特別企画

トミカ新車インプレッション 5月は「トヨタ ヴォクシー」&「ポンティアック ファイヤーバード」が登場!

地をかける火の鳥!「21 ポンティアック ファイヤーバード」

トミカ【21 ポンティアック ファイヤーバード】

  • 価格:935円(税込)
  • スケール:1/67
  • アクション:サスペンション/左右ドア開閉

 ゼネラルモーターズの“ポンティアック”ブランドから登場したファイヤーバードは1967年に初代が登場。“シボレー”ブランドのカマロとは姉妹車にあたります。今回のトミカプレミアムのモデルになったのは1970年に登場した2代目のさらに中期型にあたるモデルです。

 今回トミカプレミアムとなった1977年のファイヤーバードは“ファイヤーバード=火の鳥”という名前が示す通り、黒いボディのボンネットに大きくあしらわれたファイヤーバードのデカールが特徴的です。

 フロントマスクは“イーグルマスク”と呼ばれ、ここもその名の通り“鷲の顔”をイメージしてぐっと先が細くなるフロント中央部を持ち、左右の端に四角い角型4灯のヘッドライトがこのクルマのパワフルなキャラクターにエレガントさも印象づけています。

【21 ポンティアック ファイヤーバード】
人気のブラックボディとゴールドのファイヤーバードデカール仕様!

 それではトミカになった「ポンティアック ファイヤーバード」を見ていきましょう。ボディーカラーは実車同様ブラック。ボンネットにはファイやバードがプリントされていて超絶カッコイイ!フロントとリアのガラスのフレームにあるメッキモールはシルバーで再現されています。

 ファイヤーバードにはグレード名で“トランザム(Trans Am = Trans-American Sedan Championship)”という最上級グレードがあり、Tバールーフはこのグレードでのオプション装備となっています。今回のトミカプレミアム化ではTバーの左右のガラスルーフはクリアーパーツ、左右ドアが開閉式となっています。

【21 ポンティアック ファイヤーバード:パッケージング】
精悍なブラックボディ

 ヘッドライトはクリアーパーツで再現、光の当たり具合で表情を変えるので見ていて楽しくプレミアム感があります。“イーグルマスク”のくちばしノーズを中央に、左右両端のヘッドライトを囲むようにシルバーの塗装がトミカプレミアムのハイディテールを強調しています。情報量が多いのでまじまじと眺めていられる部分です。

【21 ポンティアック ファイヤーバード】
フロント:“イーグルマスク”と呼ばれるノーズ
サイド:1970年代のいわゆる“アメ車”を実感できるスタイリング
リア:ガラスを囲うシルバーメッキがハイディテールを強調します
底面:複雑な構造をうかがわせるモールドがあります。マフラーの“タイコ”が2つあり。マフラーは車体左右から下向きに計4本でているのがすごい!

 今回の「ポンティアック ファイヤーバード」のホイールは実車の“スノーフレーク”と名づけられたメッシュ形状のスポークとカラーを忠実に再現しています。トミカプレミアムは実車のホイールを忠実再現するのが見どころです。実車の2+2の車内を再現し、Tバールーフと左右ドアが開閉できることで車内をよく見ることができシート表面の縫い目も確認できます。

 長いフロントセクション、ボンネット上部を通るエアーのラインは当時のクルマを物語るたち気味のフロントガラスを駆け上がってショートキャビンの上を通り、リアセクションのリアガラス上部をなだらかに下っていき、そそり立つような迫力のあるリアスポイラーで受け止めます。

【21 ポンティアック ファイヤーバード:ディテールとアクション】
角型4灯のヘッドライトがクリアーパーツでかっこいい!
迫力のリアセクション、コンビランプも塗装+クリアーパーツで再現していて豪華!
リアクオーターにもファイヤーバードのロゴをプリント!
Tバールーフを再現
大柄なファイヤーバードのプリント
“スノーフレーク”という愛称がつけられたホイールは実車そのままのディテール
ドア開閉アクションのあるトミカは楽しい!
シートの縫い目も再現されています
さらにサスペンションもあります!

 ファイヤーバードが蘇った。1977年生まれのアメリカのマッスルカー「ポンティアック ファイヤーバード」……いや「ポンティアック トランザム」と呼ぶべきか。日本の有志によってレストアされてファンの前に現れたのだ。今となっては6.6リッターというとんでもない排気量を持つそのクルマは野太いエキゾースト・サウンドを奏でながら街中を疾走していく!

【トミカで遊んでみた!】
ファイヤーバードのデカールもオリジナルに忠実に再現!
数年前とある倉庫から発見され、ほぼ未走行に近い状態だったとのこと
さらにTバールーフ仕様車という、とても希少なモデルだった
“スノーフレーク”ホイールはなんとか利用できたがタイヤはデッドストックを用意できた
リアコンビランプはさすがに玉切れしていたので交換
レストアには可能な限り現物を利用し、物によってはインターネットやGM社に協力を要請した
いざ、シェイクダウンへ出発!
いきなりロングはやめておいて、ショートレンジでいきます
コンビニやガソリンスタンドで休憩しながら徐々に進めます
6.6リッターエンジンの咆哮が響き渡る!これぞファイヤーバードの魅力よ!
行く先々でみんなの目が止まるほどのたたずまい!

今回の2車種は2023年5月20日(土)発売予定!

 今回ご紹介させていただいた5月のトミカ新車「No.64 トヨタ ヴォクシー」はトミカの日にあたる第3土曜日の5月20日に発売予定となっています。

 なお、今回定番トミカの「No.64 日産 アリア」「No.115 スバル WRX S4 STI Sport #」と入れ替えとなります。納車もれがあれば今のうちに見つけておくことをお勧めします!

【今回入れ替えとなるトミカ】
No.64 日産 アリア
No.115 スバル WRX S4 STI Sport #

 トミカプレミアムでは「21 トヨタ ソアラ」と入れ替えとなります。トミカプレミアムはそのクルマがもつ魅力をハイディテールで再現し手軽に手元においておけるシリーズですので今のうちに納車しておくことをお勧めします!

【今回入れ替えとなるトミカプレミアム】
21 トヨタ ソアラ

来月の注目トミカはこちら!

 次回2023年6月の新車ラインナップの中から筆者の目に留まったのは定番トミカ「No.50 トヨタ ノア」とトミカプレミアム「40 トヨタ MR2」です。今月発売予定のヴォクシーとは姉妹車にあたるミニバンと、トヨタにおいてなかなかラインナップされず、現時点では後継車が出ていないミッドシップレイアウトのスポーツカーが登場します。特にヴォクシーとノアは並べて違いを比較したりすると楽しいはず!どちらも限定仕様がありますからぜひそちらも納車していただきたい車種となっています。

【2023年6月登場予定のトミカ】
No.50 トヨタ ノア
プレミアム 40 トヨタ MR2
【また来月!楽しみに待っていてね!】
【トミカ「ポンティアック ファイヤーバード」&「トヨタ ヴォクシー」【トミカ新車開封 2023年5月】】