レビュー
「ガチャ貯金箱<ガチャ2 Ezモデル>」レビュー
タカラトミーアーツのガチャマシンが回して遊べる貯金箱に!ミニカプセルで自分だけのマシンが作れる
2025年2月6日 00:00
- 【ガチャ貯金箱<ガチャ2 Ezモデル>】
- 開発・発売元:タカラトミーアーツ
- 発売日:2025年2月中旬
- 価格:9,900円
- サイズ:W102mm×D163mm × H237mm
タカラトミーアーツより、2月中旬に発売されるガチャマシン型の貯金箱「ガチャ貯金箱<ガチャ2 Ezモデル>」。こちらは、カプセルトイの日本上陸60周年を記念して、同社が実施している「ガチャ日本上陸60周年プロジェクト」の一環として発売されるアイテムだ。
今でこそあちらこちらで見かけるガチャマシンだが、日本ではペニイ商会が1965年にアメリカから輸入したのが始まりである。このペニイ商会の創立記念日は2月17日だが、そうしたこともありこの日は「ガチャの日」としても認定されているほどだ。あれから60周年という歳月が流れ、当初は子ども向けに限定したおもちゃがランダムで手に入るというものから、今ではハイクオリティなおもちゃがラインナップされており、老若男女問わず誰しもが楽しめるものに進化してきたのである。
さて今回の「ガチャ貯金箱<ガチャ2 Ezモデル>」だが、ベースとなっているのはタカラトミーアーツのガチャマシンとして稼働している「ガチャ2 Ez」だ。アミューズメント施設などでは、縦に2台重ねたようなものを見かけることが多いが、その1台分をコンパクトにしたようなものだと思えばいいだろう。リリースに先かげて、本機をひと足先にお借りすることができた。ということで、今回の記事ではそのレビューをお届けする。
パッケージの中身はシンプル! 付属のカプセルは想像以上に小さかった!?
今回届いた「ガチャ貯金箱<ガチャ2 Ezモデル>」だが、店頭などで見かけるおもちゃとは異なり、派手な化粧箱のようなものはなく段ボール製の箱に入れられていた。中身はガチャマシン本体に加えて、取扱説明書とふたつの鍵が付属しているというシンプルな構成である。
肝心なカプセルも赤色と青色のものがそれぞれ10個ずつ付属。今回お借りしたものには、それに加えてタカラトミーアーツ公式ショッピングサイト「e組」の先行購入特典としてもらえる金色のカプセル5個も付属していた。また、あらかじめ本体に取り付けられているので気が付きにくいが、ディスプレイ台紙も1枚付属している。
実物の約1/3サイズということで、マシン本体は正面から見ると細長で小ぶりだ。だが、実際は奥行きがあるため収納力もそれなりにある。また、バランスもいいためしっかりと立てておくことができるところもポイントだ。サイドにも「Gacha」と書かれたマークが入れられていたり、背面側にも注意書きが記載されているなど、業務用マシンっぽい見た目になっているところも嬉しい。
付属のカプセルは想像以上に小さかった!?
マシン本体に関しては、まぁこれぐらいのサイズ感かな? といった印象だ。コンパクトにはなっているものの必要な機能はしっかりと盛り込まれており、見た目もチープさがなくオリジナルの持つクオリティを見事に再現している。だが、それとは逆に想定外だったのが、付属しているカプセルのサイズである。なんというか、思っていたよりもかなり小ぶりであった。
てっきり通常のカプセルトイの中身に入っているおもちゃぐらいのものが入るのかと思っていたのだが……直径25mmというサイズのカプセルに、それらを収めるのはすぐに無理だということがわかった。試しに一般的なカプセルと比較してみたのだが、大きさも1/3ぐらいだ。つまり、カプセルの中に入れるものもかなり限られてくるというわけである。
一体この小さなサイズのカプセルに、どんなものが入るのかいろいろと考えてみたのだが、最初に思いついたのは付箋など折りたたみ可能な紙だ。ガチャといえばおみくじのようなランダム性がある。それを活用して、紙に書いたものを入れたカプセルが出てくるといった遊びができそうだ。例をあげると、今晩のご飯はラーメンがいいかカレーがいいかなど、普段の生活で悩みがちな選択肢をガチャで引いて選ぶといった遊びもいいかもしれない。
ただし、ひとつだけ注意が必要なのがこのカプセルを入れるときだ。構造上、最初に入れたカプセルが出てきやすくなっている。今回も、ひとつだけ紙を入れたカプセルを最初に投入したのだが、やはり1番最初に出てきてしまった。そのため、ある程度シャッフルした状態で本体の中に入れておくようにしたほうがいいだろう。
これは今回のおもちゃそのものとは直接関係ないことだが、何かいいものはないか近所のおもちゃ屋までぷらりと遊びに行ったときに見つけたのが、小型の消しゴムであった。小さな小瓶に入るだけ詰め込んで購入できるというスタイルで売られていたものだったのだが、その大きさがちょうど今回のカプセルにはまりそうだったのだ。
さっそくこちらを購入して試してみたところ、まさにちょうどいい大きさでカプセルの中に入れることができたのである。このように、どんなアイテムが中に入るのかいろいろと考えながら遊ぶというのも、「ガチャ貯金箱<ガチャ2 Ezモデル>」の楽しいところだと言えるだろう。
ふたつの鍵はカプセルとお金の出し入れ時に使用
カプセルの中に入れたものが決まったので、さっそくガチャで遊んでみることに。この「ガチャ貯金箱<ガチャ2 Ezモデル>」では、本体以外にも青色とピンク色のふたつの鍵が付属している。これは本体の上部のカプセルを入れ替えるときに開ける天板部分と、お金を取り出すときのコインケースを引っ張り出すときに使用するためのものだ。
鍵の形状自体は同じなのでどちらか片方あればいいのだが、ひとつはなくしたときの予備として保管しておいてもよさそうだ。実際に使うときは、鍵を挿した後で90度回転させるだけというシンプルな構造になっている。逆に閉める場合は、逆方向に90度回転して鍵を抜くことで施錠することができる。
今回お借りしたマシンには、赤色と青色のカプセルが20個と金色のカプセル5個の合計25個ものカプセルが付属していた。かなりの量に感じるが、これらすべて本体の中に入れても問題ないぐらいの容量があった。当たり前のことだが実際に入れてみたところ、ガチャのカプセルがごちゃっと入った状態がなんともリアルに見えた。
こちらのおもちゃは、基本的には貯金箱の一種ということになっているが、そうなってくると気になるのがどれぐらい貯めておくことができるのかということだろう。仕組みとしては1回ガチャを回すのに100円玉1枚が必要になるのだが、だいたい本体の中にこの100円玉を80枚ほど収納しておくことができる。ガチャを回すという行為も楽しいのだが、それに合わせてお金も貯められるという一挙両得感があって素晴らしい。
貯まったお金を取り出すときは、カプセルの取り出し口の隣にある鍵穴に、付属の鍵を挿しこんで回そう。コインケースを手前に引くことで、中のお金が取り出せるようになっている。今回は1000円分ぐらい入れてみたのだが、まだまだ余裕がある状態だ。
概ね機能としてはざっくりとこんなところだが、もうひとつ触れておきたいのがディスプレイ部分の台紙である。こちらはリバーシブルになっており、ひっくり返すことで異なるカラーリングに変更することも可能だ。もちろん、同じサイズのものを自分で作って入れておくこともできる。実際に取り替えるときは、カプセルの入れ替え時と同じように天板を外してから、中の台紙を引っ張り出そう。
e組とトキワダイレクト楽天市場店では異なる先行購入特典がもらえる
ひと通りこちらの「ガチャ貯金箱<ガチャ2 Ezモデル>」を遊んでみたのだが、コンパクトに機能がまとめられていながら実用的かつ楽しく遊ぶことができた。今回は一緒にお借りした金色のカプセルも混ぜてみたのだが、こちらが出てくるとやはり特別な嬉しさがある。この何が出てくるんだろうか? という、ガチャならではの楽しさがしっかりと盛り込まれているのである。
こちらは、タカラトミーアーツ公式ショッピングサイトの「e組」のほか、トキワダイレクト楽天市場店でも予約することができる。e組で購入すると「金色の専用カプセル」が5個、トキワダイレクト楽天市場店で購入すると「ガチャ2Ez初代ステッカー」と「”準備中”ディスプレイ台紙」がそれぞれ特典として付属している。どちらがいいのか悩ましいところだが、これから予約しようと考えている人はあらかじめこうした特典についてもチェックしておくことをオススメする。
(C)T-ARTS
※「ガチャ(R)」は株式会社タカラトミーアーツの登録商標です。