レビュー

「MODEROID ローグカイゼルグリッドマン」レビュー

グリッドマン究極の姿がMODEROIDに降臨

 ここからは前ページで紹介した「グリッドマン (Universe Fighter)」などすべてのキットを集約させた「ローグカイゼルグリッドマン」を紹介していく。

 プラモデルで合体玩具のような合体遊びが盛り込まれ、そのボリュームもまさに究極形態を体現したものとなっている。

 合体工程は一部パーツの差し替えとアタッチメントパーツを使用して行なう。その手順も多いが、組み上げていくほどに「このパーツがここに付くのか」という驚きや姿が形作られ、巨大な姿になっていくのは感動的だ。

「グリッドマン (Universe Fighter)」は両手を取り外し、専用のアタッチメントパーツに取り付ける
「ビッグゴルドバーン」は各パーツに分離
ドリルパーツは翼を支えていた部分を畳む
尻尾パーツは脚部を倒した状態にする
「ダイナダイバー」は艦橋を可動タイプにし、「ダイナゼノン」の脚部状態にする
「ダイナウイング」はヘルメット、下部のパーツを取り外す
「ダイナソルジャー」は頭部パーツを外しておく
「ダイナストライカー」はカバーパーツを取り外し、分離させる
「ダイナダイバー」に「ダイナウイング」のパーツを取りつけて腰部を形成
腰部に胴体となる「グリッドマン (Universe Fighter)」を接続
「ダイナウイング」に腕部用のアタッチメントパーツを付ける
胴体を包むようにして「ダイナウイング」を取りつけ
背面の翼を展開
脚部の爪部分を展開し、「ビッグゴルドバーン」のパーツを被せる
足首部分を180度反転
腕部となる「ダイナストライカー」の後部タイヤを展開
頭部に「ビッグゴルドバーン」のヘルメットパーツを装着
腕部に「ビッグゴルドバーン」のドリルパーツを装着
胴体に腕部を装着
胸部に「ビッグゴルドバーン」の胸飾りをつける
背部に「ビッグゴルドバーン」の翼、尻尾パーツを付ける
「ダイナソルジャー」は胴体の「ダイナレックス」の頭部を引き出し、腕部の位置を調整
「ダイナソルジャー」、「ダイナウイング」のヘルメット、「ビッグゴルドバーン」の頭部を合わせて「ダイナミックビッグブレード」に変形。専用の持ち手パーツで持たせることができる

 完成した「ローグカイゼルグリッドマン」は圧巻の造形と全高約240mmの大スケールで再現されている。

 「ダイナゼノン」からさらに胸飾りやドリルが付き、攻撃的なシルエットに変貌し、背中のウイングも面積が増え力強さが増している。素組状態で劇中に近い色分けがされている。

 もちろん各部の可動でアクションポーズを取らせることができる。しかし、重量が増しているためポーズを取らせる際にはディスプレイ台座や別売りの「THE シンプルスタンド」が必要となる。

圧倒的存在感を放つ「ローグカイゼルグリッドマン」
後ろ姿も尻尾や翼で迫力満点
象徴的な胸飾りの色合いなど神秘的なディテールを表現
肩の飛び出したドリルや広がった翼でより攻撃的なシルエットに
足元もアーマーが付きより重厚化なる造形
武器の「ダイナミックビッグブレード」は「ローグカイゼルグリッドマン」を超えるサイズ
「ビッグゴルドバーン」の翼でその存在感も倍増
ローグネイル用手首は塗装済みパーツで鋭い造形
「ダイナミックビッグブレード」なしの状態
アクションポーズを取らせる際には「THE シンプルスタンド」などが必要となる
「MODEROID ダイナゼノン」の握り手で力強いポーズもできる
ダイナセイバーを展開したアクションも可能
胸飾りは光の当たり具合によって色合いも変化
迫力の斬撃も楽しめる

 以上、「MODEROID ローグカイゼルグリッドマン」レビューをお送りしてきた。

 大ボリュームのキットでその内容もとにかく遊びが満載。各メカのアクションやコンバインや連携アクションの再現から変形・合体とMODEROIDシリーズのすべてが注ぎ込まれている。

 また、素組でも劇中に近い彩色再現はもちろんエッジの利いたデザイン再現も圧巻。完成した時の達成感も含めて、自分の手でカッコイイ「ローグカイゼルグリッドマン」が作れるのは感動的だ。

 別売りの「MODEROID フルパワーグリッドナイト」と合わせて「グリッドマン」の世界をさらに楽しむことができる。

「MODEROID ローグカイゼルグリッドマン」商品概要

価格:13,500円
仕様:組立て式プラスチックモデル・ノンスケール
サイズ:全高約240mm(肩先端部まで)
原型制作:Caloan(GOD BRAVE STUDIO)
設計:
グリッドマン (Universe Fighter)&ビッグゴルドバーン:TEAM NAVEL(ユニテック)
ダイナゼノン:T-REX
メーカー:グッドスマイルカンパニー