特別企画
トミカ新車インプレッション 11月はトミカ新車「フェアレディZ NISMO GT500」&「BMW i4」が登場!
2022年11月18日 00:00
2022年スーパーGTチャンピオン「No.13 日産 フェアレディZ NISMO GT500」!
【No.13 日産 フェアレディZ NISMO GT500】
- 価格:550円(税込)
- スケール:1/65
- アクション:サスペンション
2021年で惜しまれつつスーパーGTを引退することになった日産「GT-R」の後継として、同社から「フェアレディZ」が新たなGT500マシンとして登場しました。ベースとなったのは2022年に登場して話題沸騰中の「フェアレディZ(Z34型)」です。さらにデビューイヤーである2022年のスーパーGTシリーズチャンピオンに「#12 カルソニック IMPUL Z」チームが輝きました。チームとしては27年ぶりとのこと、おめでとうございます!
“市販車ベース”という書き方にはなりますが、シャシー自体はドイツのツーリングカーレース車両と同じ“クラス1規定”ですから似ているのはルーフからウインドウくらいまでのデザインであり、実は似ているだけでシャシーに合わせるため市販車とは比率が違ったりします。このフェアレディZに関してはヘッドライト、リアランプは市販車と同じものが使用されています。
今回トミカのモデルになったのは実際にレースに参戦している車両のシーズン前のテストに使われていた“230号車”と呼ばれるもののようです。“NISSAN”と“NISMO”のロゴを車体前と左右ドア部、ルーフ部に大きく配置しています。
GT500の車両は、その名称からわかるように想定馬力を“500馬力”で統一している車両になります。各車共通のシャシーとNRE(ニッポン・レース・エンジン)と呼ばれる2000ccの直列4気筒、直噴シングルターボエンジンが搭載されてなるべく共通仕様でガチンコのレースが行われるようにしています。レースの勝者には“サクセスウェイト”と呼ばれる重量付加物を車両に搭載しなければならず以降のレースでなるべく接戦となるようなシステムもあります。
それではトミカになった「フェアレディZ NISMO GT500」を見ていきましょう。カラーリングはテスト車両同様、ツヤのないマットブラックとなっています。GT500車両特有の大きなダクトのついたボンネットフードや大きなフィンで構成された車体を囲うエアロキット、スワンネック形状のマウントに備わるリアウイングなど実車両の特徴をよくとらえています。
このフェアレディZのヘッドライトは塗装でブラックアウト(ボディとは質感が違う黒)されています。リアランプは左右をつないでエンブレム他もつなぐ形でシールで再現されます。“こ”の字状に配置されたデイタイムライトをプリントしてあり実車のイメージを感じさせます。
ボンネットや左右ドア部、ルーフにある“NISSAN”“NISMO”のロゴはプリントで再現されています。他はシールを貼り付けることでテスト車両である“230号車”を再現することができるようになっています。各チームからレースに参戦する車両はこのテスト車両をベースに仕上げられることになりますので実車同様、今後のトミカでのバリエーションも期待できると思います。
タイヤのホイールはトミカのスポーツカーに使われる使われるものですが、テスト車両同様真っ黒で表現されていて激渋なイメージでありながらパワフルさや精悍さも感じさせてくれます。ホイール中央部が反射するとセンターロック方式のレーシングホイールのように見えて楽しさ倍増です。アクションはサスペンションとなっています。
それでは、2022年にスーパーGTのGT500クラスに参戦することが決定した「日産 フェアレディZ GT500 開発車両」をお披露目いたします。私たち日産とニスモはこのクルマで2022年の年間チャンピオン獲得を目指しますので皆様応援よろしくお願いします!
© TOMY