レビュー

「ヘキサギア ゲルトルード」レビュー

こだわりの造形とギミックが詰め込まれた各ブロックを組み立て

 「ゲルトルード」の組み立ては「コックピット」、「インセクトレッグ」、「バイティングシザース」、「オーニソプターウイング」、「マルチロックミサイル」の各ブロックごとに行なっていく。

 最初は「コックピット」ブロック。こちらは操縦者であるガバナーを搭乗できるスペースを有しつつ、装甲に追われたブロックとなっている。長方形型のデザインで、前面は鋭角なフォルムとなっている。

 また、頭部ユニットも備わっており「コックピット」を起点に様々なカスタマイズが可能となっている。「ゲルトルード」の状態では使用しないが、センサーホーンも付属している。

【コックピット】
センサーホーンの組み立て
コックピットのハッチと前面パーツ。堅牢な外観と頭部ユニットと想像が膨らむデザインとなっている
側面の装甲パーツ
プラズマキャノンは2門組み立てる
底面部はガンメタリックの硬質な雰囲気が表現されている
ハッチパーツと合わせて、基本となるコックピットを組み立てる。この状態では側面の六角形のヘキサグラムでカスタムがしやすくなっている
プラズマキャノンのアームパーツを組み立てる
組み立ててきたパーツを合わることで「コックピット」が完成。側面のジョイントも5mm軸受けとなる
底面に装着するヘキサグラムジョイントを有したパーツ

 次は「マルチロックミサイル」。「ゲルトルード」の腹部分に該当するユニットだが、ミサイルユニット2つを中心に装甲パーツで覆う機構となっている。

 カスタムパーツとしてミサイルユニットを個別で持たせたり、装甲パーツをシールドにしたりと各パーツがカスタムに活用できる。

【マルチロックミサイル】
下部スラスターユニットの組み立て。可動部も備えている
ミサイルユニットの組み立て。弾頭部分やハッチなど色分けがされている
ミサイル側面装甲の組み立て
ここまで組み立てたパーツに加え、本体装甲を合わせて「マルチロックミサイル」が完成

 「インセクトレッグ」は虫のような節を持った有機的な機構に堅牢な装甲と存在感ある造形となっている。各節で可動し、‟虫”らしい動きが表現できる。

 また、中間ユニットの軸受け部分は選択して組み立てることができ、カスタムに合わせて変更もできる。

【インセクトレッグ】
基部ユニットの組み立て。丸みのであるデザインで有機的な雰囲気となっている
中間ユニット。メカらしいデザインとなっている
先端ユニット。細い足先には爪とローラーが備わっており、歩行や走行アクションなどが想像できる
基部ユニット、中間ユニット、先端ユニットと装甲パーツを合わせて「インセクトレッグ」が完成。これを合計6つ組み立てる
中間ユニットの軸受けは5mm、4mm、3mmを選択して組み立てが可能。「ゲルトルード」では5mm受けを使用

 「ゲルトルード」の最大の武装である「バイティングシザース」は「ゲルトルード」の前部の巨大な大顎となる。大振りのブレード部分に加え、可動部を備えアクション性もしっかり備わっている。

 また、付属のトンファー、剣の柄パーツを使用することで武器として活用することもできる。

【バイティングシザース】
シザースユニットAの組み立て。筋肉が盛り上がったような丸みのある力強いシルエット
シザースユニットBは基部と2つのブレードで構成
シザースユニットA、Bに他パーツを合わせて組み立て

 「ゲルトルード」につけるセンサーユニットはなだらかなラインを描き左右に分かれている。また、ジョイントパーツを使用することで左右を合わせて頭部パーツに組み替えることができる。

【センサーユニット】
左右のセンサーユニットを組み立て
ジョイントパーツを使用することで頭部パーツにすることもできる

 「オーニソプターウイング」は大、小の2種類を組み立てる。

【オーニソプターウイング】
オーニソプターウイング大の組み立て
オーニソプターウイング小の組み立て

 各ユニットが完成したところで、いよいよ「ゲルトルード」へと組み立てていく。各ユニットは大型で接続していくほどにその巨大感に圧倒される。

【ゲルトルード】
組み立て前に「コックピット」ユニットの上部パーツを取り外す
「コックピット」と「マルチロックミサイル」を連結
「コックピット」ユニット前面にセンサーユニットを装着
「バイティングシザース」を接続。中央部に連結パーツを付け、甲虫の大顎のような雰囲気に
「マルチロックミサイル」の側部に「オーニソプターウイング」を装着
本体を反転し6本の「インセクトレッグ」を装着

 「ゲルトルード」が完成したところで、可動やギミックなどを詳しく見ていこう。