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新製品をこの目で見たい! 来場者の熱意に圧倒された「第64回 静岡ホビーショー」一般日レポート【#静岡ホビーショー】

【第64回 静岡ホビーショー】
会期
業者招待日:5月13日、14日
小中高校生招待日:5月15日
一般公開日:5月16日、17日
会場:ツインメッセ静岡(静岡市駿河区曲金3丁目1-10)
入場料:無料
※入場には事前登録が必要

 静岡模型教材協同組合は、イベント「第64回 静岡ホビーショー」の一般日を5月16日、17日に開催した。5月16日からは一般ユーザーが入場でき、各メーカーの新発表の商品を見ることができるだけでなく、グッズや会場限定商品も購入できる。一般日入場者を制限するため予約制になっていたが、受付開始と共にあっという間に規定数に達してしまった。来場者は事前に取得したQRコードがないと会場に入れないのだが、始まった瞬間黒山の人だかりとなった。

入場を待つ待機列の先頭。ユーザーの期待感を強く感じた

 こういった状況もあり、コロナ禍以前の「誰でも遊びに来られる地元のお祭り」という、地元の子供やお年寄りがふらりと訪れるという雰囲気は薄れてしまった。一方で、模型ファン達のあふれる熱気を感じる場となっていた。本稿では一般日初日、5月16日の様子をお伝えしたい。

 まず、会場と同時に来場者の多くが集まったのがBANDAI SPIRITSブースだ。BANDAI SPIRITSは会場での快適な環境を確保するため、ブース入場者を制限している。この希望者が非常に多く、待機列が会場内では収容できず、外にまで連なるような状況だった。入場希望者の列は開場後2時間近くたっても長いままだった。

 彼らが最も期待するのは「ガンプラの新製品」なのだ。特に「HG 1/144 ハンブラビ(GQ)」や「MGSD クシャトリヤ」といった初登場のガンプラは注目度が高かった。入場からガンプラの新製品コーナーまでずらりと列が続き、その流れに従わなくては新商品が見られない。このため皆はきちんと列が流れるのを待って新製品を見ていた。

【BANDAI SPIRITS】
多くの人が真っ先に集まったBANDAI SPIRITS
特にガンプラ新コーナーは非常に人気だった
入場待機列。昼過ぎでも会場の外まで長く続いていた

 東京マルイの新製品も人気だった。特に会場発表の「ガスブローバック 20式 5.56mm 小銃」のコーナーには人が集まり、説明を聞くだけではなく、試射(空撃ち)をするためにも待機列ができた。自衛隊が実際の訓練に使用するようなリアルな外観、強烈なブローバックなど銃の細部をしっかり確認し、試射を行っていた。

【東京マルイ】
「ガスブローバック 20式 5.56mm 小銃」は一番人気。エアソフトガンの試作品を手にしたい人が待機列を作っていた
「電動ガンエボルトRS FPR MK 4」も人気

 タミヤも特徴的だった。今回のタミヤは従来の会場レイアウトを大きく変えた。これまではRC、スケールモデル、ミニ四駆など、各ジャンルでコーナーを形成し、どちらかというと熱心なユーザーや小売店向けのレイアウトで、あまり知識がない人にはどんなものが見られるのかわからないところがあった。

 今回タミヤは「クリックロック 恐竜シリーズNo.1 フクイラプトル」を前面に押し出したコーナーを大きく設置、フクイラプトルの絵と、博物館から貸与されたレプリカの化石、そして「フクイラプトル」の模型を前面に押し出し、その金型まで展示した。従来のタミヤコーナーはいくつかの"島"で構成されていたのだが、この中心にどーんと恐竜を提示したのだ。この戦略は大いに当たったようで、フクイラプトルの説明を聞くユーザーが集まっていた。

 もう1つが「ランチボックス EVO.」。巨大なタイヤを持つランクルの実車を展示、さらに走行コーナーでユーザーの目を惹いていた。またプラモデル射出成形機コーナーや物販も人気を集めていた。

【タミヤ】
「フクイラプトル」を前面に押し出したコーナーを大きく設置。来場者の興味を強く引いていた
ミラーコーティングや、スケールモデルにも注目が集まった
ミニ四駆のボディを射出成形するコーナーも大人気

 このほか、コトブキヤの「メガミデバイス」や「フレームアームズ・ガール」の人気IPの新商品は、"撮影待機列"を作ることで入場者を誘導、来場者がきちんと新製品を撮影できる環境を提供していた。アオシマの「けもプラ」コーナーには女性ファンの来場者が多かったり、童友社のツールを試す人の熱意を感じたりと、改めてホビー商品を手にする人たちの姿を実感できた取材だった。

 会場で強く感じるのは「ユーザーのメーカーへの期待感」だ。筆者たちのようなメディアだけでなく、インフルエンサー、そしてメーカー自身の告知など、現代では様々な方法で静岡ホビーショーで発表される新情報は事前に明らかになり、詳しく解説される。大きな写真でも見ることができる。

 しかし、「自分の目で見たい」のだ。その試作品の展示を、新情報を自分の目で見たい。そして会場にいる担当者と言葉を交わし、より詳しい情報を知りたいのである。ホビーショーでは会場限定販売商品などもあり、販売コーナーも賑わっているのだが、それ以上に新製品に集まるユーザーの熱気がすごい。

 「ガンプラ」の新製品や、タミヤの「ミラーコーティング」に集まり、自分の目で見よう、自分のスマホで写真を撮ろうという非常に熱心なユーザー達の姿勢を感じた。入場制限がかかってしまうような状況の中、改めてユーザーのコンテンツに対する熱気を実感したホビーショーだった。

童友社のツールにも関心が高いユーザーが集まった
コトブキヤのタッチ&トライコーナー
コトブキヤは各ブランドのための撮影導線でユーザーを整理していた
アオシマの「けもプラ」は女性ファンが多かった印象がある
アオシマの「VF-11」にも注目が集まった
アオシマの「楽プラ」も人気
マックスファクトリーの「PLAMATEA」に集まるユーザー
グッスマの「モデロイド パトレイバー」を見ながら自分の思いを語る人も
京商の「ミニッツ」
京商のRC実演もおなじみだ
S14の「コブラ」は注目度が高かった
アーテックブースで出展していたプリアンファの「PRIZMO」。エアブラシなしのメタリック塗装ができる塗料として注目を集めていた
ハナヤマの「はずる」はキャラクター性を強く打ち出すことでユーザーの興味を引いていた
ゴッドハンドの販売ブースも人気
スジボリ堂は黒山の人だかりが。ユーザーのツールへの熱意がはっきりわかる
KADOKAWAブースも人気を集めていた
【RCフェスティバル】
静岡市南部体育館で開催されるRCメインのイベント「RCフェスティバル in ホビーのまち静岡」はRCファンが集まり熱戦を繰り広げた