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【シャドバ エボルヴ】「Gods of the Arcana」より「《節制》・ルーゼン」など3枚をHOBBY Watch先行公開

【Shadowverse EVOLVE:ブースターパック第10弾「Gods of the Arcana」】

4月19日 発売予定

価格:1パック 440円(税込)

 Cygamesとブシロードが共同で開発・運営を行なっているTCG「Shadowverse EVOLVE」のブースターパック第10弾「Gods of the Arcana」が4月19日に発売される。

 発売に先駆けて「Gods of the Arcana」に含まれる新カード3枚を弊誌先行で公開するので、早速ご紹介したい。

新要素「アドバンス・カード」や世界に10枚ずつのシリアルナンバー入り「アルカナゴッド」カードが登場

 まず、「Gods of the Arcana」がどんなブースターパックなのかを簡単に説明する。「Gods of the Arcana」は、アプリ「Shadowverse」の第17弾カードパック「Fortune's Hand / 運命の神々」に収録されたカードを中心に、「《世界》・ゼルガネイア」などの新カードが登場するブースターパックである。

 また、エボルヴデッキから進化以外で登場する新たなカード種類「アドバンス・カード」が登場することも魅力だ。アドバンス・カードは、メインデッキのカードの能力で場やEXエリアに出すことができ、EXエリアに置かれているアドバンス・カードはコストを支払うことでプレイできる。

 アドバンス・カードは出すために条件やコストを必要とする分、強力な能力を持つものが多く、いわゆる「切り札」的なカードとなる。劣勢の状態から、アドバンス・カードによって一気に逆転勝利というドラマチックなシーンも増えそうだ。

 さらにブースターパック第5弾「永劫なる絶傑」にて登場した「絶傑」がリーダーカードとなって登場。「リーシェナ」や「ガルミーユ」など、人気の「絶傑」のリーダーカード全8種が収録される。

 さらに、世界に9種×各10枚しかない、シリアルナンバー入り「アルカナゴッド」カードもパックから出現する。世界で90枚となるため出現する確率は非常に低いが、パックを開ける際のドキドキ感がさらに高まるだろう。

「Gods of Arcana」のイメージイラスト

リーダーへのダメージを減らし、相手のドローを制限する「《節制》・ルーゼン」

ナイトメアクラスのフォロワーカード「《節制》・ルーゼン」。7コストで攻撃力は5、体力は5。場にいる限り、自分のリーダーが受けるダメージを-1し、相手プレイヤーすべては、スタートフェイズ以外でカードを引けない。ファンファーレ能力で各プレイヤーは、自身の手札が2枚になるように自身の手札を捨てる

 今回、公開するカード3枚は、すべてナイトメアクラスのカードである。「《節制》・ルーゼン」は、LGレアリティのフォロワーカードであり、7コストで攻撃力は5、体力は5、タイプは「アルカナ・魔界」となっている。

 これが場にいる限り、自分のリーダーが受けるダメージを-1し、相手プレイヤーすべては、スタートフェイズ以外でカードを引けないという強力な能力を持っている。さらに、各プレイヤーは、自身の手札が2枚になるように自身の手札を捨てるという、ファンファーレ能力も持っているため、相手の手札を減らし、行動の選択肢を狭めることができる。大量にカードを引いてから一気に展開するようなデッキにはかなり刺さるだろう。

リーダーの体力を2削る代わりに2枚引く「飽くなき切望」

ナイトメアクラスのスペルカード「飽くなき切望」。2コストで、自分のリーダーに2ダメージを与える代わりに2枚カードを引く。さらに、自分の場に「《節制》・ルーゼン」がいるなら、墓場のこれを消滅させることで、相手の場のフォロワー1体を選んで4ダメージ与え、さらに1枚引く

 「飽くなき切望」は、SRレアリティのスペルカードであり、2コストで自分のリーダーに2ダメージを与える代わりに2枚カードを引くという能力を持つ。

 さらに、自分の場に「《節制》・ルーゼン」がいるなら、墓場のこれを消滅させることで、相手の場のフォロワー1体を選んで4ダメージ与え、さらに1枚引くことができる。

 能力をみれば分かるように、「《節制》・ルーゼン」と「飽くなき切望」には強いシナジーがある。

 先に、「飽くなき切望」を使ってから、「《節制》・ルーゼン」を場に出せば、墓場にある「飽くなき切望」を効果的に使えるので、かなり強い動きとなるだろう。もちろん、「《節制》・ルーゼン」が場にいる状態で「飽くなき切望」を使うことでリーダーが受けるダメージを1に減らすことができるが、「《節制》・ルーゼン」のコストは7と重いので、コストカーブ的には先に「飽くなき切望」を使うことのほうが多くなりそうだ。

2種類の起動能力を持つアミュレットカード「無欲への恩寵」

ナイトメアクラスのアミュレットカード「無欲への恩寵」。1コストと軽い。ファンファーレ能力で自分の手札の枚数と同じ数の恩寵カウンターを置くことができる。アクトして恩寵カウンターを2個取り去ることで、自分のリーダーの体力を+1する。また、アクトして墓場に置くことで、自分のデッキから元のコスト7のアルカナ・カード1枚を探し、手札に加える

 3枚目のカードは、SRレアリティのアミュレットカード「無欲への恩寵」である。1コストと軽いカードだが、ファンファーレ能力と2種類の起動能力を持っている。ファンファーレ能力は、自分の手札の枚数と同じ数の恩寵カウンターを置くことができるというもので、当然、手札の枚数が多ければ多いほど強力になる。

 1つめの起動能力は、アクトして恩寵カウンターを2個取り去ることで、自分のリーダーの体力を+1するものだ。アクトがコストになっているため、1ターンに何度も使うことはできないが、恩寵カウンターが6個置かれているなら、3回起動することでリーダーの体力を合計+3できる。2つめの起動能力は、1PP支払いアクトして墓場に置くことで、自分のデッキから元のコスト7のアルカナ・カード1枚を探し、手札に加えるというものだ。この能力で手札に加えたいカードは、やはり「《節制》・ルーゼン」であろう。

 「《節制》・ルーゼン」は強力なカードだが、コストが重めのため、前半で引いても腐りがちだ。「無欲への恩寵」があれば、「《節制》・ルーゼン」をデッキにピン(1枚)差ししても、必要な時にサーチして持ってくることができるので、よりデッキが回りやすくなる。

 「飽くなき切望」とのシナジーも強い。「飽くなき切望」は、リーダーの体力を2犠牲にして2枚引くスペルだが、手札が増えれば、「無欲への恩寵」を場に出した際に置ける恩寵カウンターの数が増える。その分、リーダーの体力を多く回復できるため、「飽くなき切望」のデメリット効果をある程度相殺できそうだ。今回紹介した3枚のカードは、互いにシナジーがあるようにデザインされており、セットでデッキに投入することで最大限にその効果を発揮できるだろう。

 ブースターパック第10弾「Gods of the Arcana」には、まだ公開されていない魅力的なカードが多数収録されており、新デッキタイプだけでなく、既存のデッキタイプを強化できるカードが登場する予定である。発売が楽しみだ。