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【静岡ホビーショー】モデラーズクラブ合同作品展示会の先行展示がスタート。力作の数々に小中高生も興味津々

【第60回 静岡ホビーショー】

開催日
業者5月11・12日
小中高生5月13日
一般14・15日
入場料:無料

場所:ツインメッセ静岡(静岡市駿河区曲金3丁目1-10)

 静岡ホビーショーの一般公開日に、会場の一角を使って行われる、全国の模型愛好家による作品展示会「モデラーズクラブ合同作品展」。31回目を数える今年は、260を超える模型クラブが約8,600点の作品が展示される予定だ。今年の展示会に参加する一部の模型クラブが、小中高校生招待日の5月13日に先行して作品を展示し、当日のメイン来場者である子ども達に披露していた。

あいにくの雨に見舞われた、小中高校生招待日の静岡ホビーショー
5月13日は平日ということもあり、先行参加したクラブの卓は、南館会場の1/3程度だった
子ども達も緻密な作品に興味津々。熱心に説明するモデラーの姿も
独自にワークショップを開くところもあった

 イベントの一般公開と同じく3年ぶりの開催ということで、展示された作品は力作揃い。ジャンルも作風も大きさも実に多様だが、その全てに作者の情熱が込められている。この日の出展はツイメッセ南館の展示会場1/3程度。ここではそのほんの一部しか紹介できないのは本当に残念なのだが、本番となる14~15日には同会場の南館と西館で、膨大な作品を見ることができるはず。普段はあまりない、モデラー諸氏と作品について直接話す絶好の機会でもあるので、当日会場に足を運ぶ人は、これらの作品群を楽しんでみてほしい。

ミリタリーモデルの定番の戦車達は、展示会にも多数並んだ
ビッグスケールの戦車も展示。子ども達がその大きさに驚いていた
ダムバスターズがダムを爆撃する壮大なジオラマ
戦車と同様、多数展示された戦闘機や攻撃機もマストだ
光り輝く巨大なモビルアーマー。電飾や電動のギミックも見ていて楽しい
戦闘機とはまた違う、身近な魅力を持つ新旧の旅客機
スマホに動く背景と影を映して演出された、手のひらサイズのメーヴェのジオラマ
こちらの複葉機は、詳しい機体解説が添えられていた
ペーパークラフトで作られたモデル。左上のティーガーIはダンボールでスクラッチしたそうだ
イギリス式設計の日本軍の巡洋艦が並ぶこだわりの展示
「超時空要塞マクロス」と「宇宙戦艦ヤマト」のコラボレーション展示
内部を見せるために大胆にカットされた戦闘機
城の情景と工作機械というユニークな並びも、この展示会ならでは
内部まで作り込まれた深紅のレーシングマシン
EL&Pのアルバム「タルカス」のジャケットを立体化した、筆者のツボに入った作品 (手前)
昨年末の「クリスマスフェスタ2021」でも紹介した、たなかよしみ氏のミキシングビルド作品
モビルスーツも作者の作風が出ていて面白い
アラフィフ世代にはグッとくる、アニメや特撮のメカ達
実物の航空機に紛れたVFシリーズ。 違和感がない
凄い数の「たまごひこーき」シリーズが並ぶ圧巻の展示
様々な生物を独自のセンスのもと、メカニカルに造形した作品
グッドスマイルレーシングチームのマシン。ミクの絵柄はなんと手描き!
1人の少女が100台の車両を率いる、自衛隊への感謝を込めた壮大なジオラマ。俳優・石坂浩二氏のプラモデルクラブ「ろうがんず」の作品だ
バンクシーの作品を立体化したジオラマ。タミヤの人形改造コンテスト参加作品とのこと
模型雑誌に掲載されたモデラー氏のジオラマ作品。見たことがある人もいるはず
手のひらサイズのヴィネットは可愛く、心が癒される
ガンプラ、SDガンダム、ミニ四駆、ルアープラモなど、バラエティに富んだ作品が並ぶ
展開中の「F90 A to Z PROJECT」の武装が並ぶ。これでまだ1/3程度なのだとか
スクラッチとミキシングビルドで作られたMSテイストあふれるオリジナルメカ。電飾やスモークのギミックを内蔵
「未来少年コナン」の巨大なバラクーダ号。要所には劇中シーンを再現したフィギュアがおかれている
宇宙を舞台にした実在のロケットや人工衛星などを制作
左のローラT70 Mk-II スパイダーは、クーペタイプを改造して内部を作り込み、シフトレバーとギアが連動して可動する繊細なギミックを搭載している
数はそれほど多くないが、キャラクターモデルの出展も
展示の卓をスターティンググリッドに見立てた、F1のジオラマ
こちらも雑誌の作例として製作された作品群。作者は学校や自治体でプラモデル講師をしているそうだ
細部まで作り込まれた大型のジオラマは見応えバツグン。隅々まで眺めてみよう
カーモデルのクリアボディに美麗なペイントを施した作品群
スケール感をあえて意識せず、多彩なメカを設置した格納庫のジオラマ