【GUNPLA EXPO】名場面の“変身”を完全再現 ！ 「REAL EXPERIENCE MODEL RX-0 ユニコーンガンダム(AUTO-TRANS edition)」の詳細が明らかに

　BANDAI SPIRITSホビー事業部は新宿住友ビル三角広場にて、ガンプラ40周年を記念したイベント「GUNPLA EXPO TOKYO 2020 feat. GUNDAM conference」を開催した。本稿では開催に先がけて行なわれた内覧会から、「REAL EXPERIENCE MODEL RX-0 ユニコーンガンダム(AUTO-TRANS edition)」を取り上げたい。

　「REAL EXPERIENCE MODEL RX-0 ユニコーンガンダム(AUTO-TRANS edition)」(以下、「REAL EXPERIENCE MODEL ユニコーンガンダム」)は、内蔵ギミックによりユニコーンガンダムの“変身”ギミックを再現した胸像モデル。変形そのものは頭部のみだが、劇中通りの完全変形が実現している。プレミアムバンダイにて2021年夏発売予定で価格は未定。単3電池6本を使用予定。

【REAL EXPERIENCE MODEL ユニコーンガンダム】

ユニコーンモードからデストロイモードへ、オートマチックでスムーズに変身する。この商品のウリはこの変身にとどまらず、劇中の変身シーンを、光、作動音、セリフ、音楽で再現しているところだ

　ユニコーンガンダムは一本角の「ユニコーン」モードから、全身のサイコフレームを露出させ、サイコフレームが輝く「デストロイモード」に“変身”する。サイコフレームがなぜ光るかもわかっていない未解析の力を持つMSであり、全身が大きく変わるそのギミックは、変形と言うより変身という表現がぴったりだ。本商品の大きな特徴は、ユーザーの手を使わずにユニコーンが姿を変えるギミックが実現しているところにある。

　開発チームはこの変形を無機質なものではなく、ユーザーが変身の楽しさを感じ、何度もそのギミックを遊ぶようにしたいと考えた。その提案が「劇中の再現」だ。ユニコーンガンダムが登場するOVA「機動戦士ガンダムUC」は全7巻からなり、全7巻にはさまざまな変身シーンがある。商品ではその中から各巻1つの変身シーンをピックアップ。7パターンの変身シーンを収録しているのだ。

　最初のクシャトリアとの対決シーン、サイコフレームが赤から緑に変わるシーン……など、全7巻のOVAから7つの変身シーンを抽出、セリフ、音楽、変身のタイミング、全てをそのままにするためこだわって変身プロセスのタイムテーブルを作り、劇中そのままの変身シーンが製作された。開発スタッフは「ぜひ映像と一緒に見比べて下さい、一層楽しいと思います」と語った。なお、変身は商品の横にあるパネルで行なうことができる。

　主人公・バナージの想いに応えるようにその秘めた力を解放するユニコーンガンダムの姿は大きな山場だ。「REAL EXPERIENCE MODEL ユニコーンガンダム」はその追体験を可能とする商品である。完成品ではなく、ユーザーが組み立てる要素を入れているのもこだわりポイント。気分が盛り上がること間違いなしのアイテムだ。

【REAL EXPERIENCE MODEL ユニコーンガンダム】

様々なパーツが複雑に動く。劇中にきわめて近い変形も実は再現が難しかったところ。ちなみに胸部分は変形メカニズムは仕込まれていない

胸部分の出っ張りなど、基本的なデザインは、「MGEX 1/100 ユニコーンガンダム Ver.Ka」を踏襲しているという