レビュー

「無限邂逅メガロマリア シーカー」レビュー

ステルスアクションを彷彿とさせる繊細な動きも表現できる

 完成した「シーカー」は独特の怪しさを持ったデザインが印象的だ。

 これまで発売された「無限邂逅メガロマリア」シリーズではメカ的なビジュアルで、なだらかなラインが最初に目に飛び込んできた。今回の「シーカー」では頭部や胸部の骨のデザインが随所にあり、刺々しい雰囲気が際立っている。

 ドクロの有機的なデザインでアサシンのキャラクター性が現れている。

アサシンを彷彿とさせる「シーカー」
背骨のようなデザインもシルバーとなっている
フードを被ったような特徴的な頭部
胸骨が浮き出したような有機的なデザイン
前垂れパーツも新規造形となっている
肩アーマーはかえしの入った鋭い造形
手首には禍々しい刃
足はスラっと長く美しいライン
足先は指のような細かな造形
フードにはアクセサリで飾られている
スカルマスクは取り外しが可能
素体マスクは三つ目の造形が見える

 「シーカー」でも柔軟な可動は健在。

 軽やかなアクションポーズはもちろん、アサシンらしいステルスアクションや相手の死角から隙をつくスニーキングアクションも楽しめる。

膝立ちも自然に決める
股関節の広い可動で手をついたポーズもできる
大きく足も上がる
別売りの「ニューフライングベース」で宙に浮かんだようなポーズ
ランナーに封入されている「プリンシパル」型の前髪パーツに差し替え
「シックル」による接近戦
アクロバティックな動きも決まる
繊細な動きも表現できる
スカルマスクを外した状態

 「M.S.G ウェポンユニット」シリーズと組み合わせれば、アクションシチュエーションも広がる。今回は「ウェポンユニット42 フォールディングアーム」(塗装済み)を使用したポーズを紹介。

 「ウェポンユニット42 フォールディングアーム」は各種3mm軸を多用した接続パーツにより、 ボックス型の収納状態から上部と下部でアームを展開することができる。持ち運びがしやすく、戦闘時には展開してケレンミあるアクションが可能。

 アサシンとして身軽でありつつ、取り回しやすい武装を華麗に使用する「シーカー」が楽しめる。

「ウェポンユニット42 フォールディングアーム」を腰に装備
目標地点に到達。最小限の装備でミッションを遂行する
「シックル」で近接戦に対応
距離があけば下部アームの折り畳み式ライフルで応戦
上部アームに装備された小型ミサイルポッドで破壊対象を指示
ミッションコンプリート

 以上、「シーカー」のレビューをお送りしてきた。

 「無限邂逅メガロマリア」シリーズとして敵キャラクターとして造形され、これまでのカッコ良さや可愛さとは異なる‟怪しくもカッコいい”印象を受ける。

 シンプルな造形ながら有機的な骨のデザインをちりばめ、不穏な雰囲気が表現されている。また、動きの表現力が高い「無限邂逅メガロマリア」シリーズだからこそできるステルスアクションなどの繊細な動きで、その個性が光る。

 動かしてポーズを付けて遊ぶほどに「シーカー」のキャラクター性が、作り手の中で熟成されていくような面白さが詰まっている。また、「M.S.G ウェポンユニット」シリーズなどと合わせて、自分だけのキャラクターを作るのも魅力だ。