レビュー

ガンプラ「SDガンダムワールド ヒーローズ」レビュー

大猿変身に、銃の組み替え、謎に包まれた大型武器……遊びどころたっぷりの新SDガンダム

 それでは組み立てたそれぞれのギミックを見ていきたいと思います。「悟空インパルスガンダム」は、第1話から大暴れした大猿”剛猿形態”の再現にはパーツを付け替えて再現できます。

 頭部などに付けられているクリアーパーツを外し、組み替えて”剛猿形態”になります。耳の横に付いていた巨大な”手”のパーツは靴に接続して悟空の手に持たせることで大きくシルエットを変えます。額のマスクパーツは正面に接続して顔全体を覆います。今度の「SDガンダムワールド ヒーローズ」ではこの”仮面”がキーワードになるようです。クリアーパーツは割れやすいので取り扱いは要注意!

【悟空インパルスガンダム】

 「サージェントヴェルデバスターガンダム」の銃である「EXT-マグナムLB」はレーザーや散弾などの弾種を切り替えることができ、腰のフロントアーマーは「ジャスティスロック」と言う手錠のような武器です。

 劇中でこれらの装備はまだ活躍していませんが”ジャスティスレールガン”という隊長にのみ使用を許可された装備があり、第1話では悟空をしとめるためにこちらが使用されました。こちらはガンプラでの展開(SDW HEROES サージェントヴェルデバスターガンダムDXセット)が予定されていますから楽しみが広がります。

【サージェントヴェルデバスターガンダム】

 「信長ガンダムエピオン」が第4話で初登場した際は、ほんの少しの登場でしたのでこのキットにある刀”へし切長谷部”がどのように使われ、必殺技として付属しているこれらのクリアーパーツでどうパワーアップするのか興味深いです。

 オリジナルのガンダムエピオンがムチ状の斬撃装備を持っていましたが、この必殺技<絶刀・燬灼龍穿(ぜっとう・ひじゃくりゅうせん)>のパーツは折れ曲がるようになっていますので似たような攻撃ができるのではないかと想像しています。ほんの少しの登場でも信長のキャラクターはミステリアスでどういった展開をしていくのか非常に楽しみです。

【信長ガンダムエピオン】

“感激”を覚える最新のSDガンダムのギミックと完成度

 冒頭でも書いたように筆者がSDガンダムのガンプラに触れるのは30年近くぶりとなります。その間はリアルタイプのガンプラを作り続けていたのでそれなりの進化具合は見てきたつもりです。そして今回SDガンダムのプラモデルを触ることができてここにもガンプラの技術進化を感じることができてとても楽しかったです。

 豊富な色分けはパーツで分割されシールで補完することでよりアニメに近づけられるので感激しっぱなしでした。このガンプラを組んでからアニメ「SDガンダムワールド ヒーローズ」を見るとまた違った間隔で見れるのではないでしょうか。ガンプラにはそういう特別な味わい方法があると思います。物語が進めば彼らがパワーアップしていき、ガンプラでもそれが表現されるとの話を聞いていますのでアニメの配信・放送回を見てグッときたバージョンの悟空(すでに沙悟浄にもなっていますね)や他ガンダムを揃えてみると圧巻のコレクションになりそうです。久しぶりに毎週が楽しみなガンダムが始まりました!

【SDガンダムワールド ヒーローズ】
この冒険に乗り遅れるなよ!