特別企画

トミカ新車インプレッション 9月は「GR スープラ GT4 EVO」&「日産 NISSAN GT-R」が登場!

新次元マルチパフォーマンス・スーパーカー「17 日産 NISSAN GT-R」

トミカプレミアム【17 日産 NISSAN GT-R(通常仕様・発売記念仕様)】

  • 価格:各935円(税込)
  • スケール:1/62(全長:約75mm)
  • アクション:サスペンション・左右ドア開閉

 GT-Rは日産を代表するマルチパフォーマンス・スーパーカーとして2007年に登場しました。そもそもGT-Rは“スカイライン2000GT-R KPGC10型(1969年)”~“スカイラインGT-R R34型(2003年)”として生産されていましたがそこでいったん休止となり、2007年にR35型として復活!“日産 GT-R”という単独の車種として日産のフラッグシップスポーツカーとなり、“スカイライン(V35型)”とは別の道を歩むことになりました。

 スポーツーというカテゴリーに属してはいるものの、街乗りはもちろんのことサーキットやドイツのアウトバーンを走っても平気な動力・制動性能を持ち合わせています。この高性能を実現するために工場には専用ラインを持ちエンジンは“匠”と呼ばれる熟練技術者が手組みで組み上げているという、名実ともに日本が世界に誇るスーパーカーであり海外でも憧れの的となるクルマです。

【17 日産 NISSAN GT-R】
発売記念仕様(左:ブラック)・通常仕様(右:シルバー)

 そのエンジンはVR38DETT型といい3.8リッターの大排気量でV型6気筒DOHCツインターボというハイパワー仕様でありR35登場時には480PS(353kW)を誇りました。2024年現在ではNISMO仕様を除くと570PS(419kW)とすさまじいまでの出力の進化を遂げています。その強大なパワーを6速DCTと4WDシステム(アテーサE-TS改良版)を介してフロント:255/40ZRF20、リア:285/35ZRF20の太いランフラットタイヤを通じて着実に路面に伝えます。

 年次改良を行っているR35型GT-Rは登場からこれまでに大きく3回のマイナーチェンジを受けています。今回のトミカプレミアムのモデルになったのはその中から最初期(2007年-2010年)に生産されたモデルになります。満を持してファンの前に登場したR35型GT-Rをハイクオリティなトミカプレミアムで楽しめます!そして実車のGT-Rは環境への対応やパーツの供給状況の影響のため2025年8月の生産をもって終了となることが発表されています。

【17 日産 NISSAN GT-R:パッケージング】
通常仕様:シルバー
発売記念仕様:ブラック

 それではトミカになった「日産 NISSAN GT-R」を見ていきましょう。ボディーカラーは通常仕様がシルバー、発売記念仕様がブラックとなっています。実車では「アルティメイトメタルシルバー」と「スーパーブラック」という名称のカラーがあり、それぞれフラッグシップスポーツカーにふさわしいカラーリングとなっています。今回のトミカプレミアムでもすばらしい質感で魅せてくれます。

 GT-Rは2ドアクーペスタイルとなっています。スーパーカーでありながら4座タイプであることが特徴です。マルチパフォーマンス・スーパーカーと言われるのは動力・制動性能もそうですが、こういった部分にも現れています。フェイスデザインは2007年当時の日産のデザインの流れを取り入れつつ、リアには伝統の丸形4灯のランプを配しています。

 トミカプレミアムでのフロントのヘッドライトはクリアーパーツ、内部にバルブのように見えるモールドもあり楽しい部分です。リアのランプは塗装による表現となっています。フロントの“GT-R”、リアのロゴ類もプリントで再現されています。

【17 日産 NISSAN GT-R:全周とアクション】
フロント:押し出し感の強いR35初代のフェイスを再現
サイド:2ドアとルーフから流れ落ちるラインがリアまでつながるスタイル
リア:GT-R伝統の丸形4灯のテールランプを再現
シャーシ:エンジンからのエキゾーストパイプが2本出ていることがわかる
アクション:サスペンションと左右ドア開閉

 トミカプレミアムシリーズは実車のホイールを忠実再現するのが毎回注目ポイントとなっています。今回の「日産 NISSAN GT-R」でも実車の純正ホイールを忠実に再現しています!7本のスポークを持つシルバーのカラーリングは陰影のコントラストが強めで実車の渋いホイールを高精度に再現しています。

 このトミカプレミアム「17 日産 NISSAN GT-R」のアクションはサスペンションと左右ドア開閉です。ドアの開くトミカはやっぱり楽しいですし、内装がよく見えてきます。純正のスポーツシートやステアリングが存在感を主張してくるのがドア開閉アクションを持つトミカシリーズの楽しさです。

【17 日産 NISSAN GT-R:ディテール】
一目でR35GT-Rとわかるフロントマスク
骨太でありながら空力考慮されたボディ上面のラインが美しい
初代R35の7本スポークホイールを忠実に再現
リアウイングも繊細な造形となっています
ヘッドライトにはクリアーパーツが使われています
ボンネット上部のエアダクトも再現しています
ホイールには5穴のモールドも見えます
リアにはGT-Rならではの丸形4灯のテールランプを塗装で表現、日産とGT-Rのロゴがプリントされています
フロントにもGT-Rのロゴがプリント!オーナーの満足度を高めます
発売記念仕様のブラックも通常のエディションのようです
ボディサイドの加飾部・ドアハンドル部なども細かい塗り分けがされています
左右ドアが開閉できるトミカは楽しい!
車内のモールドも細かい!
R35GT-R発表!日産ディーラーで初お披露目されたGT-Rは人気の的に
試乗会も大盛況!

今回の2車種は2024年9月21日(土)発売!

 今回ご紹介させていただいた9月のトミカ新車「No.22 GR スープラ GT4 EVO」、トミカプレミアム新車「17 日産 NISSAN GT-R」はトミカの日にあたる第3土曜日の9月21日に発売となっています。

 なお、今回定番トミカの「No.22 ボルボ C40 リチャージ」「No.59 日産 フェアレディZ」「No.150 三菱ふそう スーパーグレート 漁船輸送車」と入れ替えとなります。特にフェアレディZが早くも廃番になってしまうのが残念でなりません!実車でさえもまだ納車されきっていないという話も聞くほどの人気車種です。今回のスープラ・GT-Rと共に現在の日本のスポーツカーシーンを語るうえで欠かせないクルマです。市場からなくなってしまう前にぜひとも揃えておきたい1台ですね。

【今回入れ替えとなるトミカ】
No.22 ボルボ C40 リチャージ
No.59 日産 フェアレディZ
No.150 三菱ふそう スーパーグレート 漁船輸送車

 トミカプレミアムでは「17 日産 スカイライン 2000 GT-R (KPGC110)」と入れ替えとなります。記事中でも触れましたが、“GT-R”を語るうえで欠かすことのできない初代のGT-Rが今回のR35GT-Rと入れ替えになるのは感慨深いものがあります。こちらもぜひコレクションに加えていただき、机の上でGT-Rヒストリーを感じていただきたい1台となっています。お早めに!

【今回入れ替えとなるトミカプレミアム】
17 日産 スカイライン 2000 GT-R (KPGC110)

来月の注目トミカはこちら!

 次回2024年9月の新車ラインナップの中から筆者の目に留まったのは定番トミカ「No.30 三菱 トライトン」、トミカプレミアム「25 トヨタ カローラ レビン」です。

 定番トミカ「No.30 三菱 トライトン」は日本の三菱自動車から1978年から登場(フォルテをルーツとします)し、45年以上にわたって世界で愛されている1トンピックアップトラックです。ぐっと押し出した力強いフロントマスクと三菱が誇る4WDシステムで世界の悪路を走破します。

 定番トミカ「No.34 いすゞ エルフ」はその名の通り、いすゞのエルフのカーゴ部分にトミカのパッケージイラストを配置しパッケージイラストの中に同じパッケージイラストが無限ループするというユニークで面白いデザインが特徴です。本物のトミカがこのトラックで運ばれてきたらとても楽しいですね!

【2024年10月登場予定の定番トミカ】
No.30 三菱 トライトン
No.34 いすゞ エルフ

 トミカプレミアムの「25 トヨタ カローラ レビン」はトヨタから1985年に発売されたあまりにも有名な“スプリンタートレノ”と姉妹車にあたるクルマです。トレノがリトラクタブルライトであるならレビンは固定式のヘッドライトを装備しているのが特徴です。トレノをお持ちの方はレビンが登場するのを待っていたのではないでしょうか!トミカプレミアムならではのハイクオリティなレビンを早く手にしたいものです!

【2024年10月登場予定のトミカプレミアム】
25 トヨタ カローラ レビン
【また来月!楽しみに待っていてね!】