ニュース

遂に迎えた念願のサバゲーデビュー! 魅力はズバリ実際に戦う臨場感とお祭りの様な非日常感

 「サバイバルゲームをやってみたい!」筆者はずっと前からこう思っていた。だが、そうは思っても中々知らない人ばかりの場所へ1人で行く勇気が持てないでいた。しかし、筆者と同じくHOBBY Watchで働くライター・勝田さんや、サバゲー歴20年越えのライター・こもとめいこ♂氏に誘われ、今回サバゲーデビューしてみた。

 本稿では、筆者のサバゲーデビューについてレポートしたい。初めて訪れたサバゲーフィールドは、千葉県印西市にあるサバゲーフィールド「東京サバゲパーク(通称:サバパー)」。

 先に初サバゲーの感想を述べるのならば、思っていたほど怖くも痛くもなく、これから周りの人も沼に引きずり込み、その楽しさを分かち合いたいと思うほど素晴らしいものだった。自分が実際に撃たれる緊張感と、1回でも当たったらゲームオーバーというスリル、銃の駆動音やBB弾が着弾する音などの臨場感などは非日常的で、とても“遊び”とは思えない迫力のある体験ができ、サバパー運営の方々や周囲にいたプレーヤーの方々に感謝している。ただ、全身が筋肉痛になるは全然敵を倒せないわで悔しい思いをしたので筋トレを始めた。「筋肉はすべてを解決する」と聞いたこともあるので。

サバゲーデビュー準備のこと

 そもそも“サバイバルゲーム”について興味を持ったのは、普段プレイしているゲームや好きな映画・小説・漫画が影響だ。筆者はもともと空想が好きな質で、「自分があの世界にいたらな」なんて創造しているうちに、実際に自分自身で人と撃ち合ってみたい欲求が高まり、一人暮らしを機に、気が付いたら全身の装備やガスガンのハンドガン「グロック26 アドバンス」とPDW「MP7A1」などを買い揃えていた。PDW(Personal Defense Weapon)とは簡単に説明するならば、その名の通り、自衛用の銃で、戦車や航空機など兵器の搭乗員などが脱出した際などに使用されることを想定されたもの。

 ハンドガン「グロック26 アドバンス」は、TVアニメ「攻殻機動隊SAC」第15話にて、バトーが持った際にアップで写されたのを見て、調べた末に正体を突き止め購入するに至った。劇中のものとは厳密には違うが仕方がない。「グロック26 アドバンス」は、よく映画などで司法機関などが持っているスラっとしたシルエットのグロックよりも、銃身のデザインが複雑で、コンペセイターも付いている。コンペセイターとは、実際の銃を撃った際に発生するガスを利用して反動を抑える装置のこと。このガスガンには一見余計とも思える部分が近未来チックでありながらも、現代的な雰囲気を醸し出していてアニメで見た際に一目惚れした。ほかにも、スライドを引く際に、コンペセイターはそのまま動かずに残る点や、グリップも複雑な見た目をしており、無駄にも見えるデザインが非常に格好良い。

 もう一方のPDW「MP7A1」は、伸縮するストックや折り畳み式のフォアグリップなどが付いており、コンパクト且つシンプルでありながらも利便性が高く、機能美が魅力の銃だ。側面・上部にはレールが付いていおり、その気になればごってごてにアタッチメントを載せられるのも魅力で、文句のつけようがない。しかし、将来的にはフラッシュライトやダミーのレーザーサイト、各種サイトを載せてシンプルさをかき消す勢いでカスタムを施す予定だ。

 筆者の装備は前述したように、好きな作品に影響されており、ゲームで言えば「DayZ」や「Tom Clancy's The Division」、映画などで言えば「シカリオ」などからも影響されている。私服にミリタリー要素を混ぜた雰囲気といえば伝わるだろうか。比率としては私服3:ミリタリー7のような割合が、個人的には非常に好みだ。正直準備をしている段階からすでにサバゲーデビューへの期待が止まらず、ニヤニヤしながら準備をしていたので周りに人がいなくて本当に良かったと思う。ディビジョンエージェント、かっこいいですよね。筆者も残されたものを守るために戦ってみたい。

「ディビジョン」公式ページにて配布されている壁紙
「The Division | Factions trailer | PS4」より

初めてのサバゲーでは何もできなかったときのこと

 迎えたサバゲーデビュー当日、初めての場所に来たという緊張感と、憧れのサバゲーができることで、舞い上がっていた筆者は、周囲のプレーヤーの真似をしながらゲームの準備をしていた。準備をしていたのだが、周りの装備の充実具合を見ている内に段々と羨ましくなり、気が付いたら売店でスタッフの方に「これは筆者の装備に使えるのか」、「このエルボーパッドは膝にもつけられるのか」などいろいろと聞きながら、ニーパッドとスリングを購入していた。度々「サバゲーは〇万円までなら軍拡に入らない」なんて聞いていたが、なるほど確かにその通りだとその時実感した。

 なんやかんやあり準備を終えてから、まずは弾速チェックに向かった。サバゲーでは、安全管理の観点から、規定以上の速度で弾が出る銃の仕様を禁止しているため、そういった銃を持ち込ませないために“弾速チェック”があるのだ。弾速チェックの際には、これまで自宅で、それもカラ撃ち用のパーツを付けてしか使ったことの無かった愛銃から、実際に弾が出ているのを見て感動したのを覚えている。その場で筆者も撃ちたかったが、横のシューティングレンジでは歴戦の猛者のような人たちが並んでいたので、少し気後れして撃てなかった。次は遠慮なく並んで撃とうと思う。

 ちょうど自分の荷物のところに戻ると朝礼が始まり、ルール説明などが行なわれ、その日のゲームが開始となった。筆者はつるっつるの初心者なので初心者講習に参加となっており、勝田さんが付き添ってくれた。正直すぐにでもゲームに参加したかったが、ルールも1回ではなかなか覚えきれていなかったので初心者講習はとても為になった。講習では、サバイバルゲームはルールを守らないと危険なことや撃ち方など大切なことを学ぶことができたように感じる。

足が震えるほど寒かったので次はもっとあったかい服を持っていこうと思う

 初心者講習が終わると、青いバンドが配られた。初心者を区別するためのものらしく、ゲームでは優遇もあり、1回追加で復活できる場合もあると教わったので、命大事にガンガン行くと決めた。

 講習から戻り、ちょうどゲームが始まるところだったので、こもと氏とも合流し、遂に初の実戦が始まった。フィールドに入り、マガジンをガチャガチャと手こずりながら準備していると、急に周りのプレーヤーが走り出したので何事かと思っていると、どうやらゲームが開始されたようだった。ようだったというのも、緊張していたようで開始の合図を聞き逃した上、想像していたよりも早くゲームが進行して、始まったと思ったら終わっていたからだ。それほど初の実戦は一瞬で終わったように感じた。つい数分前にガンガン行くと決めたのに、ゴーグルをつけて筆者自身でフィールドに立つと何をしていいのか分からず、ゲームが始まってもあまり前に出られなかった。ほとんどスタート地点に居たのだが、1分も立たずに撃たれて退場となった。この時、敵の姿はおろか方向さえ全く分からず、非常に悔しかった。その悔しさといったらPS5を買いに何度も秋葉へ出向きながらも手に入らなかった時に似ている。

 さらに言うなら、最初は「ヒット!」と大きな声で叫ぶのは気恥ずかしかった。この「ヒット!」と叫ぶのは、敵味方問わずにBB弾が体に当たった際にゲームオーバーだと周囲に分かるように叫ぶというサバゲーのルール。最初は気恥ずかしかったこのルールも、次第に悔しさを紛らわす様に「ヒット!!」と叫び始め、最後にはノリノリで叫ぶようになった。その後も、始まると同時に勢いよく走り出す味方に付いていき、誰よりも早く撃たれたり、踏みしめる砂利や周囲の射撃音を聞きながらその臨場感を楽しんでいたら背後から撃たれたり、敵が来ると睨んで珍しく待っていたら横から撃ち抜かれたり、全くヒットが取れなかった。

 しかし、そうやってサバゲーの難しさを骨の髄まで味わうのも悪くはないもので、自分で選んだ装備を身に着けて動き回れるというだけでも楽しかった。「もう今日はヒット取れなくてもいいかな」などと、チームの足を引っ張るようなことも思ってしまう程に気分がよかった。走り回るだけでも楽しいとは思ってもみなかったので、駄目だとは思いつつもマップもよくわかっていないのに前線まで走る癖が付いてしまったように思う。

慣れ始めて初めてヒットが取れた時のこと

 何度もやっていると次第に慣れてくるもので、鉄格子で囲まれた土嚢で隠れ始め、動く際は中腰になり、最後には銃を構えながらクリアリングもするようになった。それでもやはり暇さえあれば筆者は走り回っていた。それはもうさながら主人のもとに駆け寄る犬の如く走り出しては撃たれていたのだ。

 それでも慣れてくると周りを見ることもできるようになり、和気あいあいとしていた他プレーヤーたちが、まるでアクション映画に出てくる陽気な兵士の様に、戦闘が始まった途端にキリッとした表情になり格好よく敵を倒す様は非常に格好よく、その姿に憧れるようになった。その気持ちはもう英雄に憧れ棒切れを持った少年と変わらないだろう。

 そうしてしばらく経過した頃、ゲームの中盤に角があるごとにクリアリングしながら、両脇を障害物に囲まれた狭い通路を進んでいた際、体を半分隠しながら筆者のいる通路を覗いている敵と鉢合わせた。お互い少し同様していてのけぞったようなポーズになってしまったが、咄嗟に狙いをつけて撃ち、ヒットを取れた。やはりヒットを取れた時は爽快感がある。なんなら脳内麻薬もダバダバに出ていたに違いない。当然筆者も撃たれヒットとなったが。

動きすぎて疲れている様子

紅茶サバゲーマーと出会った時のこと

 少し披露してきた頃に、ゲームが終わりセーフティに戻ると、後ろのテーブルにいたパーティの方が紅茶をご馳走してくださった。それも驚くことにインスタントではなく茶葉をティーポットに入れて出してくださったのだ。話しているとどうやら、彼らはよくサバゲーフィールドで紅茶を配っているらしく、その方が覚えてもらい易いらしい。筆者もバッチリ覚えているので、その効果は抜群だろう。また、そういった楽しみ方もあるのだなとしきりに感心した。紅茶に関しての知識が乏しいのが悔やまれるが、頂いた紅茶はどれもいい香りがしたし、その味もおいしかった。中でも爽やかな香りのした紅茶は、特に疲労した体に染みわたり癒される味がした。その際にお名前を聞き忘れたのが心残りだ。

ちなみにUSECとは「Escape from Tarkov」というゲームに登場する傭兵組織

次回以降にやろう思ったこと

 今回初めてサバゲーをプレイしてみて感じたのは、「とにかく敵の場所が分からない。」だった。実際に参加するまではマップなんて覚えていなくても敵の足音で位置なんてわかるだろうなんて舐めていた。しかし、実際には自分の足音で全く分からない上に、手当たり次第に撃つわけにも行かないので、「FPS長いことしていたし余裕」なんて甘い幻想は初戦ですでに無くなっていた。なので、次に行く際にはとにかくFPSなどと同じように、まずはマップをしっかりと覚えてからゲームに臨もうと思う。ほかにも、普段プレイするビデオゲームでは永遠に走り続けられると錯覚するが(筆者が動くわけではないので当然だが)、今回実際に自分で動き回ってみて、全身筋肉痛になったので、筋トレを始めようと思う。終盤には銃を持つ手が震え、狙いもあまり定まっていなかったのも筋トレを決意した理由だ。引き締まってた方が兵士感が出て格好いいというのももちろんあるが。

 また、他のプレーヤーがやっていたようにしっかりと声を出して敵の居場所を共有したりすることで、他プレーヤーとの交流を図りたい。もっと言うなら、いくつかのグループがやっていたように、サバゲーフィールドなどで気の合う人を見つけて、ゲームなどのように分隊を組んでプレイしたい。

サバゲーデビューしてよかったこと

 最後になるが、サバゲーデビューをして感じたのは、楽しさや非日常的なワクワク感が大部分を占めている。ぜひ今後も続けたい趣味になったのはもちろんだが、なにより、周囲にもお勧めしたい趣味となった。しかし同時に、危険な遊びであることに変わりはないことも強く感じ、自分のためにも、他プレーヤーの為にも、しっかりと気を付けて楽しむべきスポーツだと再認識した。今から「次はこうしよう」、「これを持っていこう」など考えだし、もうすでに気分が高まっている。次回こそは何も考えずに前に出ないよう、意識して立ち回りたい。