レビュー
「レゴ®スター・ウォーズ デス・スター™ トレンチ・ラン」レビュー
あの胸熱ラストバトルを机上にディスプレイできる!
2022年5月24日 00:00
- 【レゴ®スター・ウォーズ デス・スター™ トレンチ・ラン】
- 発売元:レゴ ジャパン株式会社
- 発売日:2022年4月26日
- 価格:オープン
- 参考価格:8,280円(媒体調べ)
- ジャンル:ブロック玩具
- サイズ:22x15x10cm(WxDxH)
今回はレゴ社から発売された、「レゴ®スター・ウォーズ デス・スター™ トレンチ・ラン」を紹介しよう!映画「スター・ウォーズ」エピソード4のラストバトルを、レゴ ブロックで忠実に再現!その緻密なジオラマモデルをマイデスクやリビングに飾れるなんて、「スター・ウォーズ」ファンなら今年最大の目玉といってもいい商品じゃないでしょうか。
世代によっては「スター・ウォーズ」は過去の名作くらいの認識かもしれないけど、最近はディズニープラスでドラマ「マンダロリアン」や「ボバ・フェット」などが配信され、もうすぐ「オビ=ワン・ケノービ」も配信される予定。つまり、決して過去のコンテンツではなく、現在進行形の人気コンテンツなのだ!
ということで、今回は本商品の魅力を、組み立てから完成品までの過程を見ながら紹介していこう!
「トレンチ・ラン」って何?
映画「スター・ウォーズ」や「デス・スター」の名前くらいは聞いたことがあっても、「トレンチ・ラン」という名前に聞き覚えがない人がいるかもしれない。「トレンチ」とはデス・スター表面にある「側溝」のことで、反乱軍のパイロットたちは、この側溝にある幅2メートルほどの排熱孔にプロトン魚雷を落とすため、命がけの飛行をする……これがトレンチ・ランである。このシーンは、映画「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」のクライマックスである「ヤヴィンの戦い」として描かれる。主人公ルーク・スカイウォーカーが駆るXウイングと、ダース・ベイダー率いるタイ・ファイターたちとの熱い戦いが見物だ。今でこそ、これくらいのSFXでは誰も驚かないが、劇場公開当時はライトセーバーやフォースを含め、本当に未来の世界を見ているようだった。だから、そんな人生を一変するような映画のワンシーンが、手元に残せるなんて超絶嬉しい商品なのである。
なお、今回のモデルは、さすがにレゴ ブロックのミニフィギュアサイズではなく、マイクロスケールでのリリース。レゴ社では、このマイクロモデル商品を昔から出しており、手元にも「レゴ X-ウィング・ファイター&タイ・アドバンスド™」があった。また、マイクロモデルのジオラマバージョンも、ノベルティとして配られたことも多い。なかなか手にすることは少ないが、割とスタンダードなモデルサイズでもあるのだ。
いざパッケージを開封!
さて、早速パッケージを見ていこう。パッケージは黒を基調としており、レゴ社が発売している「大人レゴ 」のデザインである。このシリーズは、本気で大人向けにデザインされているので、レゴ ブロックの楽しさを知るのに最適だと思う。
中にはインストラクションとパーツの袋が6つに加え、大型プレートが3枚ついてきた。インストラクションには、デザイナーのコメントや劇中シーンの紹介などが載っているので、英語がわかればかなり楽しめるはず。いずれにせよ、重厚な作りのインストラクションは、ちょっと高級感があっていい
まずはベースづくり
袋1は、本商品の要となるベースづくり。袋1の内容は、ロングプレートやタイル、基本ブロックや側面スタッド付きのブロックなど、シンプルな構成だ。まずは、大型プレートをロングプレートで固定し、タイルパーツで周囲を囲んで完成させた。ポイントはタイルパーツでレゴ社とスター・ウォーズのロゴ、ダース・ベイダーのセリフ「the force is strong with this one」がプリントされている。このプリントパーツを側面にセットすれば、さらに制作ボルテージがアップされるぞ!
袋2と3でデス・スター のベース部分を作り込もう!
さて、いよいよ 袋2と3を使って、デス・スター の表面を制作しよう。袋を開けてみると、その細かいパーツ群に圧倒されること間違いなし。今回は撮影のために並べてみたが、これらのパーツから、どのような造型が生み出されていくかワクワクする。実際に組んでみると、「へー」「ほぅ」「なんと!」みたいな、組み合わせたパーツから生み出されるディテールに驚嘆してしまうこと間違いなし! この2袋を組んだだけでも「完璧にデス・スターですやん!」と感じるだろう。
袋4と5でデス・スター の壁部分を構築する!
ベースのあとは壁面だ。袋4と5を開けてみると、少し大ぶりなパーツも多く、ベースよりは細かいパーツが少ない印象。これは、壁部分がベースよりも小さいからというのもあるだろう。こちらも、ベース同様に、ユニットを作っては組み込みという作業が多いが、意外と直付けが多かった。これは、あまり厚くなりすぎると、ベース部分を圧迫してしまうからだろう。また、タイル貼りだけの部分もあるが、これもベースと壁とのディテールの差別化に一役買っている。デザイナーさんのセンスがなせるワザだろう。また、壁部分はベースにとらわれないため、はみ出した組み方も多く、自由な発想で縦横無尽も組まれているのが気持ちいい。
戦闘ユニットを組み込もう
最後に袋6を使って、デス・スターの武器や、戦闘機などを組み込む。そのため、袋6は比較同じパーツが多い印象。だが、Xウイングやタイ・ファイター、タイ・アドバンスなどの組み立ては、本セット最大の楽しみだ。これらのモデルは小さい割にディテールに凝っていて、ひと目でどのユニットかわかるレベル。印象的なXウイングのR2-D2ユニットや、タイ・ファイターのキャノピー部分はプリントタイルパーツが使われているが、何と予備が入っているので、パーツさえ持っていれば複製できるのが超絶嬉しいサービス。作ったユニットは、組み込みに透明のバー系パーツを使っているので、まさに劇中のワンシーンを抜きだしたようだ。
完成品を愛でよう!
完成品を眺めていると、裏側は別にしても、どこから見てもデス・スターのトレンチ・ランのワンシーンにしか見えない。説明書通りに組んだとはいえ、自分で作ったことが信じられないくらいのインパクトを感じる完成度だった。一番の目玉といえば、Xウイングを斜めに浮かせていることだろう。これは、バーが斜めについたパーツを使っているのだが、ここに角度を加えたことで、全てのユニットが魂を持って動きだしてくるようだ。脳内には「ピチュン・ピチュン」とレーザーの砲撃音が鳴り響いてくる。
最後に、この商品の最大の欠点を伝えよう。それは……「1個じゃ足りないよ!!」ってこと。もう、10個くらい買って、長い道を作って、レゴ スター・ウォーズ で思う存分、ブンドドしたいところ。レゴ社さんが、ファンサービスとして10個セットとか販売してくれないかなぁ。
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