特別企画
【年末特別企画】映画やドラマのヒーローとなれる!オススメ「モデルガン」5選
44マグナムやガヴァメント、定番モデルガンを紹介
2021年12月29日 00:00
ライターの勝田です。元々はGAME Watchでホビーの記事を執筆していました。それがきっかけになり、HOBBY Watchを立ちあげることができました。今ではHOBBY Watchは様々なライターに参加いただいて色んな記事が載る媒体になりました。この現状にはグッと来るものがあります。コロナ禍でイベント取材も難しいですが、来年はもっともっと色々な取材記事を載せたいと思います。
さて、各ライターオススメのホビー商品を提示する年末特別企画ですが、本稿のテーマは「モデルガン」。サバイバールゲームで使う「エアガン(エアーソフトガン)と何が違うの?」というところから説明しましょう。
最大の特徴は「弾が飛ばない」こと。モデルガンは銃の外見やアクションを再現した商品で、弾を飛ばす機能はありません。そして、薬莢に火薬を詰め“発火”させることで火薬ならではの破裂音や銃口から飛び散る火花や煙で本物の銃を撃ったような風景が楽しめます。口で「バキューン」といわなくても雰囲気に浸れる。その仕組みはドラマや映画の空砲と基本的には同じで(撮影にモデルガンが使われる場合も多い)、映画やドラマのヒーローになりきれるアイテムです。エアガンとはまた違った楽しさを持つ銃の玩具と言えます。今回は“定番”を意識してのラインナップを上げていきましょう。
世界最強のハンドガン! 「S&W M29」
【S&W M29 カウンターボアード 6 1/2inch HW モデルガン】
- 発売日:2020年12月
- 価格:28,380円(税込)
- メーカー:タナカ
タナカのモデルガン「S&W M29 Counterbored 6 1/2inch Ver.3 HW」は映画「ダーティーハリー」の主人公ハリーが持つリボルバー。1971年当時、.44マグナム弾という狩猟用に開発された最強の拳銃弾を発射できるハンドガンとして生まれた。映画でその知名度は大きく上がり、その後のドラマや映画に大きな影響を与えた。現在はもっと強い拳銃弾も開発され、「最強のハンドガン」の座にM29はないが、それでも人気は高い。
商品はこの大型リボルバーを再現。HW(ヘビーウェイト)樹脂という金属を練り込んだ樹脂で成型されており、手に持つとずしりと重い。「M29」は「シティハンター」の冴羽リョウが持つ「コルトパイソン」や、「ルパン三世」の「S&W M19」と共に定番のアイテムであり、再販されることも多いが、モデルガンは1度の生産数は少ない。チャンスがあれば手に入れたい一丁だ。
※画像にエアガンのものを使用していました。修正しました
・S&W M29 カウンターボアード 6 1/2inch HW モデルガンのページ
各国の軍や警察で使われる自動拳銃「グロック 17」
【Glock 17 3rd Generation Frame HW “Evolution2改”】
- 発売日:2021年9月
- 価格:29,480円(税込)
- メーカー:タナカ
グロック17はオーストリアの銃器メーカー・グロックが開発した自動拳銃。フレームなどに樹脂を使用し、トリガーセイフティ、ストライカー式の機構など昨今の自動拳銃の流行を作った拳銃と言える。各国の警察や軍で使われており、アメリカの民間での人気も高い。
タナカの「Glock 17 3rd Generation Frame HW “Evolution2改”」は、ストライカーとファイアリングピン・ロックは摩耗しにくいステンレス切削にするなどより耐久性を増している。新しいカートリッジによりパワフルな発火が楽しめる。
自動拳銃の代表的な銃! 「コルト M1911A1」
【コルト・ガバメントM1911A1 ブラック HW】
- 発売日:2014年12月
- 価格:19,800円(税込)
- メーカー:マルシン工業
価格:19,800円(税抜)
「コルト M1911A1」は「コルトガヴァメント」と呼ばれる自動拳銃の代表ともいえる存在だ。1911年から1985年までアメリカ軍の制式拳銃として多く使われ、制式拳銃でなくなっても.45ACP弾の威力に魅力を感じるユーザーは多く、特殊部隊などでカスタムモデルを使用する軍人も多いという。
マルシン工業の「コルト・ガバメントM1911A1 ブラック HW」は無骨なM1911A1を再現。ミリタリーな雰囲気がたまらない商品だ。モデルガンは実銃の雰囲気を感じられる内部構造も楽しい。細かく分解し、手入れをするのも楽しみ方の1つだ。
西部劇のヒーローならばこれ! 「コルトSAA」
【SAA アーティラリー オールシルバー・モデル 組立キット】
- 発売日:2013年5月
- 価格:25,300円(税込)
- メーカー:ハートフォード
「コルトSAA(シングルアクションアーミー)」は“西部を征した銃”といわれるリボルバー式拳銃。西部劇映画の定番の小道具であり、モデルガンとしても定番だ。ハートフォードは「ファストドロウ大会」を主催していたりするし、西部劇の格好でサバゲーをするファンもいたり、独特のファンを獲得している銃である。
ハートフォードの「SAA」のモデルガンは再販されることも多い商品で、特に「組み立てキット」はモデルガンとしては安価で、モデルガン入門用としてもオススメだ。現在入手しやすいのは「オールシルバー」モデル。手の中で回転させる「ガンスピン」を練習できるゴムのモデルや、早撃ち用のカスタムモデルなど様々なバリエーションも注目だ。
・SAA アーティラリー オールシルバー・モデル 組立キットのページ
この銃と共に星の海を行く! 「戦士の銃 コスモドラグーン」
【コスモドラグーン クイーン・エメラルダスモデル】
- 発売日:2021年12月
- 価格:85,800円(税込)
- メーカー:ハートフォード
コスモドラグーンは漫画家・松本零士氏のSF世界の重要アイテムである。“戦士の銃”と呼ばれ「キャプテンハーロック」、「クイーンエメラルダス」といったヒーローがその身につけている。「銀河鉄道999」の主人公・星野鉄郎の銃でもあり、宇宙に5丁しかない。
ハートフォードのコスモドラグーンは原型師・高木亮介氏の想いあふれるモデルガン。発火機能はないが、銃後部のハンドルを引くといったアクションが楽しめる。ハートフォードの高い技術を活かしたアイテムだ。現在4タイプが展開、12月にはエメラルダスモデルの発売となった。
エアガンとはまた違った魅力のモデルガン
モデルガンは独特の魅力がある。エアガンとはまた違った遊び方、世界観があり、筆者自身もまだ勉強していきたいと思う。今回扱った商品のいくつかは筆者も記事にしている。タナカのモデルガンに関しては、昨年M29を、今年の5月に警察で使っているリボルバーのモデルガンをレビューしている。2022年の目標は「オートマチックのモデルガンで遊んでみること」。何の機種を手にしようか、考え中である。
筆者にとって、特別に思い入れが強いハートフォードの「コスモドラグーン」は2021年にはインタビューを行なうことができた。12月にエメラルダスモデルが販売されたが、この商品は「松本零士作品の様々な武器を商品化していく」というのが目標なのである。今後の展開も大いに期待したいところだ。筆者はまだトイガンの入り口に立ったにしか過ぎないし、今後も色々な商品を手にして学んでいきたいと思う。