特別企画

トミカ新車インプレッション 1月は「ホンダ ステップワゴン」&「フェラーリ F50」が登場!

フェラーリ50周年記念のスーパーカー「フェラーリ F50」が登場!

トミカプレミアム【06 フェラーリ F50】

  • 価格:935円(税込)
  • スケール:1/62
  • アクション:なし

 フェラーリ創設50周年を記念して企画され1995年に登場した歴史に残るスーパーカー「フェラーリ F50」は40周年記念車両「F40」の後継にあたる車です。開発コンセプトはフェラーリが参戦しているF1グランプリのレースマシンをロードゴーイングカーにするというもの。

【フェラーリ F40】
先代にあたるフェラーリF40

 “公道を走るF1”ということで全身はフルカウルで覆われていますが、カーボンコンポジット製のモノコックシャーシにF1用V12エンジン(専用チューニングしたもの)を直接ボルトでマウントするという、それはまさにF1マシンと同じ構造をもっています。

 エンジンは1992年のF1参戦車両の“F92A”で使われたV12エンジンが公道ではピーキーすぎることから排気量3.5Lだったものを4.7Lに上げることで扱いやすい特性にチューニングしたものとなっています。F1マシンではステアリング裏のパドルによる7速セミオートマチックだったトランスミッションはF50では6速MTとなっています。

【06 フェラーリ F50】
フェラーリといえばやはりレッド!

 現在のような電子制御も無い時代のF1のV12エンジンパワーをMTで操作すのはとても刺激的だったでしょう。F1マシンと同じマウント方法としたことで公道走行可能な“クルマ”としての居住性は二の次だったようです。そんなF50の生産台数はたったの349台、日本では当時5,000万円のプライスとなっていました。

【06 フェラーリ F50】
実はイエローもフェラーリの象徴!

 それではトミカになった「フェラーリ F50」を見ていきましょう。究極にタイトなキャビンを囲うように周囲をボディカウルを覆う様子はまさにレーシングカーを思わせるスタイリングですす。フロントのボンネット上に開いた左右のエアアウトレットは空気の流れを感じさせるとともに残された部分の形状はフォーミュラカーのノーズコーン形状を想像させてくれます。

 リアセクションにはF40同様のボディ両端から伸びるリアウイングがありますがF50では効率よく小さくまとめられ、今回のトミカプレミアム化でも程よく薄く表現されていて実車のイメージどおりです!厚ぼったくないためとても精悍な印象はさすがのトミカプレミアムディテールです。

 今回のトミカプレミアムでのカラーは通常版がレッド、発売記念仕様版はイエローとなっています。F50実車でのレッドは「ロッソコルサ」、イエローは「ジアッロモデナ」という名称がつけられています。どちらもフェラーリを代表する鮮やかなカラーリングとなっていて、トミカプレミアムでもイメージ通りの華やかさを魅せてくれています。

【06 フェラーリ F50:パッケージング】
通常版がレッド
発売記念仕様がイエロー

 MR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)駆動方式のF50のリアセクションのエンジンフードはクリアーパーツで再現され、エンジンルームに収められたエンジンをフード越しに見ることができます。角度を変えてみると表情が様々に変わり細かくシャープなモールドとディテールが見ていてとても楽しいものになっています。

【06 フェラーリ F50】
フロント:絞り込まれたキャビンがレーシングカーを強調します
サイド:フロントからリアへ連なるラインが美しい
リア:リアウイングとライト周りが横一直線で低重心を感じさせます
底面:こちらもあっさりとしています

 今回の「06 フェラーリ F50」のホイールは実車のスポーク形状を再現。星形のスポークが実車そのままのイメージですばらしいです。ボディサイド下側のエアインテークもぐいっとえぐられ、黒いキャラクターライン(ボディカウルの分割線)もビシッと入れられています、

【06 フェラーリ F50:ディテール】
フェラーリを象徴するレッドとイエローで華やかな印象
並べるとそれはとても壮観です
星形のスポークのホイールがかっこいい!
リアウイング周辺がシャープな造形です
フロントにはフェラーリのロゴが2種類プリントされています
サイドにも!
リアのロゴとランプ類の塗り分けがすばらしい精度です
ボディサイドの黒いラインも実車同様です
ヘッドライトはクリアーパーツで再現
左右2本ずつ出ているマフラーも塗装で再現
ランデブー走行も迫力があります
エンジンルームのチラ見せにわくわくします!
なんとエンジンのフェラーリロゴのプリントも見えます

 1995年。フェラーリ創設50周年(※実際には2年後の1997年)を記念して製作されたスーパーカー“フェラーリ F50”がお披露目された。ターンテーブルに乗せられたF50はまばゆい輝きをもってティフォシ(熱狂的なファン)の眼前に現れた!見る者を引き付けるその流麗な姿や発表された性能にみな驚きを隠せないようだ。そして同時に行われた実車によるデモ走行はまさに“公道を走るF1”を強烈に感じさせてくれるものだった。

【トミカで遊んでみた!】
ターンテーブルに乗せられ、華々しいお披露目!
個別のライトアップステージでさらにきらびやかに!
そして外の特設サーキットでデモ走行が行われた
タイトコーナーをきわどいすれ違いで性能を魅せつけるF50!
ヘアピンコーナーをクリアして……
強烈な印象を残して駆け抜けるF50!

今回の2車種は2023年1月21日(土)発売予定!

 今回ご紹介させていただいた1月のトミカ新車「No.39 ホンダ ステップワゴン」と「06 フェラーリ F50」はトミカの日にあたる第3土曜日の1月21日に発売予定となっています。

 なお、今回定番トミカの「No.39 三菱 デリカD:5」「トミカ No.81 トヨタ RAV4」、トミカプレミアムでは「06 テスタロッサ」と入れ替えとなります。特にテスタロッサはフェラーリの中でもかなりの人気を誇る車種となっています。納車もれがあれば今のうちに見つけておくことをお勧めします!

【今回入れ替えとなるトミカ・トミカプレミアム】
トミカ No.39 三菱 デリカD:5
トミカ No.81 トヨタ RAV4
トミカプレミアム 06 テスタロッサ

来月の注目トミカはこちら!

 次回2023年2月の新車ラインナップの中から筆者の目に留まったのは定番トミカ「No.10 三菱 アウトランダーPHEV」とトミカプレミアムunlimited「11 ルパン三世 メルセデスベンツ SSK」です。三菱が誇るフラッグシップSUVでどんな道も思うままに走り抜く4WD「アウトランダー PHEV」と劇中車を高いクオリティでトミカ化している“unlimited”シリーズから“そうきたか!”と思わせてくれたルパン三世の愛車である「メルセデスベンツ SSK」が登場します!ぜひ納車してルパンごっこして遊びましょう!

【2023年2月登場予定のトミカ】
No.10 三菱 アウトランダーPHEV
トミカプレミアムunlimited 11 ルパン三世 メルセデスベンツ SSK