特別企画

“質感を活かした塗装”でガレージキットのアスカの魅力を表現する!

お化粧も少し、フェイスアップ

 顔パーツは塗装したままだということは“すっぴん”じゃないかと筆者は思うんです。今回はパステルを化粧筆で乗せる、実際の化粧と同じ感じでやっています。パステルは水で落ちるので調整が可能ですが、今回は上からさらにクリアを吹いているので、化粧は定着しています。

【フェイスアップ】
今回はロイヤルターレンスの「レンブラントソフトパステル カーマイン318.7」で頬の赤みを入れ、口に水性アクリル塗料であるVallejo(ファレホ)の「ダークレッド」を入れていきます
ロイヤルターレンスの「レンブラントソフトパステル カーマイン318.7」 280円(税別)
Vallejoのダークレッド 290円(税別)

 これで全体の塗装は完了です。最後に各パーツの表面の質感を整え、組み立てたら完成となります。

ゴスパンクアスカの完成!

 早速、完成したキット見てもらいましょう。

【完成】
正面より。アスカらしい活発な可愛さかっこよさが表現できたと思います
背面より。髪の毛のグラデーションが髪の毛の質感を高めてくれます
胴体のアップ。服や肌のつや消しとレザーの半光沢の質感の違いが良い感じに決まっていますね
ギターの拡大。写真ではわかりにくくなってしまいましたが、車のボディーのようなツヤ感がきれいに仕上がってます。ギターは“弦”を貼りました。これはキットの中に糸が入っていてこれを使いました。弦の張り方に関しては実際のギターの弦の張り方を調べてやっています
【ディテール】
角度や影でアスカの雰囲気が変わります
金具や指輪など小物も筆塗りで仕上げています。スカートの複雑なパターンは転写デカールのものです

 ガレージキットは原型を改造してオリジナリティを出すのではなく、原型をもとにいかにディテールを細かくしていき、塗装表現によりオリジナリティを出していくかに深みがあるのではないかと思います。皆さんもこれをきっかけにガレージキットの沼にはまってみるのもどうでしょう? 楽しい世界ですよ。