レビュー
スピリテイル「ライザ ー黒水着日焼けver.ー」レビュー
単なるカラバリとは言わせない! 健康肌を魅せつける水着ライザが登場
2023年3月20日 00:00
- 【ライザ ー黒水着日焼けver.ー】
- メーカー:タイトー(spiritale)
- 発売日:2023年3月3日
- 価格:24,750円
- サイズ:高さ 約270mm(頭頂) × 横 約140mm × 奥行 約160mm
- 素材:PVC、ABS
タイトーから、コーエーテクモゲームスが手がける錬金術RPG「ライザのアトリエ」より、主人公ライザリン・シュタウト(通称ライザ)の水着姿のフィギュアが登場した。
本製品は、2作目のライザをイメージしているため、少し大人びた印象を受ける造形となっており、水着に関しては、作中に登場する衣装ではなくオリジナルデザインの水着を着用している。
健康的で天真爛漫な表情を魅せる本製品は、筆者の感性に刺さる造形であったため、一瞬の迷いなく購入を決意させた。
今回はタイトーのフィギュアブランド「スピリテイル」が届ける「ライザ ー黒水着日焼けver.ー」の魅力について、写真と共に語っていきたいと思う。
大人びた印象を受けるライザ
本フィギュアは、プレイステーション5/プレイステーション4/Nintendo Switch/Steam用ゲーム「ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~」(コーエーテクモゲームス)のライザをモチーフして造形されており、1作目より大人びた印象を受ける彼女を表現している。
今回フィギュアの水着のモチーフは作中に登場せず、「スピリテイル」のオリジナルデザインであり、解放感溢れる仕様になっているほか、特に胸やおしりに関しては特徴的なデザインとなっている。
実は今回のフィギュアは、2022年9月に発売された「ライザ ー白水着ver.ー」のカラーバリエーションとなっており、前作の白色美肌を魅せつける造形から、日焼けして健康的な褐色肌となって再登場したものである。
白色の肌が褐色になっただけの違いだけ思いきや、肌の表現の仕方が白色よりも魅惑的になっていたり、手に持つ浮き輪、ぷにも前作とは少し違う新たな発見のある商品に仕上がっている。
今回「白水着ver.」も入手しているため、本製品をメインで見ていきながら「白水着ver.」との比較も行ないつつ、注目ポイントについて詳しく見ていく。
パッケージ・全体像をチェック
箱を開けると中にはフィギュア本体以外に、台座、ぷに、水筒、フラスコがブリスターに収まっている。台座には固定用の金具が一つ出ているだけなので、フィギュアのみ固定、それ以外の小物は台座のくぼみに据え置くだけの仕様となっている。
また本製品は完全受注生産・「タイトーオンラインショップ」限定販売となっており、一般店舗での販売を行なっていない。そのため前回店舗限定だった水滴をイメージした「ジュエルシール」は必ず付属している。
日焼けして健康的な褐色肌を魅せつけるライザ
ここからはフィギュア本体を詳しく見ていく。
顔つきは天真爛漫の一言につきる明るい表情をしており、口を大きく開いた中には八重歯がちらりとのぞく可愛らしい表現となっている。
ウエストはキュッとしまっており、ナイスボディを魅せつける造形となっているほか、足の指先まで丁寧に表現している。また太もも、おしりの造形にも注目したく、他のフィギュアよりもふとましい感じがライザらしい表現となっている。
手に持つ浮き輪は、作中で一緒に旅をする小動物「フィー」をモチーフにしており、ウィンクした可愛らしい造形である。また足元には橙色のぷにのほか、水筒やフラスコなどが浜辺に置いてあるシチュエーションを表現している。
褐色肌に黒色の金のラインが入った水着が良いアクセントとなっており、フィギュアの魅力をより引き立てている。また肌の表現の細やかさにも注目だ。日焼け姿をイメージした本製品だが、全体を全て褐色にするのではなく、あえて水着による日焼けしなかった肌の表現も行なっている。それにより、褐色と元の白い透きとおった肌の2つによる境界が生まれ、より魅力的に見える。
耳には星のイヤリング、首には鍵をモチーフにしたネックレスが造形されており、小物類の表現も細やかである。また写真では伝えられないが、メーカーが注目ポイントとして「すべ肌加工」が施されており、フィギュアを触った感触は、なめらかで肌触りの良い質感となっている。
付属の「ジュエルシール」を活用することで、フィギュアに水遊びをした直後のような表現をくわえることが可能。貼り方によって魅せ方を変えることができるので、配置の工夫が必要そうだ。なおシールには、大きさが異なる3種の水滴シールが用意されており、どの位置にどのシールを張るのかも重要だ。
前作「白水着ver.」との違い
ここからは「ライザ ー白水着ver.ー」との違いに注目してみていきたい。
大きな違いとして、肌の色が白色と褐色の違いがあるほかに、水着が白と黒色で違っている。また肌の表現が、白水着はパールのような白い肌の表現が全体的に施されているが、本製品は褐色肌のほかに、水着の際部分に日焼けしていない表現が施され、褐色肌のなかに一部白い肌が見え、より魅惑的な表現の仕方になっている。
浮き輪の「フィー」も、両目を開いたバージョンとウィンクしているバージョンの違い。ぷには緑色と橙色と色を変えた表現の仕方がされている。
オリジナルデザインの水着が表現する魅惑のライザ
全体的な特徴と前回との比較は確認できたので、ここからは魅惑の身体を持つライザを、紳士向けのポイントに注目して紹介する。
今回注目したい造形は胸とおしり。胸は少しきつめの水着なのか、自然な形ではなく少し押しつぶされた表現となっている。また特徴的なデザインの水着は、胸の谷間を魅惑的に表現。上から見るのも良いが、おすすめは下から見える水着の謎三角形から覗く表現である。
おしりにも同じように謎三角形が存在しており、こちらは水着上部に造形。おしりの谷間が魅惑的に見える造形となっている。
完全受注は早期決断が必須
本製品は、前回レビューしたマックスファクトリー製「ライザ」に比べると、造形がシンプルで単調な商品に見えがちだが、小物類の造形や肌の質感、水着による細やかな肌の魅せ方など、魅力的に造形されており、こちらも満足のいく仕上がりであった。
惜しむべきは、本製品が完全受注生産のため、メーカーの再販がなければ現状入手が困難である。フィギュアを手にした感想から述べると「白水着ver.」と「黒水着Ver.」どちらでも良いので片方は持っていて損はない、それほどに満足のいく造形なだけに惜しい気持ちだ。だが、フィギュアの市場価格が高騰しつつある中、本製品のように2万円を超えるフィギュアを事前に購入することはなかなかに難しいことなので、仕方のないことなのかもしれない。
今後のライザのフィギュアの造形に期待しつつ、そろそろフィギュアの置き場に色々と悩む必要が出てきた。それだけにライザのフィギュアは、今後も多くのメーカーから色々と発表されているので、適度に集めつつレビューをして、可能な限り飾ってあげたいのだが、そのためには専用部屋を用意する必要があるのかもしれない……。
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