「MODEROID ローグカイゼルグリッドマン」レビュー

　グッドスマイルカンパニーから「MODEROID ローグカイゼルグリッドマン」が3月13日にメーカー出荷された。

　本商品は2023年に公開された映画「グリッドマン ユニバース」に登場した「超竜王合体超人 ローグカイゼルグリッドマン」をプラモデル化したもの。

MODEROID ローグカイゼルグリッドマン

　特撮テレビドラマ「電光超人グリッドマン」を原作とするTVアニメ「SSSS.GRIDMAN」、「SSSS.DYNAZENON」の続編となる本作。各アニメのキャラクターたちが総出演し、その中心となるヒーローであるハイパーエージェント「グリッドマン」は新たな姿「グリッドマン (Universe Fighter)」へと変身する。

　ヒロイックなデザインに宇宙を連想させる青い姿、電子回路のような緻密なラインなど、これまでの物語すべてを内包した集大成のようなデザインとなっている。ラストバトルの巨大感あるアクションや意外なキャラクターとの共闘と大活躍を見せた。

　そして、「SSSS.DYNAZENON」で登場した怪獣「ゴルドバーン」も新たな力を得てパワーアップした姿「ビッグゴルドバーン」へと変身を果たす。ラストバトルでは「グリッドマン (Universe Fighter)」とともに彼の技である「フィクサービーム」を強化し「グリッドハイパーフィクサービーム」を放つ。

MODEROID グリッドマン (Universe Fighter)

MODEROID ビッグゴルドバーン

　そこに「SSSS.DYNAZENON」の主役ロボである「合体竜人 ダイナゼノン」との合体によって、「超竜王合体超人 ローグカイゼルグリッドマン」となりその力を発揮した。

　「合体竜人 ダイナゼノン」は「ダイナソルジャー」を中核として「ダイナウイング」、「ダイナストライカー」、「ダイナダイバー」で構成され、さらに恐竜型の「合体強竜 ダイナレックス」にもなる。

MODEROID ダイナゼノン

左から「ダイナダイバー」、「ダイナウイング」（上）、「ダイナソルジャー」（下）、「ダイナストライカー」

「ダイナレックス」

　本キットでは「MODEROID グリッドマン (Universe Fighter)&ビッグゴルドバーン」と「MODEROID ダイナゼノン」がセットとなっており、各形態はもちろん「ローグカイゼルグリッドマン」への合体も遊べる大ボリュームのキットとなっている。

大ボリュームの内容物とパッケージの迫力

　最初はパッケージを見ていこう。正面には大迫力の「ローグカイゼルグリッドマン」が描かれてる。

　本イラストは映画「劇場版グリッドマンユニバース」、TVアニメ「SSSS.GRIDMAN」と「SSSS.DYNAZENON」でもヒロイック作画チーフとして参加された牟田口裕基氏による描き下ろしとなっており、大迫力の構図で組み立てる前からワクワクが止まらない。

【パッケージ】

正面には大迫力の「ローグカイゼルグリッドマン」

裏面には完成見本が描かれている

パッケージも厚みあるものとなっている

　中も大ボリューム。本商品は「MODEROID グリッドマン (Universe Fighter)&ビッグゴルドバーン」と「MODEROID ダイナゼノン」と2つのキットが入っているため、MODEROIDの中でも最大級のキットとなっている。

　「MODEROID グリッドマン (Universe Fighter)&ビッグゴルドバーン」はAからTまでのランナー合計25枚とシール、取扱説明書が封入されている。ランナーの一部には塗装済みパーツが収録されている。また、同型のランナーで色違いのものが封入されている。

【MODEROID グリッドマン (Universe Fighter)&ビッグゴルドバーン】

Aパーツ、Bパーツ

Cパーツ、Dパーツ

Eパーツ、Fパーツ

Gパーツ、Hパーツ

Iパーツ。こちらは金の成型色（左）と黄色の成型色（右）

Jパーツ。金の成型色（左）と黄色の成型色（右）

Kパーツ、Lパーツ

Mパーツ、Nパーツ

Oパーツ。こちらは黒の成型色（左）と赤の成型色（右）

Pパーツ。クリアの深青カラー（左）と薄青カラー（右）

Qパーツ。クリアの深青カラー（左）と薄青カラー（右）

Rパーツ、Sパーツ

Tパーツ、シール

取扱説明書。組み立て手順書と「ローグカイゼルグリッドマン」などの合体手順書の2種類

　「MODEROID ダイナゼノン」はAからZのランナー合計26枚とシール、取扱説明書となっている。本キットは2021年11月に発売されたものとなっている。

　コアとなる「ダイナソルジャー」をはじめ、「ダイナウイング」、「ダイナストライカー」、「ダイナダイバー」の各形態も再現でき、各ランナーはそれぞれのパーツ形状が確認できる。また、一部塗装済みパーツも封入されている。

【MODEROID ダイナゼノン】

Aパーツ、Bパーツ

Cパーツ、Dパーツ

Eパーツ、Fパーツ

Gパーツ、Hパーツ

Iパーツ、Jパーツ

Kパーツ、Lパーツ

Mパーツ、Nパーツ

Oパーツ、Pパーツ

Qパーツ、Rパーツ

Sパーツ、Tパーツ

Uパーツ、Vパーツ

Wパーツ、Xパーツ

Yパーツ、Zパーツ

シール、取扱説明書。組み立て手順書とパーツリスト、「ダイナゼノン」などの合体手順書

　「MODEROID グリッドマン (Universe Fighter)&ビッグゴルドバーン」と「MODEROID ダイナゼノン」のランナーの見分けはKパーツを除いて表記が異なる。

　「MODEROID グリッドマン (Universe Fighter)&ビッグゴルドバーン」はアルファベット部分が空いており、「MODEROID ダイナゼノン」は印字されているので、ランナー管理もしやすくなっている。

「MODEROID グリッドマン (Universe Fighter)&ビッグゴルドバーン」（手前）と「MODEROID ダイナゼノン」（奥）のランナー表記比較

　中身を確認したところで、次は組み立て工程を見ていこう。