特別企画

トミカ新車インプレッション 9月は「トヨタ GRカローラ」&「フェラーリ F355」が登場!

ほぼ手作業で作られるスーパーカー!「08 フェラーリ F355」

トミカプレミアム【08 フェラーリ F355(通常仕様・発売記念仕様)】

  • 価格:各935円(税込)
  • スケール:1/62(全長:約68㎜)
  • アクション:サスペンション

 フェラーリF355はイタリアのスポーツカーメーカー・フェラーリから1994年から1999年にかけて製造・販売されたMR(リアミッドシップエンジン・リアドライブ)のスポーツカーです。

 トミカプレミアムになったのはルーフのある“ベルリネッタ”がモデルで、実車には他に取り外し可能なルーフを持つ“GTS”・ソフトトップのオープン仕様の“Spider”が設定されています。

【08 フェラーリ F355】

 デザインはピニンファリーナ(イタリアにある世界最大級の自動車製造工房)が担当し、308(1975年)から458イタリア(2009年)などに至るフェラーリを代表するスタイリングとなっています。エンジンは5バルブの新開発の90度 3.5L V型8気筒DOHC「F129B」型でこれが車名の由来となっています。角型2灯のリトラクタブルライトでフロントはかなり薄くデザインされていることがわかります。

 それではトミカになった「フェラーリ F355」を見ていきましょう。ボディーカラーは通常仕様がフェラーリを代表するレッドです。実車では「ロッソコルサ」という名称のものが有名です。さらに、発売記念仕様のイエローは実車では「ジアロモデナ」となるでしょうか。レッドもイエローもまさにフェラーリを代表するカラーリングです。

【08 フェラーリ F355:パッケージング】
通常仕様:レッド
発売記念仕様:イエロー

 リトラクタブルライト採用(トミカプレミアム版では開きません)によって薄く低く押さえられたフロントからなだらかに盛り上がりりつつフェンダーを形成。左ハンドル仕様のキャビンを覆うフロントガラスは空力特性を高めるために寝かされ、車高を引き下げることに貢献しています。

 フェラーリを象徴する官能的なサウンドを奏でるエンジンはリアミッドに搭載されドライバーの真後ろに存在してドライビングの感性を引き立てます。そのエンジンを収めるリアセクションは独特の形状となり、サイドから見たボディラインはなだらかなものの実際はルーフからすとんと垂直に降りたラインはエンジン排熱スリットを多数形成しながらリアエンドに達します。

【08 フェラーリ F355:全周とアクション】
フロント:ルーフへ向かって全体が絞り込まれていく様子がスーパーカーそのものを表現しています
サイド:とにかく低く、薄く、のびやかでエレガントさを感じるまさにフェラーリのスタイル!
リア:水平のエンジンフードがリアミッドのエンジン搭載を示しています
底面:リアミッドエンジンなのでフロントにそれのモールドがないことがわかります
アクション:サスペンション

 トミカプレミアムのシリーズは実車のホイールを忠実再現するのが見どころです。今回の「フェラーリ F355」でも実車の純正ホイールを忠実に再現しています!シルバー塗装で表現される5本スポークのホイールは5穴のボルト穴まで再現していて、スポークにある微妙なスジの形状も見事です。

【08 フェラーリ F355:ディテール】
ピニンファリーナが手がける“フェラーリ”を象徴するスタイリング
エレガントであり、機能美さえも感じます
残念ながらトミカプレミアムでは開きませんが、リトラクタブルライトが特徴のフロントマスク
エンジンフードが開いてもおもしろかったかもしれません
左右ドア下部にあるエアインテークも深くモールドされていて雰囲気がいいです
エンジンフードのディテールもクッキリしていてこちらもいい雰囲気です
並べてみるとレースシーンのような迫力があります。これは2台揃えたくなります
迫力のワイド&ローを実感できるリアセクションを角度を変えると……
エンジンがある部分が見えてきます。表情を変えるリアセクションは見ていて飽きません
リトラクタブルライトは開きませんが、それ以外の灯火類はシルバー塗装で表現しています
実車ホイールの再現度はさすがのトミカプレミアムの精度で魅せてくれます
とてもバランスのいいリアセクション。ワイド&ローなスタイルがこのクルマの速さを表現しています
フロントにはフェラーリのロゴ2種類がプリントされます
フロントからルーフを抜けてリアへ緩やかに描くラインが美しいです
リアコンビランプもしっかり塗分けられていて、左右4本出しマフラーも塗装で表現されいます。フェラーリロゴはこちらもプリントです
フロントとリアのフェラーリロゴのプリントをアップで。とても高精度です

トミカで遊んでみよう!

 トミカシリーズには“トミカタウン”などの情景を作り出せる商品がたくさん発売されています。その名の通り“街”を表現できるパーツがたくさんそろっていますので毎月発売されるトミカを合わせて飾れば自分だけの街を作ることができます。走らせてもよいですし、置いておくだけでも楽しくなること間違いなしです!

【今月のトミカで遊んでみた!】
ラリーに参戦中のGRカローラ!
山道を抜けて……
ステージとステージをつなぐリエゾン区間は一般道を走ることもあります
一般道は通常の交通ルールを守って通行します!
サーキットも走れるスーパーカー、それがフェラーリF355!
抜きつ抜かれつの展開!
立体交差を通過!
サーキットを走った後は休憩して帰ります
ではまた次回サーキットで!

今回の2車種は2023年9月16日発売!

 今回ご紹介させていただいた9月のトミカ新車「No.52 トヨタ GRカローラ」とトミカプレミアム新車「08 フェラーリ F355」はトミカの日にあたる第3土曜日の9月16日に発売となっています。

 なお、今回定番トミカの「No.52 マツダ CX-5 河川パトロールカー」、「No.89 ランボルギーニ シアン FKP 37」、「No.136 コマツ ハーベスタ 931XC」と入れ替えとなります。納車もれがあれば今のうちに見つけて納車しておくことをお勧めします!

【今回入れ替えとなるトミカ】
No.52 マツダ CX-5 河川パトロールカー
No.89 ランボルギーニ シアン FKP 37
No.136 コマツ ハーベスタ 931XC

 トミカプレミアムでは「08 日産 スカイライン 2000 ターボ GT-E・S」と入れ替えとなります。1980年頃の日産にとってセドリック/グロリア、ブルーバード、そしてこのスカイラインがターボ技術導入の量産車ラインナップとなったマイルストーンとも言える車種です。ミニカーとしても貴重な存在なのでこちらも納車しておくことをお勧めします。

【今回入れ替えとなるトミカプレミアム】
08 日産 スカイライン 2000 ターボ GT-E・S

来月の注目トミカはこちら!

 次回2023年10月の新車ラインナップの中から筆者の目に留まったのは定番トミカ「No.117 日産 エクストレイル」とトミカプレミアム「23 スバル インプレッサ WRX」です。日産を代表するSUVとスバルを代表するラリー参戦のベース車両であるインプレッサWRXが登場です!現在ではインプレッサとWRXは別ラインになってしまっていますがインプレッサWRXといえばこの初代をイメージする方も多いのではないでしょうか。発売がとても楽しみです!

【2023年10月登場予定のトミカ】
No.117 日産 エクストレイル
23 スバル インプレッサ WRX
【また来月!楽しみに待っていてね!】