特別企画
トミカ歴代名車コレクション 001「日産 フェアレディZ 432」002「スバル 360」003「トヨタ 2000GT」
2023年7月11日 00:00
“てんとう虫”という愛称の国民車「スバル 360」
- 発売日:2023年6月13日
- 価格:1,969円(税込)
- スケール:1/50
- アクション:サスペンション・ボンネット開閉
【スバル 360】
かわいい!まさにそんな言葉がぴったりな富士重工業(現スバル)が1958年から1970年もの長きにわたって生産・販売し、まさにロングセラーとなったクルマであり“日本最初の大衆車”とまで呼ばれるようになったのが「スバル 360」です。それだけたくさんのオーナーがいたことで“マイカー”という言葉が誕生したのもうなずけるエピソードです。
そのフォルムからもわかるようにフォルクスワーゲン・タイプ1“ビートル(カブトムシ)”を参考にデザインされ、ビートルよりコンパクトないでたちは“てんとう虫”の通称となったのもかわいいエピソードです。
性能面では356ccの強制空冷2ストローク直列2気筒エンジンで16psを発生、3速マニュアルトランスミッションというこれまたかわいい仕様!その分車両重量は385kgととても軽いものとなっています。RR(リアエンジン・リア駆動)という駆動方式は後のスバル・R-2へと引き継がれます。
それでは「スバル 360」のトミカ歴代名車コレクション版を見ていきましょう。終始まるっこい車体のシェイプを忠実に再現しています。実車はRRでありながら乗車定員は4名となっており、エンジンはリアセクションにありますがそれ自体は小さいのでキャビンへの影響は少なく、キャビンのサイズはボディ全体に対して大きい印象があり問題なく4名乗車ができることが想像できます。
トミカでは左右ドアは開きませんが実車ではドアヒンジが後ろにあり前開きになっています。その構造のおかげでドア前方はえぐられる形状を作ることができ実は乗り込みがしやすくもあります。エンジンのあるリアセクションは後部左右にエンジンへのエアインテークがあり真後ろにエンジンの放熱用スリットがモールドされているので空気の取入れから熱の排出経路を想像するのも楽しい部分です。
ホイールはトミカ一般車向けの台形5穴のクロームメッキ版です。そして歴代名車コレクションシリーズ共通のポイントは“クロームメッキ化”されたシャーシがメッキバンパーにもなっていてとても印象がいいです。ボディーカラーは淡いピンクでルーフがホワイトに塗り分けられていてとてもかわいいイメージとなっています。
このトミカのアクションはサスペンションとボンネットフードの開閉!ボンネットフードを開けることでそこにエンジンがないこと、左右にタイヤハウスのふくらみを見ることができてこのクルマのキャラクターを感じることができます。左右ドアのガラス部分はなく窓を開けた状態になっています。車内は赤内装でハンドルや4座シートが確認できます。シートはオールドファッションな縫い目も見えて楽しい部分です。
(C) TOMY 「トミカ」は株式会社タカラトミーの登録商標です。