レビュー

ガンプラ「HG 1/144 ガンダムF91ヴァイタル 1号機&2号機セット」レビュー

完成!「HG 1/144 ガンダムF91ヴァイタル 1号機&2号機セット」

 やっぱり2機が揃うと壮観です。この2機は開発機なのでお互い同じ装備だったり別の装備をさせることでテストの雰囲気が出てきますからこのキットのプレイバリューの高さが感じられます。

 小型MSの再現ということで、各関節は最低限のものしかありません。そのためポージングの際はポロリが発生しやすいのも事実です。とはいえ外れやすいのは壊れにくいことでもありますからゆっくり、もしくはいったん外してからポーズを付けていくのもありだと思います。

【フォトギャラリー】
開発機のテストは複数で行なうのが基本ですね
F91ヴァイタル 1号機
F91ヴァイタル 2号機
索敵も行いながらテストエリアへ移動
射撃性能チェック
2号機によるV.S.B.R.稼働試験
ビーム・サーベル回転によるシールド形成テスト
ビーム・ランチャーテスト
フルウェポン稼働テスト
次期ビーム・ライフルのテスト
敵機を発見か!?
1号機はリミッターが外れ……暴走状態へ!
MEPE(金属剥離効果)状態となったF91ヴァイタル1号機
肩もだいぶ上がります
ふくらはぎ裏のスラスターカバーも展開
V.S.B.R.もなびくように可動できます
ビーム・マシンガンは両手持ちも可能
美しいラインの脚部
RX-78-2ガンダムとの比較。約40年でMSの小型化に成功しました

「HG 1/144 ガンダムF91ヴァイタル 1号機&2号機セット」のレビューを終えて

 2機セット、ということで単純に作業は2倍になることは否定できませんが、細かい作業はほとんどなく組立自体も難しいことはありませんでしたのでさくっと作れてしまった……というのが一番最初の感想でした。出来上がってみるとやはり感動も2倍+αとなりまして、MS開発を実感できるものでもあります。今回は1号機を完成させてからの2号機でしたので予習もばっちり!組み立ても迷うことなくすんなりと進められました。もちろん2機同時に切り出して作業すればもっと時短になると思います。

【2機セットの贅沢な仕様のガンプラ】
2機セットですがパーツも少なくあっという間に完成します

 2021年現在で月刊「ガンダムエース」誌上で「機動戦士ガンダム F91」関連の漫画が読める時代が来るとは思っていませんでした。富野由悠季監督によってノベライズされた小説から、おおのじゅんじ氏によって漫画「機動戦士ガンダムF91 プリクエル」が描かれ、その中にサナリィのモビルスーツ開発の模様が盛り込まれました。

 それによって「機動戦士ガンダムF91」の壮大なストーリーを補完する要素として「F91ヴァイタル」という機体が追加されることになってより楽しめるようになりました。白いF91は映画の企画時点での本来のカラーリング・デザインでしたのでそれが実現されたこともファンとしてはうれしい限りです。そういう観点でこのキットを組んでみるのも楽しいと思います。

【プレミアムバンダイで購入】

icon

icon