特別企画
【年末特別企画】冬休みに遊びたい「玩具」5選
大人も童心に帰って熱くなれる!子供と一緒に遊べる対戦玩具や新感覚玩具を紹介
2021年12月29日 00:00
次世代WHFやおもちゃショーには仕事と関係なくほぼ毎回参加している玩具大好きライターの石井が、独断と偏見でこの冬のおすすめ玩具を5つ紹介する。玩具といっても幅広いが、ここでは大人も子供と対等に遊べること、価格1万円以下で買えること、室内で遊べるものという、3点を満たすものを選んだ。
電池不要で車が走るドミノ倒しみたいな新感覚ホビー「チェインレンサー チェインドラゴンDX CR-12」
- 発売日:2021年10月21日
- 価格:7,700円
- メーカー:セガトイズ
最初に紹介する玩具はセガトイズの「チェインレンサー チェインドラゴンDX CR-12」だ。チェインレンサーは、車が走り抜けることで次々と変形する道路(チェインレンサーと呼ぶ)をつなぎ合わせ、ゴールまで到達させる新感覚ホビーだ。変形の仕方はさまざまであり、進路を90度あるいは180度変更するチェインレンサーも用意されているので、プラレールのように複雑なレイアウトも作れる。ここで取り上げた「チェインドラゴンDX CR-12」は、2台のチェインカーと10個のドラゴンモチーフの新チェインレンサーなどがセットになった最新製品だ。
電池などは不要だが、変形がダイナミックで楽しい。ドミノ倒し+爆丸のような雰囲気で、進路を90度変更するチェインレンサーは位置合わせが結構シビアであり、正確に配置しないと途中で止まってしまう。その難しさが絶妙であり、複雑なコースを作って最後までゴールしたときの達成感は高い。対象年齢は6歳以上とされているが、大人も思わずはまってしまう玩具だ。別売りのチェインレンサーと組み合わせて、さらに複雑なコースを作ったり、公式サイトで紹介されているミッションクリアにチャレンジするなど、遊び方もさまざまだ。
室内向けの超小型ドローンでバトル!「対戦型ドローンセット HS177 2台セット」
- 発売日:2017年12月
- 参考価格:8,239円
- メーカー:Holy Stone
Holy Stoneの「対戦型ドローンセット HS177 2台セット」は、室内で気軽に飛ばせる超小型ドローンが2台入ったセットだ。部屋の中で遊べる超小型ドローンは珍しくはないが、HS177は赤外線ビームを発射することができ、2台で空中戦を楽しむことができることが特徴だ。赤外線攻撃を受けると、機体が揺れ、4回攻撃を受けると機能が停止してゆっくり落下する。360度宙返りが可能なフリップモードも搭載されているので、思わぬ動きで相手の意表を突くことができる。機体は120mm×120mm×40mmと小さく、重量はわずか33gしかない。
HS177は、コントローラーのボタンを押すだけで自動的にゆっくりと浮き上がり、再びボタンを押せばゆっくり着陸させることができるので、初心者でも心配はない。最大9分間のロングフライトが可能なので、バトルだけでなく、コースを決めて2台でレースをするのも楽しそうだ。
子供と一緒に遊べるピタゴラスイッチ「GraviTrax PRO スターターセット」
- 発売日:2021年9月
- 参考価格:11,000円
- メーカー:ラベンスバーガー
ラベンスバーガーの「GraviTrax PRO スターターセット」は、パーツを組み合わせてコースを作り、ビー玉を転がしてスタートからゴールまで運ぶホビーだ。いわゆるピタゴラ装置のようなものを作るわけだ。GraviTrax PRO スターターセットには、全部で153個のパーツが入っており、複雑で立体的なコースを作ることができる。もちろん、追加パーツも多数販売されており、さらに大がかりで仕掛けの多いコースを作ることができる。
対象年齢は8歳以上だが、立体的なコースを作るには、ビー玉の落下点などを予測する必要があり、なかなか難しい。試行錯誤しながら、コースを作っていくのが楽しい。ピタゴラスイッチが好きな人はもちろん、STEM教材的な側面もあり、子供と一緒に遊ぶ玩具としてもおすすめだ。
忘年会や新年会でも盛り上がりそうな対戦玩具「人機一体ブットバスター ブッ飛ばしバトルセット」
- 発売日:2021年6月26日
- 価格:6,930円
- メーカー:タカラトミー
タカラトミーの「人機一体ブットバスター ブッ飛ばしバトルセット」は、人型ロボットを操縦して相手と戦う新感覚バトルホビーである。右手と左手でそれぞれコントローラーを握り、パンチを繰り出すように腕を動かせば、ブットバスターもその動きに合わせてパンチを繰り出す。プレーヤーとロボットが一体化したような感覚が味わえる。家族や友達とバトルする「バトルモード」や「バトルロイヤルモード」だけでなく、1人で遊べる「チャレンジモード」や「オートパイロットモード」も用意されている。相手から2回パンチ攻撃を受けると、パイロットフィギュアがロボットから真上に飛び出し、負けとなる。
動きや勝敗に合わせて効果音や音声が流れるので、迫力のあるバトルが楽しめる。この商品には2台のロボットがセットになっているので2人で対戦できるが、ロボットを追加購入すれば、最大4人で同時に遊ぶことができる。操作がシンプルで直感的なので、格闘ゲームは苦手という人も楽しめる。忘年会や新年会などのパーティに持ち込むと、盛り上がりそうだ。
ペットボトルキャップシューティングの的当て遊びセット「ボトルマン BOT-22 サラファイア&ブラストボス 大討伐セット」
- 発売日:2021年11月6日
- 価格:5,480円
- メーカー:タカラトミー
タカラトミーの「ボトルマン BOT-22 サラファイア&ブラストボス 大討伐セット」は、ペットボトルキャップを撃って遊ぶシューティングホビーだ。タカラトミーは以前、ビー玉を撃ち出す「ビーダマン」という製品を販売していたが、その系譜に連なる玩具である。ボトルマンは2020年10月に最初の製品が発売されたが、その後も次々と新製品が登場している。本製品は、ボトルマンのサラファイアと、敵のブラストボスがセットになったもので、ブラストボスは電池を内蔵しており、自動で動き回る。その動き回るブラストボスの弱点を狙ってキャップを発射して倒すことが目的だ。さらに、ブラストボスとサラファイアを合体させることで、巨大ボトルマン「プレミアムサラファイア」が誕生。パワフルなショットが可能になる。
ボトルマンは、スピードタイプやパワータイプなど、さまざまなタイプの異なる製品が登場しており、競技種目やプレイスタイルに応じて、最適なボトルマンを選ぶことが重要だ。また、複数のボトルマンのパーツを組み合わせて、さまざまなカスタマイズができることも魅力だ。飲み終わったペットボトル飲料のキャップを弾として使えるだけでなく、ペットボトル本体をターゲットにして発射されるキャップで倒すなど、エコ的な視点からも評価できる玩具だ。
シリーズものの玩具も新製品続々
今年の玩具業界を振り返ってみよう。タカラトミーのベイブレードバーストは、発売開始から6年が経っており、さすがに人気のピークを過ぎた感があるが、新製品は次々と投入されており、まだまだ熱心なファンが多くいるいと推測される。ボトルマンは発売開始から1年以上が経過したが、売れ行きは好調のようだ。
今年Hobby Watchでレビューした主な玩具は、「ブットバスター」と「チェインレンサー」だが、どちらもとても楽しい玩具であり、今回のおすすめ5選にも選んだ(おすすめに選んだ「チェインレンサー」はレビューしたのとは別の製品だが)。来年も、こうした遊ぶ人をワクワクさせてくれる玩具が登場することを期待したい。
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