レビュー
ガンプラ「HG 1/144 ライトニングバスターガンダム」レビュー
2024年9月20日 00:00
ボディ(上半身)を組み立てる。
ボディ(上半身)は頭部・胴体部・腕部で構成されます。まずは頭部から組んでいきましょう。頭部はとてもパーツ数が少なく抑えられており組み立ての工数が少なくて済みます。ツインアイはシールによる表現となりますが、フレーム的パーツを後部ヘルメットに固定してから作業が行えてキレイに仕上がりやすいと思います。
胴体部はSEEDアクションシステムが導入されていて、特に肩部の可動がシステマチックに構築されている部位となっています。パーツはカラー毎に設計されていて、それぞれがなるべく1ピースで構成されるようになっています。これは組み立てにかかる手数が少なくなるので歓迎できるポイントですね。塗装派の方にもうれしい仕様ではないでしょうか。
腕部を組み立てる。簡単な構造ながら完璧な関節可動を実現
メカフレーム的なものは肘関節のみとなり上腕は筒状の1ピース、前腕は袖口を別パーツとして挟み込むタイプで簡単組立を実現しています。肩には大型キャノンを支える部分を持ち、内部にクリアーパーツによるレンズ的なアクセントパーツを組み込みカラフルな仕上がりを堪能できます。
下半身を組み立てる。他GATシリーズとの共通フレームが垣間見える脚部
それではボディ(腰部)と脚部を組んでいきましょう。バスターガンダムには腰部に高エネルギービームガンを左右に2丁装備しているため、その部分が特殊な設計となっています。それでも通常のガンダムタイプと変わらない構造ですので前後左右のフロート装甲を持ち、股関節にはSEEDアクションシステムによって脚部の上下可動が行える構造となっています。
続いて脚部を組んでいきましょう。世代としては旧世代になるGATシリーズの共通フレームによる脚部のデザインは改修前のバスターガンダムとほぼ同様となっています。
キットはそれぞれのカラーをパーツ割で実現しています。特にシール再現もなく仕上がり、メカフレームのグレーのパーツと膝の赤いパーツでメリハリの効いたカラーリングと考え抜かれた可動性能で劇場版の派手なアクションポーズをさせても楽しくなると思います。
バックパックを組み立てる。改修されたバスターは大型キャノン2門を装備!
バックパックを組んでいきましょう。バックパック左右には大型キャノンとして「複列砲身多目的砲」を2門持っており、どちらもモビルスーツの全高に匹敵するほどの長大な多目的砲となっています。バックパック本体にも「77式多目的誘導弾発射筒」という名のミサイルポッドを持っていて全身の装備で中・長距離を支援する機体を実感できます。
キットでの大型キャノンは基本的に左右から挟み込んでいくいわゆる“モナカ”方式での組み立てとなります。砲の先端は折り畳み用のヒンジを持っているのでそれを組み込みます。実際には砲身の中をエネルギー粒子などが通るでしょうからそこを外したヒンジは説得力がある部分ですので“実機があったら?”を想像しながらぜひ楽しんでみてください。
(C)創通・サンライズ