レビュー

「トミカプレミアムunlimited ダッシュ!四駆郎 ミニ四駆 ダッシュ1号・皇帝(エンペラー)」先行レビュー

【トミカプレミアムunlimited ダッシュ!四駆郎 ミニ四駆 ダッシュ1号・皇帝(エンペラー)】
開発・発売元:タカラトミー
3月15日 発売予定
価格:1,430円
ジャンル:ミニカー
サイズ:全長約70mm

 タカラトミーのミニカー「トミカ」とタミヤの自動車模型「ミニ四駆」とのコラボトミカに新たなマシン「トミカプレミアムunlimited ダッシュ!四駆郎 ミニ四駆 ダッシュ1号・皇帝(エンペラー)」が登場。

 「ミニ四駆」第1次ブームを巻き起こした「ダッシュ!四駆郎」から「ダッシュ1号・皇帝(エンペラー)」がトミカで再現されている。

トミカプレミアムunlimited ダッシュ!四駆郎 ミニ四駆 ダッシュ1号・皇帝(エンペラー)

 映画やドラマ、コミックといったさまざまなシーンに登場し、その魅力あふれる活躍が戦列に思い出されるクルマを、造形や細部に渡る塗装で最大限に再現した「トミカプレミアムunlimited」シリーズでは数々のミニ四駆マシンがトミカとなっている。

 今回は一足先に「トミカプレミアムunlimited ダッシュ!四駆郎 ミニ四駆 ダッシュ1号・皇帝(エンペラー)」の魅力を紹介していく。

第1次ミニ四駆ブームを巻き起こした「ダッシュ!四駆郎」

 商品に入る前に「ダッシュ!四駆郎」について説明したい。

 「ダッシュ!四駆郎」は1987年に月刊コロコロコミックにて連載された徳田ザウルス氏によるマンガ作品。タミヤの自動車模型「ミニ四駆」を題材とした作品であり、主人公・日ノ丸 四駆郎たちとライバルたちとの熱いレースが展開されている。

 そして、四駆郎たちによるミニ四駆チーム「ダッシュ軍団(ウォリアーズ)」が使うマシンとしてダッシュ1号からダッシュ5号が登場する。各マシンは当時の月刊コロコロコミックのデザインコンテストによってグランプリに輝いたデザインを元にマンガ、ミニ四駆化された。

 四駆郎のマシン「ダッシュ1号・皇帝(エンペラー)」は、レーサーミニ四駆「ブーメランJr.」などのオフロードタイプを継承したようなデザインであり、ワイルドな外観で熱いレーサーである四駆郎にふさわしいマシンだ。

【[アニメ ダッシュ!四駆郎] 第一話「ダッシュ軍団(ウォリアーズ)登場」】

主人公・日ノ丸 四駆郎のメインマシンがトミカで登場

 「トミカプレミアムunlimited ダッシュ!四駆郎 ミニ四駆 ダッシュ1号・皇帝(エンペラー)」のパッケージは、ミニ四駆のパッケージを彷彿とさせる組箱デザインで、疾走する「ダッシュ1号・皇帝(エンペラー)」が描かれている。

【パッケージ】

 「トミカプレミアムunlimited」で再現された「ダッシュ1号・皇帝(エンペラー)」は「タイプ3シャーシ仕様」のデザインが再現され、フロントローラー、サイドローラーなどが確認できる。

 そして、細やかな塗装でボディのラインや目のようなヘッドライト、大型のウィングを備え、ボディのサイドポンツーンで迫力ある外観が再現されている。スプリングの造形や塗装も細かく施されている。また、タイプ3シャーシの特徴である車高の高さも表現されている。

 フロントローラーとサイドローラーは、ミニ四駆同様に回る仕組みが備わっている。

正面
背面
側面
真正面から見てもフロントの「コロドラゴン」や「496」ナンバーもしっかり印字されている
背面もスプリング造形やミニ四駆の留め具が造形されている
俯瞰から見るとボディ左右に広がるサイドポンツーンの迫力が伝わってくる
底面から見るとシャーシデザインが確認できる
リアの大型ウィングのオレンジとイエローのラインが施されている
フロントローラーは回すことができる。ローラーを止めるビスも細かく造形されている

 2024年12月に発売された「トミカプレミアムunlimited 爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆 サイクロンマグナム」と比較してみても、マシンのコンセプトの違いがわかり、トミカの造形力の高さがうかがえる。

 そして、「ダッシュ!四駆郎」から「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」へのマシンデザインの違いやミニ四駆の歴史が感じれ、並べて飾りたくなる。

「トミカプレミアムunlimited 爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆 サイクロンマグナム」(右)と比較
悪路も走行できる「ダッシュ1号・皇帝(エンペラー)」(左)とダウンフォースを意識した「サイクロンマグナム」(右)の高さや幅の違いも見えてくる
ホイールデザイン、車高の違いでミニ四駆の歴史を感じられる

 次はレースシーンをイメージした写真を紹介。「ダッシュ!四駆郎」ではオンロードのみならず、様々な仕掛けや環境が再現されたサーキットでレースが繰り広げられた。

 そして、マシンの方向転換などではスティックが使用されたの印象的だった。

オンロードを走り抜ける「ダッシュ1号・皇帝(エンペラー)」
スティックを使いながら、軌道を微調整
オフロードでは障害物を避けるようにしてコースを攻略していく
左右に振られながら、最短距離を行く
どんなコースもセッティングを調整し、四駆郎のアイデアで切り抜ける
コースアウト寸前でもアシスト

 以上、「トミカプレミアムunlimited ダッシュ!四駆郎 ミニ四駆 ダッシュ1号・皇帝(エンペラー)」先行レビューをお送りしてきた。

 「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」に続き「ダッシュ!四駆郎」のミニ四駆マシンがトミカになった。デザイン再現はもちろん、シャーシの特性も細かく再現され、全長約70mmに細やか彩色で密度のある造形となっている。また、手に持った時の重みも魅力といえる。

 「ダッシュ1号・皇帝(エンペラー)」がトミカになったことで、「ダッシュ2号・太陽(バーニングサン)」、「ダッシュ3号・流星(シューティングスター)」、「ダッシュ4号・弾丸(キャノンボール)」、「ダッシュ5号・D.D.(ダンシングドール)」などのマシンがトミカに来るのを期待したい。