特別企画

【年末特別企画】冬休みに眺めたい「スケールフィギュア」5選

ゲームやアニメで人気のキャラクターを題材にした作品を中心ピックアップ!

 ゲームやホビー、XR関連の取材を中心に様々なメディアで記事を書いているライターの高島おしゃむです。たまにカメラを持って、秋葉原でフィギュアの写真を下から撮っていたりもしますが、あくまでもお仕事ですので怪しい目で見ないでください(笑)。

 というわけで、昨年より誌面上でも様々なスケールフィギュアをご紹介してきました。ほとんど知識ながなかったところからスタートしましたが、これまでかなりの数の作品を間近で見てきて、徐々に目が肥えてきた感があります。そこでこちらの記事では、年末特別企画として「冬休みに遊びたいスケールフィギュア5選」をピックアップしてご紹介いたします。

 今回選んだスケールフィギュアは、個人的に思い入れのある作品や見栄えの良さそうなものを選んでみました。また、スケールフィギュアという特性上、今現在予約受付中のものもあるため、冬休みに楽しめるかというと少々外れるものも含まれていますが、こんなものもあるんだなという感じで見ていただけると幸いです!

優美さと豪華絢爛さが見事に融合を果たした「Fate/Grand Order セイバー/葛飾北斎」

  • 発売日:2023年1月
  • 価格:29,800円(税込)
  • 全高:約240mm
  • スケール:1/7
  • メーカー:グッドスマイルカンパニー

 グッドスマイルカンパニーより、2023年1月に発売される1/7スケールフィギュアの「Fate/Grand Order セイバー/葛飾北斎」。いきなり、遊べるのは1年以上先かよ! という突っ込みがはいりそうですが、スケールフィギュアの場合は入手できるタイミングと予約購入するタイミングのかなり大きなずれがあるため、ある程度仕方ない部分もありますね。ということで、このフィギュアもAmazonなどでは予約受付中です。

このボリューム感と艶やかさを合わせ持った魅力は、スケールフィギュアならではといえるでしょう。

 肝心の作品についてですが、こちらは人気スマートフォン向けゲーム「Fate/Grand Order」に登場する、セイバークラスのサーヴァント「葛飾北斎」を立体化したものです。なによりもぱっと見の印象が豪華絢爛で、インパクトが強いところがオススメのポイントとなっています。アクションフィギュとは異なり、プレイアビリティがさほど高いとはいえないスケールフィギュアですが、こちらの作品のように細部にわたって作り込まれていると、いろいろな角度から眺め回しているだけでも楽しい気分にさせてくれます。

 艶やかな通常版とは異なり、派手目な水着衣装のオリジナルのイラストを、そのままのイメージで再現。着物のような衣装と4本の刀、そして「とと様」を傍らに備えた、豪華絢爛な仕上がりになっています。

水着でありながら身に付けている小物類の多さも魅力的。これだけ作り込まれていると、いつまでも眺めていたくなります。

元気いっぱいのスポーツ少女が相棒と共に立体化「ARTFX J 十三機兵防衛圏 南 奈津乃&BJ」

  • 発売日:2021年7月
  • 価格:13,800円(税込)
  • 全高:約250mm
  • スケール:1/8
  • メーカー:コトブキヤ

 2022年4月14日に、Nintendo Switch版の発売も決定したアトラス×ヴァニラウェアによるドラマチックアドベンチャーゲームの「十三機兵防衛圏」。筆者もずいぶん前にPS4版を購入していたものの、しばらく積みゲーになっていましたが、ようやく最近になってクリアすることができました。ということで、こちらは、ゲームの中に登場するキャラクターのひとり南奈津乃と、相棒のロボット・BJを立体化した作品です。

ゲームをプレイしたことがあるならば、すっかりおなじみの名コンビがフィギュアに。台座部分の世界が崩れ去ったようなデザインも含めて、素晴らしい仕上がりになっています。

 奈津乃のハンドパーツとして、「START」エフェクト付きのものと無し2種類が付属しており、好みに合わせてチョイスすることができます。また、ちょっとしたギミックとして、この「START」エフェクトの部分とBJの目は、ブラックライトを当てることで光らせることもできます。

 「十三機兵防衛圏」には、男女問わず多数のキャラクターが登場しますが、作品の人気の割にはまだまだフィギュア化されているキャラクターは少ない印象なので、ぜひラインアップを充実させて欲しいところですね!

髪の毛の複雑な形状や、体操着のシワなど細部にわたり作り込まれていることがわかります。

人気もますますうなぎ登り!主人公・虎杖の勇姿を見よ「ARTFX J 呪術廻戦 虎杖悠仁」

  • 発売日:2021年8月
  • 価格:11,000円(税込)
  • 全高:約185mm
  • スケール:1/8
  • メーカー:コトブキヤ

 最近は「鬼滅の刃」と並んでお菓子などのコラボ商品で見かけることが多くなってきた「呪術廻戦」。筆者もフィギュアの紹介をする前のリサーチとしてアニメ版を見始めたのですが、これがすっかりハマってしまい一気に最後まで見てしまいました。2021年12月24日からは、作品の前日譚となる「劇場版 呪術廻戦 0」も公開され、まだまだ人気は衰えそうにありません。

どす黒い血が滲んだような台座部分も含めて、作品のイメージがよく出ています。

 さて、今回こちらで取り上げたのは、その「呪術廻戦」に登場する主人公の虎杖悠仁を、描き下ろしイラストを元に立体化した作品です。これから戦闘に挑む瞬間といった、ファイティングポーズを取った虎杖悠仁。手の部分にエフェクトパーツが付いたものと差し替えることで、より臨場感溢れるシーンを再現することもできます。

 同じARTFX Jシリーズからは、他にも伏黒恵や釘崎野薔薇、五条悟といった主要キャラクターたちもラインアップされているので、可能ならすべて集めて飾りたいところですね。

エフェクトパーツが付いた手に差し替えたところ。ちなみに暗闇でこのエフェクトパーツにブラックライトを当てると、発光する素材が採用されています。

優しいまなざしに癒やされる「惣流・アスカ・ラングレー ~ゴスロリver.~:RE」

  • 発売日:2021年1月
  • 価格:14,080円(税込)
  • 全高:約180mm
  • スケール:1/7
  • メーカー:コトブキヤ

 長きにわたって展開されてきたリビルド版の映画も、2021年に公開された「シン・エヴァンゲリオン劇場版」でひとまず大団円を迎えましたが、作品自体の人気はこれから先も続いていきそうです。今回取り上げたのは、貞本義行氏のイラストをトレーディングカードにした「KADOKAWAアートトレカBOOK 新世紀エヴァンゲリオン」のピンナップとして登場した、惣流・アスカ・ラングレーのゴスロリ衣装のイラストを元に立体化した作品です。

顔や髪型はもちろんのこと、衣装のシワやフリルに至るまでリニューアルされたアスカ。

 エヴァ関連のフィギュアは、「:RE」と名付けてパッケージのみをリニューアルして発売されているものがありますが、こちらはそれに加えてフィギュア自体の造形もリニューアルされています。以前のものと比べて、アスカの表情もかなりしっとりとしたものになっており、よりオリジナルの貞本義行氏が描いた作品に近いものになっています。全体的に派手すぎないこともあり、部屋に飾っておくと癒やし効果がありそうですね!

ちょこんとこちらを見ているような感じの表情が、なんともたまりません。

これぞフィギュアならではの浮遊感「冴えない彼女の育てかた 加藤恵」

  • 発売日:2020年10月
  • 価格:16,093円(税込)
  • 全高:約210mm
  • スケール:1/7
  • メーカー:マックスファクトリー

 以前、実際に展示されているものを見て、思わず引き込まれたのがマックスファクトリーから発売されている1/7スケールフィギュアの「冴えない彼女の育てかた 加藤恵」です。こちらは、人気テレビアニメ「冴えない彼女の育てかた♭」より、メインヒロインの加藤恵を立体化したものですが、なんといっても素晴らしいのがその浮遊感!

どんなつくりになっているのか気になるレベルの、躍動感溢れる作品に仕上げられています。

 ふんわりと舞い上がったような、大胆なレイアウトが採用されており、そのまわりにはカバンや紙に書かれたイラストなども一緒に空中に漂っているかのような瞬間が再現されています。やや頬を赤らめた、加藤恵の表情も素晴らしく、いつまで眺めていても飽きません。作品のファンならずとも、美少女系スケールフィギュアファンならぜひとも抑えておきたい逸品といえるでしょう。

表情とポージングのどれをとっても完璧! ひとつひとつの小物の作り込み具合も注目です。

数々のフィギュアの中でも目立ったのは「鬼滅の刃」のあの男

 今年もHOBBY Watchで様々な記事を書かせていただきましたが、なかでも印象深かったのは30年以上ぶりぐらいにプラモ作りに挑戦したプラモデルレビュー企画の「ちょい組み」シリーズでした。もちろん、その間のプラモデルの進化っぷりは耳にしていたものの、実際に組んで見るとその楽しさも大幅にアップしていることを実感しました。

 昔とは異なり、最近はプラモデルなど趣味性の高いものもネットで検索することで記事や動画などで様々な知見が簡単に得られるようになっています。その分作品の質を高めるハードルも上がっていると思いますが、初心者にとってもかなり取っつきやすい環境になってきたのではないでしょうか。

 昨年に引き続き、今年もかなり頻繁に秋葉原のあみあみの店舗に足を運んで展示されているフィギュアをご紹介してきましたが、なかでも印象的だったのがその圧倒的大きさから目を釘付けにされたフリーイングの「B-style 鬼滅の刃 煉獄杏寿郎」1/4スケールフィギュアでした。映画の方は機会がなく見ていないのですが、ちょうど配信で「無限列車編」で作品を見たばかりだったこともあり、印象に残っているのかもしれません。

 もう1本、印象的だったのがハッピーセット「ウルトラマン」を紹介した記事です。撮影しなければならない写真の点数も多かったので記事を作るのも大変だったのですが、その写真がしばらくの間ツイッターのトレンドとして表示されていたのでびっくりしました。ということで、2022年も皆さんに喜んでいただけるような楽しい記事をお届けしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。