特別企画
トミカ新車インプレッション 9月は「GR スープラ GT4 EVO」&「日産 NISSAN GT-R」が登場!
2024年9月21日 09:00
その進化はアマチュアからプロまでを満足させます「No.22 GR スープラ GT4 EVO」
【No.22 GR スープラ GT4 EVO(通常仕様)】
- 価格:550円(税込)
- スケール:1/60(全長:約73mm)
- アクション:サスペンション
2019年に日本のトヨタが世にはなったスポーツクーペ「スープラ」はドイツの高級車メーカーBMWと共同開発した2シータークーペです。プリウスをはじめとする環境性能重視のクルマが多い中、とことん“走り”を突き詰めたトヨタ至高の直6FRスポーツカーの17年ぶりの復活はクルマファンに衝撃を与えました。
GRスープラはBMW製エンジン(直列6気筒/直列4気筒)を搭載、8速AT(後に6速MT追加)というパワートレインによって高出力でなめらか(それは“シルキー”と評されます)なエンジン出力とスープラ専用の足回りで究極の走り・乗り味を魅せてくれるスポーツカーになっています。
17年ぶりに復活したGRスープラはもちろんレースの世界でも大活躍します。日本で行われているスーパーGT(GT500・GT300)、D1、スーパー耐久、海外ではニュルブルクリンク24時間などなど名だたるレースカテゴリーに参戦しています。
今回のトミカのモデルになっている“GT4”はグループGT4としてその上位カテゴリーあたるグループGT3よりもアマチュアレーサーやプライベーターチームに向けられたレギュレーションで構成されるグループカテゴリーです。GT4はGT3より車両の改造できる部分が少なくなっており、コストを抑えられやすいため参戦しやすくなっているのが特徴です。当初は自動車メーカーはワークスとしてGT3に参戦することが多かったのですが、最近はトヨタ・日産もGT4に積極的に参加しています。
それではトミカになった「No.22 GR スープラ GT4 EVO」を見ていきましょう。カラーリングは「GRスープラ GT4 EVO」のイメージカラーと同一のオレンジになっています。2019年8月に発売された「No.117 トヨタ GRスープラ」とはボンネット他のディテールが違うことや、シャーシの“2024”という刻印がある点、リアに大きなGTウイングがあるなどほぼ新規の金型が使われているようです。ノーマルのGRスープラが現在廃番となっている中、定番トミカとしてラインナップされた今回の「No.22 GR スープラ GT4 EVO」はうれしい存在ですね!
「GRスープラ GT4 EVO」はベース車両「GRスープラ」をGT4に適合させたものをさらにブラッシュアップさせて2023年に誕生したエヴォリューションモデルです。ボディ補強のためにロールケージを装備、120Lの燃料タンク、6点式シートベルト、レース用のステアリング、305mm幅で18インチの太い前後タイヤ、さらには車体下面にエアジャッキを装備するなど一般車両とは全く違うレーシングカーとなっています。
トミカではその特徴的なボディシェイプとレーシーなシャーシをシャープに再現しています。GT4のレギュレーション上、あまり手を加えられないボディのエクステリアではボンネットのエアダクトやエアロキャッチ(フラットなボンネットピン)を新規に再現、左右ドア後部のクオーターガラス部には燃料投入口とエア抜きを左右にモールド、大きな特徴となるフロントアンダーリップは前方向に延長され、リアのGTウイングと共に空力性能の高さを感じられます。
GRスープラは車高を抑えるためにルーフ自体も低いことから寝かされたフロントウインドウや薄めなサイドウインドウから車内の様子を見ることは難しいですが光を当ててみると特殊な車内の様子が見えてきます。左ハンドルであること、ダッシュボードやセンターコンソールは角ばっていてレース専用シートなどが新型シャーシにモールドされていることがわかります。納車されたらスマートフォンなどのライトを使ってよく観察してみてください。それもトミカの楽しさですね!
フロントバンパーにはカナードのモールディングがあり、ボンネット部やリアトランク部のエアロキャッチがモールドと塗装で再現されていてレーシーな雰囲気がたっぷりです。フロントフェンダー後部やリアバンパーにある“GR SUPRA GT4 EVO”やメーカーロゴなどはプリントで再現されています、
© TOMY