レビュー
「HI-METAL R スコープドッグ レッドショルダーカスタム」レビュー
2024年4月3日 00:00
手軽に着脱でき、しっかりとフル装備が可能な「レッドショルダーカスタム」
それではここからは武装をフル装備した「レッドショルダーカスタム」を紹介していこう。「レッドショルダーカスタム」は非常に迫力のある姿だ。この姿にするためにはノーマルのスコープドックの各所のカバーを取りはずし、接続ポイントを露出させる。
各武装を紹介していこう。左手に装着するのは「アームソリッドシューター」。ソリッドシューターとは弾体を発射する機構のことで、バズーカ砲などがわかりやすいだろう。爆発物を発射できる武器だ。左腰についているのは「サイドガトリングガン」。弾帯が背中の「コントロールボックス」に伸びている。コントロールボックスはスコープドッグの各種武器を制御する。この装置があるからこそ、様々な武器を使いこなせるのだ。
右腰には「ミサイルランチャー」。レーダーでロックオンし目標へ飛翔するミサイルを放つ。右肩にある「ロケット弾ポッド」は無誘導のロケット弾を発射する。腰にはヘビィマシンガンの予備弾倉を装備、継戦能力も向上している。まさに"ハリネズミ"といえる武装だ。
そしてやはり"肩"だろう。明るい赤に塗装され、左肩に装着されているのはバニラが勘違いしたもの。レッドショルダーのマークとしての赤い肩は、本来は右肩で、暗い血の色なのだ。間違った仕様になっているのが、「レッドショルダーカスタム」の特徴なのだ。「HI-METAL R スコープドッグ」ではノーマルの肩は成型色なのだが、この赤はわざと塗装で表現されている。こう言った細かいこだわりにはニヤリとさせられてしまう。
「HI-METAL R スコープドッグ」の優れているところはこのフル装備が非常に手軽に着脱できるところだ。接続ポイントはしっかり武器を保持する形状になっており、武装を保持するだけでなく、外すときも手軽だ。フル武装とノーマル状態を再現できるフィギュアは多いが、接続や組み替えが複雑な商品も多い。今回は撮影中何度も組み換えたが手軽にできるところに好感を持った。この組みやすさもセールスポイントだろう。今回はノーマル状態とフル装備、さらにはフィギュアを絡めていくつかポーズを取らせてみた。
「HI-METAL R スコープドッグ」は、まさに「スコープドッグフィギュアの決定版」といえる商品だ。手軽に遊べて、しかもオリジナル関節で独特のケレン味のあるポーズをとれるのが楽しい。従来のボトムズ商品の枠を越えたアイテムと言える。
そして現在受注が行われている「HI-METAL R スコープドッグ ターボカスタム」も楽しみなところだ。脚部に爆発的な加速力を生む補助推進機構を搭載したターボカスタムはスコープドッグのバリエーションでも特に人気が高い。現在2次受注が行われており、この機会を逃さないようにしたいところだ。
欲を言えばスコープドッグ以外にも展開して欲しい。魂ネイション2023ではブラッドサッカーが参考出展されていたし、以前のイベントではベルゼルガやスナッピングタートルの試作品も出展されていた。ぜひ幅広く展開して欲しい。
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