レビュー
ガンプラ「HG 1/144 ガンダムルブリス」レビュー
2022年10月6日 00:00
組立開始。これはEG+α!?新たなるガンプラのスタンダードはここから始まる!
まずは頭部から組み立てていきます。組立説明書を読んで、パーツを切り出して“ハッ”としました。パーツはたった5パーツながらほぼ垂直に組み上がる方式……“これはEG(エントリーグレード)と同じ組み方?”という印象が浮かびました。
たったの5パーツ、されど5パーツ。各パーツは極限まで1パーツ化されていて面倒なディテーリング用パーツを組付けることもなく頭部が構成されています。EGに似ているとはいえ、さらに+αの構成になっていてツインアイなどはクリアパーツ化、ここはHGシリーズのディテールと組み応えになっています。
ボディ(上半身)を組み立てる。凝縮された構造とインモールド成型に驚く!
さきほどの頭部でも感じましたが、キット全体はEG+αの構造になっています。これが基本構造となってキットを構成しています。ランナー紹介のところをもう一度確認していただけるとわかるのですがすべてのパーツが理路整然と並べられ、まだ初期の機体ということもありパーツが余ることもなくきれいにかんたんに組み上げられます。
腕部と脚部を組み立てる。デザインと設計が見事に融合!これが新HGシリーズ、ルブリスの組み方
続いて腕部を組み立てます。最近のHGシリーズは可能な限りフレームを排除し、必要な部分……関節やメカフレーム色のところだけを用意してそこを装甲で挟んでいくような感じでしたが、このルブリスでは太めのフレーム構造パーツをなるべく1パーツで用意、そこに装甲を貼り付けていくという組み方になっています。組んでみると色のコントラストやガンプラの設計精度の恩恵でパチピタで決まる感覚がとても楽しい作りとなっています。
脚部も同様にフレームを芯に装甲を組み付けていく構造です。
腰部を組み立てる。ここもEG+αの設計を感じる
腰部はいわゆるガンダムタイプとはデザインから違いますので、前後左右に装甲がありません。高度な可動をさせるためにデザインの時点からのぞかれたものと思われます。キットはそれを反映してたった4パーツで構成されていてこれまでにないさっくり組立となりますが、ここもEG+αの設計になっていることで4パーツで実現してくれています。
装備を組み立てる。目玉はやはりビットステイヴ!
装備はバックパック、レシーバーガン(いわゆるビームライフル)、ビーム・サーベル、7基のビットステイヴで構成されるコンポガンビットシールドとなります。初期の開発段階から遠隔操作による攻防端末を装備しているガンダムはこれまでになかったのでとても斬新ですね。
コンポガンビットシールドは“Compo GUND-BIT Shield”と表記され、“GUNDビット=ガンビット”と呼ばれる次世代群体遠隔操作兵器システムが集合したものとなっています。それぞれのビットは“ビットステイヴ”と呼ばれ推力変更ノズルとビームキャノンによって攻撃を行います。
©創通・サンライズ・MBS