レビュー
ガンプラ「HG 1/144 RX-78-02 ガンダム THE ORIGIN展 Edition」レビュー
シールドにキービジュアルをあしらった限定ガンプラ登場!
2022年2月16日 00:00
- 【HG 1/144 RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版)安彦良和/機動戦士ガンダム THE ORIGIN展 Edition】
- 開発・発売元:BANDAI SPIRITS
- 販売期間:1月22日~3月21日
- 価格:5,400円(税込、チケット代込み)
- ジャンル:プラモデル
- 全高:約125mm
今回レビューするのはガンプラ「HG 1/144 RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版)安彦良和/機動戦士ガンダム THE ORIGIN展 Edition」です。このガンプラは埼玉県所沢市にある「ところざわサクラタウン」で3月21日まで開催されている「機動戦士ガンダム THE ORIGIN展」のグッズ付きチケットで入手できるとてもプレミアムなガンプラです。
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」は2001年創刊の「ガンダムエース」誌上において安彦良和氏によって新たに紡がれたファーストガンダムの漫画版です。TVアニメ「機動戦士ガンダム」を現代の視点をもって安彦氏が再構築した物語となっており、ファーストガンダムを根底に置きながら説得力のあるストーリーの展開に加え、安彦氏の超越した画力をともなって私たちファンを魅了しました。
連載終了間際に「過去編」と呼ばれる、まさに一年戦争の開戦前夜のタイムラインを軸にシャアやセイラ、ザビ家、アムロやその仲間たちの生活を描きつつ、のちの「一年戦争」につながる部分のアニメ化が発表、全6章にわたって劇場公開されることになりました。そして連載開始から21年後の2022年1月、安彦氏によって描かれた珠玉の原画を集めた展覧会が開かれることになりました。
皆さんは“原画”というものをご覧になったことはあるでしょうか。筆者もこれまでにもガンダムを始め他のアニメや映画などの原画展に訪れたことがあるのですが、実際に見てみるととてつもない印象で飛び込んでくる情報量に「すごい……こんな線や絵を(フリーハンドで)描けるものなのか……眼福とはまさにこのこと!」と肉眼を通して脳を揺さぶる迫力を持っていると感じます。
安彦氏の描くその線の繊細さ、うねりによる躍動感や迫力、人物やメカにあたる光と影のコントラストは印刷物ではなかなか伝わってこないんですよね。近年進められているカラー化ではその色の微妙な変化を追いかけていくことで場面や感情さえも感じられるほどです。何度見ても見飽きるなんてことはなく見るたびに新たな発見の連続のオリジン展。ぜひその目で確認してみてください。願わくば全国展開してほしい!切に願っております。
話を限定ガンプラに進めましょう。このオリジン展ではグッズ付きのチケットが2種類用意されていまして、すでに一般販売されている「HG 1/144 RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版)」と「HG 1/144 MS-06S シャア専用ザクII 赤い彗星Ver.(GUNDAM THE ORIGIN版)」ぞれぞれのオリジン展限定バージョンが付属しています。
この限定バージョンの特徴はガンダム、ザクどちらもシールドにオリジン展のキービジュアルをあしらったデザインにできるシールが付属しているところです。1/144スケールとはいえシールドに貼り付けるものですので結構大きなサイズのシールとなっています。ザクはともかくガンダムのシールドは複雑な形状ですので難易度は高いものと思われますがどうなるでしょうか。まずはキット自体を組み立てていき、シールにチャレンジする流れでお届けしていきたいと思います。
▼ガンダムオリジン展限定ガンプラが登場!
▼キットは通常版と同じで前期型と中期型を選んで組み立てる
▼シールドへのシール貼り付けは難易度高し!
パッケージを確認。HGシリーズではあるものの、その構成はRGクラス?
それではパッケージ内容を見ていきましょう。商品的には通常販売されている「HG 1/144 RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版)」と同じものです。A~E、H(F、Gはありません)とポリキャップ、ビームサーベルの計10枚のランナーと、組立説明書、シールが3種類、限定シールと部品交換カードの1枚となっています。やはり大きな限定シールが目立つ存在ですね。
ストーリー上、オリジン版のガンダムは前・中・後期型がありますが、このキットでは前・中期型を選択して組み立てられます。今回は安彦氏が監督を務め、劇場公開日が2022年6月3日とアナウンスされた「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」応援を兼ねて劇中に登場するジャブローにて改修された中期型をチョイスすることにしました。
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