レビュー

ガンプラ「HG 1/144 ガンダムシュバルゼッテ」フォトレビュー

GUNDフォーマットを授かったシュバルゼッテはガーディアンを自在に身にまとう!

【HG 1/144 ガンダムシュバルゼッテ】

開発・発売元:BANDAI SPIRITS

発売日:2023年7月8日

価格:2,090円(税込)

ジャンル:プラモデル

全高:約135mm

 今回フォトレビューするのはついに最終回を終えた「機動戦士ガンダム 水星の魔女」から“ガンダムシュバルゼッテ”をお届けします。シュバルゼッテはSeason2の劇中後半から登場するモビルスーツです。

アニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」での「ガンダムシュバルゼッテ」設定画

 “厄災”や“代用品”などといった不穏な意味を持つ名前が付けられたガンダム(GUND-ARM)“シュバルゼッテ”はジェターク・ヘビー・マシーナリー社のモビルスーツ“ダリルバルデ”の後継機として開発が進められながらも凍結状態にあったもので、プロスぺラから提供されたGUNDフォーマット技術を導入した機体です。

 ダリルバルデは“選ばれた”・“男性”を、その対になるシュバルゼッテは“女性”を意味するとされています。パイロットを“ラウダ・ニール”が務めることとなったこの機体はSeason2の第23話でその兄(異母兄弟)である“グエル・ジェターク”の駆るディランザと交戦することになり、その結果爆散しかけたディランザはフェルシーが放った消化弾という機転によって爆発することもなく、兄弟としての絆が深まることになりました。

【『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2 クライマックスPV】

 劇中に登場するまでこの機体がどういう出自で、デザイン画やガンプラの写真にある大剣的な装備はどういう機能があるのか、誰が乗るのか……まさかエアリアルを失ったスレッタ? グエル? 水星の魔女といえばこのシークレットやミスリードをSNSを通じて想像しあう楽しみがありました。

【ガンプラ・シュバルゼッテ】
ビットステイヴを多様に運用できるガンダムタイプ

 ついに発売を迎えるガンダムシュバルゼッテ。今回は完成品サンプルを使ったフォトレビューでお届けしていきたいと思います。シュバルゼッテはギミック盛りだくさんでありながら組みやすさはさすが水星の魔女HGシリーズといったところです。では……答えろ兄さん、なぜ父さんのことを黙っていた! 僕が……“ラウダ・ジェターク”が全てを背負う!

「HG 1/144 ガンダムシュバルゼッテ」を機体設定とともにチェック!

 それではキットの内容をチェックしていきましょう。今回はメーカーによるサンプルを使ったフォトレビューとなりランナーの写真などはありませんが、A~Dの4枚のランナー、プラスチックシール、シール、組立説明書で構成されています。水星の魔女HGシリーズはパーツ数も少なく抑えられ、組みやすさも考慮された設計となっているのが特徴です。

ガンプラ「HG 1/144 ガンダムシュバルゼッテ」パッケージイラスト

 シュバルゼッテは第5世代実証機だったダリルバルデの後継機にあたり、次世代コンセプトモデルとして開発されていた機体です。ダリルバルデがもつAI制御をさらにブラッシュアップし高次機動の再現を目的としつつも操縦系統の問題により長らく開発凍結の状態にあった。しかしプロスペラ・マーキュリーによるジェターク社へのGUNDフォーマットの技術供与によって“GUND-ARM”つまりガンダムとして生まれ変わりました。ボディはホワイトとグレーのシンプルな配色が特長です。

【ガンダムシュバルゼッテ】
大剣的な“ガーディアン・シース”を構えたガンダムシュバルゼッテ
肩や胸部、頭部にシェルユニットを搭載しています
つま先は馬の蹄、足裏は馬蹄形のモールドとなっています
肩は裏側にもシェルユニットがあります
バックパックには回転するハードポイントを備えます
腹部、コクピットハッチの左右にダクトを備えています
頭部の額から出ているブレードアンテナはガンビットへの指示を効率的に行えそうです
膝アーマーは多重装甲で独立可動しそうなデザインです
リアアーマーには2基のハードポイントを備えます
かかと部分は回転し設置安定性を高めることができます
前腕部分は複雑な面取りでありながら細めの印象です
腰部フロントアーマーは水星の魔女系の小さいサイズで脚部の可動性能を上げています
きれいな曲面で表現される頭部のラウンド状のアンテナ
プライムビデオで視聴