レビュー
「HG バーグラリードッグ」レビュー
2024年5月17日 00:00
主な武装はバックパックに装着。これらを装備したまま、降着ポーズを取ることも可能
バーグラリードッグを象徴する武装は、バックパックと脇腹に接続されている。ミサイルポッドの弾頭を成形色で再現したり、ドロッパーズフォールディングガンの給弾ベルトにエラストマー(TPE)素材を使っていたりと、かなり凝った仕様だ。バックパックは背中のフックに装備する形で、ガトリングガンを脇に取り付けることで固定される。脇のミサイルポッドはバックパックとは干渉していない。なお両脇に取り付ける武装ががる関係で、そのジョイントがない「HG スコープドッグ用拡張パーツセット1」は非対応となっている。
ヘビィマシンガンを組み立てたら、バーグラリードッグの完成。同じスコープドッグなのだが、武装のおかげで大きく見えるのが面白いところ。可動は「HG スコープドッグ」に準じていて、多少なり武装が干渉するところもあるが、これらを使ったポージングは楽しめるものとなるはず。なおドロッパーズフォールディングガンを前方に向けるときは、正面を向いた状態ではアンテナがかなり近く、この状態で頭を回すと破損する危険があるので要注意。降着ポーズももちろん可能で、バックパックを取り付けたまま行えるようになっている。
個性的な武装により、完成後にはスコープドッグとはまた違ったシチュエーションのポージングを楽しむことができたバーグラリードッグ。思えば昨年の静岡ホビーショーでは「HG スコープドッグ」発表のニュースがファンを湧かせていたわけだが、約1年でこのキットを含む4アイテムが発売された事実は、シリーズとしても順調と言えるのではないだろうか。
5月8日~12日に開催された「第62回 静岡ホビーショー」では、新たな「拡張パーツセット」が発表され、「HG スコープドッグ」を設定準拠のバリエーションに換装するプレイスタイルも提示された。
「装甲騎兵ボトムズ」らしい楽しみ方も今後盛り上がりそうで、さらに新規造形ATのラインナップにも期待を膨らませつつ、この「HGバーグラリードッグ」を楽しんでいただければと思う。
(C)サンライズ