン「BH-G36C DUAL CO2GBB」

 「BH-G36C DUAL CO2GBB」は、その名のとおりCO2ガスカートリッジをデュアルで装着できるマガジンを採用したガスブローバックアサルトライフル。CO2ガスブローバックガン随一のキレのいいブローバックと強いリコイルを存分に楽しめる。

 コスパも魅力で、CO2ガスカートリッジを採用した長物というと10万円を超える製品も珍しくないが、本体が54,780円、マガジンが9,658円と比較的手頃な価格を実現している。

 サバゲーに適したデザインも大きな魅力だ。ストックは折り畳み可能なのでインドアやCQBエリアでの取り回しがよく、上部に24スロット、左・右・下部に7スロットのレールシステムが装備されており拡張性が高い。光学機器、フォアグリップ、ライト、ガンカメラなどをまとめて装着可能だ。セレクター、レバーがアンビ仕様なのも、左右にスイッチングしたあとにも操作しやすいというメリットがある。

 ホップアジャスターの移動幅が1センチ以下(7mm前後)ということでやや調整がシビアだが、0.25g弾であれば35メートル先のマンターゲットを十分狙える。肉厚ボディーは剛性も高いので、安心してサバゲーフィールドで振り回せる1丁と言える。

【「BH-G36C DUAL CO2GBB」詳細】
  • 価格:本体54,780円(メーカー希望小売価格・税込)
  • 全長:実測730mm/510mm(折りたたみ時)
  • 銃身長:実測120mm
  • 重量:実測2,702g(空マガジン含む)
  • 弾丸:6mm BB
  • 動力源:12g CO2ガスカートリッジ
  • 装弾数:33+1発


CO2ガスガン「Trinity Hi-Capa 5.1」

 「Trinity Hi-Capa 5.1」は、箱出し状態で、カスタムガンならではのアグレッシブなデザインを実現し、ゲーム向きの機能性・拡張性を備えたハンドガンがほしい方におすすめなCO2ガスブローバックハンドガン。アウターバレルにはトレーサーやサイレンサーを取り付けるためのアダプター用メスネジが切られており、グリップやトリガーガードには滑り止め加工が施されている。フロントには集光サイトが装備されているので、購入してすぐに実戦投入が可能だ。

 本製品のユニークな装備が「スライドストップ」によるホップアップ調整機構。上半分のスライドと、下半分のフレームを固定する「スライドストップ」を外し、180度回転させた状態で再度差し込めば、上回転でホップ強、下回転でホップ弱に調整できる。スライドをはずさなくても、工具なしでホップアップを微調整できるのは非常に便利だ。

 銃身長は113mmなので、長物に比べれば決して長くはないが、0.25g弾であれば30メートル先のヘッドショットを狙えるだけの集弾性を備えている。冬の屋外フィールドでも立ち回り次第で長物に十分対抗できるだけの戦闘力を備えたCO2ガスブローバックハンドガンとなっている。

【「Trinity Hi-Capa 5.1」詳細】
  • 価格:27,280円(メーカー希望小売価格・税込)
  • 全長:220mm
  • 銃身長:113mm
  • 重量:実測約572.5g(マガジンを除く)
  • 弾丸:6mm BB
  • 動力源:CO2ガスカートリッジ
  • 装弾数:26+1発


CO2ガスガン「BT-SAND VIPER CO2GBB」

 ハンドガンに光学サイトが必要かどうかは意見が分かれる。しかし、少なくとも、バリケートから薄く出ているプレーヤーに1発で当てるためには、光学サイトがあったほうが断然有利なのではないだろうか。

 この「BT-SAND VIPER CO2GBB」は、映画「ジョン・ウィック:コンセクエンス」においてジョンの愛銃として登場した「PIT VIPER」の兄弟機をCO2ガスブローバックハンドガンとして再現したもの。

 銃本体にTrijiconピッチのネジ穴が設けられており、Doctorピッチ、C-Moreピッチ、LeupoldピッチのMOSプレートが同梱しており、4種類のピッチのドットサイトをそのまま装着できる。つまり、本製品と対応ドットサイトさえ購入すれば、ドットサイト付きハンドガンが完成するわけだ。

 集弾性も良好で、前述した「Trinity Hi-Capa 5.1」と同様に、0.25g弾で30メートル先のヘッドショットを十分狙える。また、BB弾を31発装填可能なマガジンを3本持てば1ゲームを十分戦えるし、タンカラーのボディーは秋・冬の屋外フィールドにピッタリだ。そして、いかにも攻撃的なフォルムは、サバゲープレイ時の気分を盛り上げてくれる。

【「BT-SAND VIPER CO2GBB」詳細】
  • 価格:36,080円(メーカー希望小売価格・税込)
  • 全長:223mm
  • 銃身長:95mm
  • 重量:約694g(マガジンを除く)
  • 弾丸:6mm BB
  • 動力源:CO2ガスカートリッジ
  • 装弾数:31+1発


CO2ガスガン「GLOCK G17 Gen5 MOS CO2GBB」

 「GLOCK G17 Gen5 MOS CO2GBB」は、GLOCK社から日本正規ライセンスを取得し、同社監修により忠実にモデルアップしたCO2ガスブローバックハンドガンだ。スライドカット、グリップパターンを忠実に再現しつつも、スライドは日本市場に合わせて樹脂製を採用している。

 さらに、特徴的な「MOS」(モジュラー・オプティック・システム)も再現されており、Docterピッチ、Trijiconピッチ、C-Moreピッチ、Leupoldピッチの4種類のMOSプレートを装着することで、多くのドットサイトを取り付け可能だ。

 なお、2025年1月18日には、コンパクトモデルの「GLOCK G19 Gen5 MOS CO2GBB」が発売予定。「GLOCK G19 Gen5 MOS CO2GBB」は、「タニオコバ CO2 8g カートリッジ」に対応する「CO2 8gマガジン」を新設計することで、コンパクトなGLOCK G19をCO2ガスガンで実現している。G17、G19のどちらを買うか悩ましいところだ。

【「GLOCK G17 Gen5 MOS CO2GBB」詳細】
  • 価格:36,080円(メーカー希望小売価格・税込)
  • 全長:202mm
  • 銃身長:100mm
  • 重量:約710g(空マガジン含む)
  • 弾丸:6mm BB
  • 動力源:CO2ガスカートリッジ
  • 装弾数:24+1発


電動ガン「URG RYUSOKU-AEG」

 「URG RYUSOKU-AEG」は、BATONの「流速チューン」を箱出し状態で利用できる10.5インチ電動ガン。「流速ルーズバレル6.10」、「流速面ホップアップパッキンセット」が標準で装着されており、箱出し電動ガンとしては最高クラスの弾道性能を備えている。

 MOSFET、フルメタルティースピストン、ステンレススチールシリンダー、ダブルOリングシリンダーヘッドにより耐久性も確保。電子トリガーは搭載されていないが、13枚歯セクターギヤを採用し、11.1Vリポバッテリー仕様とすることで、レスポンスのよさ、秒間約20発の連射性能を備えている。バリケート越しでの撃ち合いでも、キレのよさ、精度の高さにより、有利に戦えるはずだ。

 重量は約2,580gと軽量で、フォールディングストックアダプターにより折り畳んで持ち運び可能。この軽さと取り回しのよさは、インドアフィールドでも活きてくる。メタルハンドガードの剛性が高く、ラフに扱えるのも魅力だ。サバイバルゲームでの実用性を重視したBATONらしい電動ガンといえる。

【「URG RYUSOKU-AEG」詳細】
  • 価格:58,080円(メーカー希望小売価格・税込)
  • 全長:約73~81cm
  • 重量:約2580g
  • 弾丸:6mm BB
  • 動力源:11.1Vリポバッテリー
  • 装弾数:300発(多弾数マガジン)


2024年の総括と2025年の展望

 2024年はCO2ガスブローバックの中でも、ハンドガンを数多くリリースしてきたBATON。前述のとおり年明けにはコンパクトモデルの「GLOCK G19 Gen5 MOS CO2GBB」がリリースされる予定であり、「GLOCK」シリーズを再現したCO2ガスガンの定番となるだろう。

 個人的に楽しみなのが「BG-PCC LITE CO2GBB」。「ホップ周りを改良して命中精度が向上」と謳われており、CO2ガスカートリッジを採用したアサルトライフル「BG-PCC CO2 GBB」よりも集弾性能が向上しているようだ。来年は、CO2ガスカートリッジを採用したアサルトライフルのバリエーションを増やしてくれることを期待したい。