レビュー
ガンプラ「MG 1/100 ガンダムヴァーチェ」レビュー後編
ヴァーチェ、マスターグレード化で目標を破壊する。刹那、フォーメーションS32だ!
2021年12月23日 00:00
- 【MG 1/100 ガンダムヴァーチェ】
- 開発・発売元:BANDAI SPIRITS
- 発売日:2021年11月27日
- 価格:8,800円(税込)
- ジャンル:プラモデル
- 全高:約190mm
前編「ガンダムナドレ組み立て編」はいかがだったでしょうか。もうそれだけで十分と思えるほどのガンダムタイプのモビルスーツが組みあがりました。キットのランナーの「ガンダムナドレ」という専用タグを持たせられていたので今後トランザムカラーなどのバリエーション展開もあるのではないか?と期待しているところです。それでは引き続き、組み立てを続けていきましょう。
後編では完成したナドレに増加装甲を被せていき、まさに「ガンダムヴァーチェ」たる姿に組み上げていきます。その後は計画をゆがめてしまう「装甲パージ」を行い、再度ナドレをさらしてみたいと思います。
増加装甲を組み立てる。MGならではの密度感とメカ感でがっちり組める!
それでは早速増加装甲を組み立てていきましょう。パーツを眺めてみるとその量はモビルスーツ1機分……というわけでもありませんが、それぞれのパーツが大きく背部のGNキャノンやGNバズーカなど大物の装備もあるため組みごたえも十分です。
まずは頭部とボディから換装していきます。ナドレは人型にしておくのではなく部位に分けて外しておく方がよいと思います。頭部はケーブルを外し、ほぼ全方向から装甲類を被せていきます。装着し終えるとナドレの表情はまったく見えなくなり、巨大な武装を持つちょっといかつい表情になって面白いですね。ボディは肩を引き出してから装甲を組み付けていく形となっています。
ナドレではほぼ装甲無しの状態でしたが、ヴァーチェの装甲で大幅に増加されます。左右のサイドアーマーはリアアーマーから伸びる形で新鮮です。リアア―マーの黄色いGNスラスター部もボールジョイント接続によってガンダム的なノズルの動きを再現します。フロントアーマーはサイドとリアに比べれば小ぶりですが左右独立可動で裏打ちがあってさすがMGシリーズの密度感を感じられます。
脚部はパーツは少ないものの大型のパーツで構成されます。写真は両脚だと画角に入り切りませんでしたので片脚はすでに組んであります。
腕部はナドレ同様シールとレンズ2枚で前腕のGNコンデンサーを再現します。脚部同様全ての装甲に裏打ちがあってここでもMGシリーズの組みごたえを感じられます。たしかに手間ではあるものの、完成して動かしてみるとこの裏打ちがモノとしての満足度を高めてくれるんですよね。「MG作ったぞ!」という実感が得られてうれしい瞬間です。
GNキャノンは脚部のGNフィールド発生装置とほぼ同じものに片側2基のGNキャノンを左右に計4門持つ大型兵装になっています。構造としては脚部のものとほぼ同じですので同様の作り方をしていけば大丈夫です。
GNバズーカはヴァーチェが持つ最大の装備です。両手で正面に構えて砲身を伸長させて開口、高濃度圧縮されたGN粒子を開放するバーストモードを再現できます。黄色の歯のような内部機構の伸縮も再現されていてGNキャノンとならびさらに大迫力でヴァーチェに持たせると映える装備です。
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