特別企画
トミカ新車 9月は「ホンダ プレリュード」「海上保安庁 巡視船 あきつしま PLH32」「ホンダ シビック タイプR(FK2)」が登場!
2025年9月20日 09:00
ブッチギリのTYPE Rを創ろう「44 ホンダ シビック タイプR(FK2)」
【トミカプレミアム 44 ホンダ シビック タイプR(FK2)(通常仕様・発売記念仕様)】
- 価格:各990円(税込)
- スケール:1/64(全長:約69mm)
- アクション:サスペンション
シビック タイプRは日本のホンダから1997年に初代が登場、現在に至るまでモデルチェンジを繰り返しながら販売され続けているホンダを代表する究極のFFスポーツカーです。同社のスポーツカーの中(他にNSX、インテグラ)でも“タイプR”と付けられたチューニングモデルは同車種の中でも最上級グレードであり、赤いホンダロゴを纏ってストリートからサーキットまで走りを極める仕様で送り出されるモデルとなります。
トミカプレミアムのモデルになったFK2という型式のシビック タイプRは2015年から2016年という短い期間に発売された4代目のモデルで、歴代初のターボチャージャー付エンジンを搭載しており最高出力は310PS、最高速度は270km/hを誇ります。ハイパフォーマンスを追求しつつも時流に合わせて燃費や環境性能も重視されたシステムも搭載されています。
発売当時にニュルブルクリンク北コースで世界最速量産FFの座に就いたのも華々しいトピックです。そういったファン垂涎の肩書を持って日本での発売はたった750台(これはニュル北で記録したタイム、7分50秒63に由来します)の限定!抽選倍率は10倍におよび、まさに憧れの的となりました。そういう販売方法からたった2年のモデルライフとなりましたがクルマファンに突き刺さるモデルとなっています。
それではトミカプレミアムになった「ホンダ シビック タイプR(FK2)」を見ていきましょう。前述の通りモデルになったのは4代目です。3代目から引き続きイギリスで製造された車体(日本では輸入車という扱いになります)は当時のホンダをイメージさせる比較的柔らかなフロントマスクから、戦闘的な形状を獲得しました。そのデザインはリアにまで及び、大型のリアウイングも高性能を示すアイコンとして存在しています。
トミカプレミアム化にあたってフロントのラウンドしたヘッドライトや左右下部にあるフォグランプ部を際立たせ、空力特性を高めるアンダーリップやサイドスカート、リア下部のディフューザー形状にいたるまでシャープに再現、リアウイングもディテールたっぷりに再現されており、このリアウイングを含めたリアセクションが情報量が多くミニカーとしての見所満載となっています。
トミカプレミアム化されたシビック タイプR(FK2)のカラーは通常仕様がホワイト、発売記念仕様がブラック。実車ではホワイトが「チャンピオンシップホワイト」、ブラックが「クリスタルブラックパール」という名前のカラーがあります。シビック タイプR(FK2)は本来全5色あり、日本ではホワイト・ブラックのみの展開でした。ホワイトは550台、ブラックは200台という内訳になり今回のトミカプレミアムでのカラー分けの意味合いをも感じられます。今後特別なトミカプレミアムが登場することがあれば海外仕様のカラー版も期待したいところです!
それでは全体を見ていきましょう。前述の通りより戦闘的なフロントマスクの各部のシャープな造形が見て取れます。それでいて左右に大きくラウンドしたフェイス、路面からするんと立ち上がるかのような面構成は空力特性の高さを感じられます。手に取ってその面を指でなぞるとよくわかります。大きく張り出したフロントフェンダーはどこから見ても迫力があります。FFレイアウトで前輪を駆動する際の路面を掴む力強さまで感じられます。
シビック タイプR(FK2)の素晴らしいところはスポーツカーでありながら5ドアハッチバックを採用していることで日常使いにも重宝するところです。後部用ドアのノブは後部のピラー側に埋め込まれており空力を考慮する配慮が観られ、モールドで再現されています。ショートなリアセクションにはリアウイングやコンビランプ、左右で4本出しとなるエキゾーストパイプはシルバー塗装でハイパワーの雰囲気ばっちりです。
次に各部をアップで見ていきましょう。トミカプレミアムシリーズは実車のホイールを忠実再現するのが毎回注目ポイントとなっています。今回の「シビック タイプR(FK2)」でも実車の純正ホイールを忠実に再現しています。実車でのブラックで仕上げられたYの字を描く5本のスポークをシャープに再現しています。ヘッドライトはクリアーパーツ!グリルの細かなメッシュ、赤いホンダロゴなどおもわずにんまりしてしまうディテールが盛りだくさんです。
ボンネットの後端の抑揚や左右のAピラーの根元にあるエアー抜きのダクトの細かさにも感動します。車体下部のシャーシ部にも注目です。フロントのリップからリアのディフューザー部にかけて描く直線がビシっと水平でそれもこのクルマのキャラクターを感じさせてくれます。そして複雑なリアウイングをリアエンドのちょっと飛び出したスポイラー形状(ストップランプ部のへこみも再現!)と合わせて見事に再現しています。
今回紹介したトミカは2025年9月20日(土)発売!
トミカ「No.10 ホンダ プレリュード」、ロングタイプトミカ「No.140 海上保安庁 巡視船 あきつしま PLH32」、トミカプレミアム「44 ホンダ シビック タイプR(FK2)」はトミカの日にあたる第3土曜日の9月20日に発売予定となっています。
なお、今回定番トミカの「No.10 三菱 アウトランダーPHEV」と「No.50 トヨタ ノア」、ロングタイプトミカ「No.140 三菱ふそう スーパーグレート ポールトレーラー」と入れ替えとなります。
アウトランダーPHEVは三菱を代表するミドルサイズSUVです。2021年に登場した3代目で現行型となります。堂々としたフロントの「ダイナミックシールド」デザインを細かい塗り分けで再現しています。ノアはトヨタのミニバンです。トミカのモデルになったのは2022年登場の4代目で現行型となります。最大8名が乗車でき、取り回しの良いサイズのミニバンでファミリーユースに適したクルマです。
ロングタイプトミカのポールトレーラーは、長尺物を運ぶためのトレーラーで、積載物に合わせて架台の長さを変えることができる特殊な車両です。まさにロングサイズを扱うロングタイプトミカシリーズにぴったりの車種です。トレーラーヘッドは三菱ふそうのスーパーグレートが採用されていてリアリティが増しています。トミカは積載物を3種類用意しているので乗せ換えて楽しめます。
来月の注目トミカはこちら!
次回2025年10月の新車ラインナップの中から筆者の目に留まったのは定番トミカ「No.17 トヨタ ランドクルーザー 250」、トミカプレミアム「45 ロータス エスプリ」、トミカ55周年記念仕様「三菱 デリカミ二」です。
トヨタ ランドクルーザー 250は日本のトヨタから2024年に登場したSUVです。ランドクルーザー(ランクル)という名前がもたらすイメージ通りの高い耐久性や道路の走破性を筆頭の性能にするという原点回帰を目指して企画されたクルマです。直線基調のスタイルとタイヤ廻りは骨太な印象でまさに求められる性能を具現化しています。
エスプリはイギリスのロータス・カーズから1976年から2004年にかけてモデルチェンジしながら製造・販売されたスポーツカーで、“スーパーカーのひな形”とも呼ばれます。イタリアの工業デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロが描くスタイルは全くもってその通りです。トミカプレミアム化されるのは“S1”と呼ばれる初代モデルのようです。人気映画の主人公の愛車としても有名です。
55周年を迎えたトミカを記念して、自動車メーカーのデザイナーが特別なデザインを提案!今回は三菱自動車が手がけるデリカミニが登場します。三菱自動車といえばラリーのイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。赤黒ベースの車体に“RALLIART”のロゴをあしらっていて積極的にラリーを戦っていたあの頃のイメージさ彷彿とさせています!
(C) TOMY


























































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