レビュー
「ヘキサギア ゲルトルード」レビュー
2024年4月23日 00:00
豪快にして圧倒的な存在感を放つ巨大甲虫
完成した「ゲルトルード」はまずその大きさに圧倒される。全長約360mmの巨体に「バイティングシザース」と甲虫的なシルエットは、獣とは違った獰猛さを感じる造形となっている。
「ヘキサギア」シリーズの濃密なメカ造形による重厚感はもちろん、「インセクトレッグ」の臨場感ある可動で迫力満点の動きを表現できる。またコックピットハッチの開閉、マルチロックミサイルのハッチ開閉ギミックによるアクションシーンの幅を広げてくれる。
別売りの「ヘキサギア」シリーズと比べても、その大きさは圧巻。体格差から生み出されるバトルシーンは迫力満点で、1/24スケールの同スケールによる説得力やバリエーション豊かな遊びが楽しめる。
もちろん、「M.S.G モデリングサポートグッズ」によるカスタムや「ゲルトルード」の各パーツを使用して別のヘキサギアを強化するという遊びもできる。
以上、「ヘキサギア ゲルトルード」のレビューをお送りしてきた。
甲虫のような強靭なデザインから生まれる存在感と巨体による迫力は「ヘキサギア」シリーズの中でも最大級である。特に「インセクトレッグ」の可動は、機械の硬質な雰囲気を持ちつつ、生物的な滑らかさが表現されている。多脚機械が魅せるせわしない足運びや安定感、さらに悪路をものともしない走破性など様々なドラマが感じられる。
「オーニソプターウイング」も非常にロマンあふれる装備だ。ジェットエンジンやローターによる推進機構ではなく、虫のように翅を羽ばたかせて飛行するオーニソプターという見た目はもちろん想像力を膨らませてくれる。
また、今回はコトブキヤショップで販売される「ゲルトルード」を紹介したが、「ブースターパック 007 〈コックピット〉」、「ブースターパック 008 〈インセクトレッグ〉」、「ヘキサギア ブースターパック 011 〈バイティングシザース〉」、「ヘキサギア ブースターパック 012 〈マルチロックミサイル〉」、「ヘキサギア ブースターパック 013 〈オーニソプターウイング〉」の各キットを合わせることでヘキサギアダークグリーンの「ゲルトルード」にすることができる。
「ゲルトルード」の存在感ある造形はもちろん、それぞれのユニットの完成度も高く、カスタムも楽しいボリューム満点のキットとなっている。
(C) KOTOBUKIYA
※画像は試作品を使用しています。実際の製品とは若干異なります。ご了承ください。