特別企画
【ちょい組み】ハセガワの「レトロ自販機(ハンバーガー)」を組んでみた!
2021年5月20日 00:00
【番外編:ちょい塗りにも挑戦】初の塗装挑戦はほろ苦デビューに!?
いってしまえば、今回は板を組み合わせて箱を作るだけに近かったため、個人的にもうひとつこちらの商品を購入して、初めての塗装にも挑戦してみることにしました。先に結論からいうと、いろいろと課題が残るほろ苦デビューとなってしまいました。
ちなみに、昔プラモデルを作っていた頃は、今のようにパーツの塗り分けが行なわれておらず、自分で塗り分けていた記憶があります。この塗装に関しても、プラモデルを作っていなかったこの30年ほどの間に大きく進化しているようです。とりあえず今回は、単純に下地を塗って色をスプレーで塗り、銀色のパーツ部分を筆で、黒い部分はお手軽なガンダムマーカーを利用することにしました。
組み立てに関しては、基本的に先ほど紹介した内容と変わらないため割愛します。まずは、下地のサーフェイサーを吹きかけていきます。この塗装をするときの場所ですが、自分の部屋は窓がないため、換気を良くすることができません。そこで真っ先に考えたのが風呂場でした。……これが、あまり向いてないことが判明。
段ボールの箱にパーツを並べて吹きかけたのですが、箱からスプレーのぶり返しがきつく、匂いもいつまでも充満したままになってしまいます。そこで、家の外に止めてある自転車の荷台に移して塗装することにしました。こちらは換気面ではバッチリで、外なので匂いも充満しません。
後に模型メーカーで聞いたところ、お風呂場の湿気は塗装の大敵とのことです。湿気があると艶が整わなくなるとのことです。また今回サーフェーサー(下地塗り)もやってみたのですが、このプラモデルに関してはサーフェーサーでディテールが埋まってしまうし、成型色のアイボリーの発色が活かせなくなってしまうとのこと。塗装に関してはきちんと基礎を学んでいきたいですね。
家の外で塗装作業を行なったのですが、ここでひとつ問題が。数回に塗り分けたものの、気が付くといくつか誇りやゴミが付着していることがわかりました。また、若干塗りにもムラができてしまいました。ただの板なので、簡単に塗ることができると思っていたのですが、この辺りに知識と経験不足が出てしまったようです。
さらにこの後、銀色の部分を筆で塗っていくのですが、こちらも出来はいまひとつ。筆塗りではどうしても色にむらができてしまうようです。また、意外とまっすぐなパーツを綺麗に塗るのも難しかったので、後からテープでマスキングして補正しています。こちらもエアブラシの導入が良いとの助言を頂きました。
とりあえず仕上げはしたものの、塗りむらや汚れなどが目立つ形となってしまいました。プラモデルとしてはシンプルですが、塗装を含めてキッチリと仕上げようとするとかなり難しい部類に入るのかもしれません。特に難しいのが、コインを入れるところの銀色のパーツ類です。肉眼ではよくわからないのですが、写真を撮ってアップで見るとかなりムラができてしまっています。実際にこうしたパーツを塗るときは、米粒に写経を書くようなレベルの繊細さが必要なのかもしれませんね。
せっかくなので完成品でフィギュアのオモ写に挑戦!
先ほども触れましたが、このプラモは1/12サイズということでフィギュアの撮影用アイテムとしてもピッタリです。ということで、自宅にあるフィギュアといくつかのパーツなどを組み合わせてフィギュアのオモシロ写真こと「オモ写」に挑戦してみることにしました。
こちらで組み合わせたのは、同じくハセガワから発売されている「公園のベンチとゴミ箱」と、BANDAI SPIRITSの「魂OPTION Brick Wall(Gray ver.)」。そして、MAFEXから発売されているキアヌ・リーヴスのフィギュア「チャプター2 ジョン ウィック」とガチャのアイテムたちです。
ざっくり手持ちのフィギュアと組み合わせて見ましたが、やはりサイズ的にもかなり完璧とも言えるアイテムですね。フィギュアで写真を撮ってSNSにアップするときなどにも、かなり活躍してくれそうです。素組みなら、比較的短時間でそれなりのクォリティーで仕上げることも可能です。もちろん、腕に自信がある人は、塗装でより見た目を良くすることもできるのではないでしょうか。
ちなみに、同じハセガワからは「レトロ自販機(うどん・そば)」という商品も7月7日に発売される予定です。今回の「レトロ自販機(ハンバーガー)」はかなり満足のいく仕上がりだったので、そちらにも期待したいですね!