特別企画

サバゲーに向けて愛銃「MP7A1 ブラック」を“架空の近未来特殊部隊風”にカスタム!

東京マルイ純正アタッチメントのみで集めてみた

 サバイバルゲームの主役と言えばやはりエアガンだ。サバゲーに参加すると、カッコ良くカスタマイズされているエアガンをよく見かける。そのエアガンの所有者は、ほぼ例外なく上手で憧れる。筆者もサバゲーに参加する度に「もっと自分の銃をかっこよくして、上手くなりたい!」という想いを強くする。

 上手くなるためにはサバゲーの回数をこなすしかないが、エアガンをカッコ良くするのはすぐ出来る、というわけで、エアガンをカスタマイズしてみることにした。もちろん、カッコ良くしただけで上手くなれるわけではないが、格好良さはモチベーションに繋がる大事な要素で、エアガンのカスタムは、サバゲーの醍醐味のひとつだ。

 今回は、筆者の愛銃である東京マルイの製ガスガン「MP7A1 ブラック」をモチーフに、「架空の近未来特殊部隊」風をテーマにしてカスタムしてみたのでご紹介したい。

そもそもどうしてエアガンにアタッチメントを付けるのか? そこにロマンがあるから!

 そもそもどうしてエアガンにアタッチメントを付けるのか。そこにロマンがあるからだ。ではアタッチメントとは何なのか。それは「状況に合わせて付け替えることで目的毎に臨機応変に対応するためのもの」だと思う。もちろん筆者は実際の銃を撃ったことがあるわけでもなく、聞き齧った知識しかないので間違っているかもしれないが。

 実際に軍隊で使われているようなもので言えば、例えば遠くの目標を狙いやすくする「スコープ」、発射した際のにでる明かりや音を小さくするための「サイレンサー」、発射した際のガスを流れを意図的に変化させることで反動を抑える「コンペンセイター」、夜間や屋内を明るく照らしたり、相手の視覚を遮る目的の「フラッシュライト」、照準している場所を分かり易くするための「レーザーサイト」などがあり、その種類は多岐にわたる。

【Amazonでの各アタッチメント検索結果】

 しかし、エアガンの場合には数百メートル先の目標を狙えるスコープを付けても数十メートルしか弾は飛ばないのでオーバースペックだろう。まして、ものによっては怪我をするかもしれない程反動の強い実銃で使われるようなコンペンセイターなどは“見た目装備”になるのではないだろうか。

 しかしながら、そういった実銃のパーツ・いわゆる“実パ”は取り付けると手触りやデザインが変わる、そういった要素には独特のロマンがあると思うし、何よりかっこいいのだ。

 それに、オーバースペック云々と先ほど述べたが、この「ロマン」こそがサバゲーの醍醐味なのだ。というのも遊びにも多方面で本気になれるのが大人の特権だからだ。だからこそ多くの人も熱心に自分の銃をカスタマイズして楽しんでいるのだと思う。つまるところ、自分の中のロマン「かっこよさを突き詰める」というのが楽しいのだ。しかし懲りすぎるとエアガンが何丁も買えるような値段になるのは困った点だといえる。

 加えて、一概にエアガンに取り付けるアタッチメントが「ロマンだけ」というわけでもないと思う。例えば「フォアグリップ」などの様に銃を持ちやすくし安定させるものや、専用のBB弾を使うことで実際の曳光弾を再現できる「トレーサー」というエアガン専用のアタッチメントもある。これらの日頃から訓練していなくても銃を保持し易くしたり、自身が撃った方向を分かり易くするアタッチメントは実用的といえるだろう。特にエアガン用に作られたものなら猶更実用的だ。

 なお、アタッチメントの中には取付に加工が必要なものや、“実パ”においては出力的に危険だったり法的にグレーなもの、フィールドによっては使えないものなどもあるので、購入する際にはよく調べて欲しい。

「架空の近未来特殊部隊」風カスタムがしたい!

 コンセプトは暗闇でも難なく目的を遂行できそうな「架空の近未来特殊部隊」という筆者の癖を拗らせたもの。今回は心の赴くままにアタッチメントを揃えた。ひとまず「レール全部にアタッチメント着けたい!そうすれば『架空の近未来特殊部隊』っぽくなる!」と思っていたので、それっぽくなるよう暗闇でも戦えそうなアタッチメントを集めた。

 前項で述べた「法的にグレー」、「トイガン専用アタッチメント」云々や、筆者の持っているガスガン「MP7A1 ブラック」のメーカーである東京マルイなら“ポン付け”できる点などからもカスタム初心者向けだろうと思い、同社のアタッチメントを探した。

画像のサイレンサーは本体と同時に購入したKing Armsの「H&Kプロサイレンサー」。今回紹介するアタッチメントとは別物

 買う際には、東京マルイのホームページにて、ガスガン「MP7A1 ブラック」の商品ページ下部にある「対応オプション&サプライ」からアタッチメントを探し、気になったのもを一通り購入した。

【紹介アイテム一覧】
本体:ガスブローバックマシンガン「MP7A1 ブラック(右上)」価格:36,080円(税込)
マズル部分:「NEWフルオートトレーサー」価格:9,680円(税込)
サイト:「NEWプロサイト」価格:8,580円(税込)
左レール:「LEDプロライト」価格:14,080円(税込)
フォアグリップ:「LEDプロライト用リモートスイッチキット」価格:3,080円(税込)
右レール:「AN/PEQ-16バッテリーケース ブラック」価格:5,478円(税込)
並べてみた
取り付けに使用したドライバーセット「ファミドラ8」。余談だが引っ越しの際に洗濯機の取付などでも活躍してくれる

 今回“ポン付け”できる安心感に任せて一気に揃えたわけだが、ボリュームだけでなく全体の重量もたっぷりだ。今までにも何度かアタッチメントを付けたりはしていたが、今回程多くのものを付けたことはなかったので少々ドキドキである。それでは、組み立ての前に準備が必要なアタッチメントについて詳しく見ていく。なお、準備の手順などは画像下のキャプションに記載する。

「NEWフルオートトレーサー」

動力源:単4アルカリ電池 4本
14mm逆ネジ対応

見た目はサイレンサーっぽい
トレーサーの機能を点けるボタンも押しやすい
電池を入れるためにカバーを取り外す
その後中身側の上蓋も外す
「発光ユニット」は感電の恐れあり!分解厳禁!
単四電池4本を、指示通りに挿入し元に戻す

「NEWプロサイト」

動力源:LR44アルカリボタン電池 2個
倍率:1×1
20mm幅マウントレイル対応

クイックキャップを閉めた状態
クイックキャップを開けた状態
ドットの光度切替は画像の数字が書かれた“つまみ”で調整する 3段階用意
ドット無しはこんな感じだ
光度切替の反対側にある“つまみ”を外しLR44アルカリボタン電池を2個入れる
1段階目
2段階目
3段階目

「LEDプロライト」&「LEDプロライト用リモートスイッチキット」

動力源:内蔵バッテリー(7.2V1100mAhニッケル水素バッテリー)
20mm幅マウントレイル対応
外部バッテリー機能搭載

「LEDプロライト」
「LEDプロライト用リモートスイッチキット」
まずはライト底面のネジを全体的に緩める。小さいのでなくさないように注意
ネジを外す
蓋を写真の様に回して、そっと外す
リモートスイッチキットを載せる
まんべんなくネジを締めていく
リモートスイッチキットの長方形の板状のものを押すと点灯
入れ替えたパーツは袋に入れておけば安心だ

 準備の段階では特に難しい要素もなく、比較的簡単に取り付ける準備ができた。一部細かいパーツなどは落としてなくさないか冷や汗が出たが。

 それではここから実際にエアガン本体に取り付けていく。

「MP7A1 ブラック」(フロント/リアサイトを外し、フルオートトレーサー・サイレンサーアダプターを取り付けた状態)
「NEWフルオートトレーサー」と「NEWプロサイト」を取り付けた状態
「LEDプロライト用リモートスイッチキット」のスイッチは付属のマジックテープを使うことでコンパクトに取り付け可能
今回は操作し易いようにグリップに付けた
裏から見るとこんな感じ
完成! 「架空の近未来特殊部隊」っぽくはないかもしれない
【今回利用させていただいたシューティングレンジTARGET-1秋葉原店の待合室にある張り紙】
ルールはしっかり守ろう。http://www.akiba.target-1.com/

 実際の取付は非常に簡単だった。「NEWプロサイト」なんかは一瞬前後が怪しかったが、説明書を読めばすぐ分かった。組み立てている途中から沸々と「早く撃ちたい欲」が沸いてきている。特にトレーサーをつけて撃つのは初めてなので、どうなるのか非常に気になるところだ。では実際にシューティングレンジで撃ってくる。

【東京マルイ ガスブロ「MP7A1 ブラック」純正品カスタム撃ってみた】

 楽しい。とにかく筆者好みに仕上がって満足である。特に、今回取り付けたものは夜戦など暗い場面で活躍しそうなものばかりだが、明るいシューティングレンジであっても「NEWプロサイト」のおかげで標的を狙いやすくなったうえに、弾道も見やすいよう「NEWフルオートトレーサー」も取り付けているので気持ちよく的当てができた。

 ただ、久しぶりに出した本体が、保管状態が悪かったようで白錆が発生しており悲しくなった。今後は湿気に気を付ける。よく手入れする。

メーカー純正ならアタッチメント探しも取り付けも簡単!

 「対応オプション&サプライ」で比較的容易にアタッチメントを探すこともできたし、本体と同じメーカーなので“ポン付け”できるため簡単にカスタムできた。今後もカスタムが捗りそうだ。惜しむらくは、思っていたほど「架空の近未来特殊部隊」風にならなかったところなので、今後はもっとその方向性も追及していきたい。

 ただ、その前に筆者は早速フィールドに行きたくて仕方がない。皆さんも是非カスタムしてみて欲しい。