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【シャドバ エボルヴ】ブースター第13弾「暗黒降誕」より「栄華の加護神・ヤテラントゥ」など3枚をHOBBY Watch先行公開

【「Shadowverse EVOLVE」ブースターパック第13弾「暗黒降誕」】

12月13日 発売予定

価格:1パック 440円

「Shadowverse EVOLVE」のブースターパック第13弾「暗黒降誕」

 Cygamesとブシロードが共同で開発・運営を行なっているTCG「Shadowverse EVOLVE」のブースターパック第13弾「暗黒降誕」が12月13日に発売される。

 最新ブースターパックとなる「暗黒降誕」の発売に先駆けて「暗黒降誕」に含まれる新カード3枚の独占公開権をいただいたので、早速紹介したい。

「宿命の狐火・セッカ」らが収録、学院デッキや武闘竜人デッキも強化できる

「暗黒降誕」のイメージイラスト

 まず、「暗黒降誕」がどんなブースターパックなのかを簡単に説明する。「暗黒降誕」は、原作的な位置づけとなるデジタルカードゲーム「Shadowverse」の第20弾カードパック「暗黒のウェルサ」で登場した「宿命の狐火・セッカ」らが収録されたブースターパックである。「暗黒のウェルサ」は、「暗黒世界編」のキャラクターが多数収録されていたが、その「セッカ」や「ドラーク」「アルザード」といった人気キャラクターたちが「Shadowverse EVOLVE」にも登場する。

 また、これまでのブースターパックで登場したデッキを強化するカードのほか、4月に発売されたDXスターターデッキで登場した、「学院」や「武闘竜人」のデッキを強化するカードも多数収録されている。

 基本レアリティは、LGが23種、GRが28種、SRが28種、BRが40種だが、パラレル仕様として、イラストや加工、フレームデザインが異なるSPが2種(うち再録1種)、URが7種、加工やフレームデザインが異なるSLが23種収録される。また、トークンカード12種(うち再録7種)もパックに封入されている。なお、通常カードやトークンカードにも一部プレミアム仕様のカードがある。

強力なファンファーレ能力を持つ「栄華の加護神・ヤテラントゥ」

ビショップクラスの6コストフォロワーカード「栄華の加護神・ヤテラントゥ」。ファンファーレ能力で、相手の場のフォロワー1体を消滅させ、相手のリーダーに3ダメージ。自分のリーダーの体力を+3することができる。また、場のアミュレット1つを墓場に置くことをコストとする起動能力も持っている

 今回、独占公開権をいただいたカード3枚は、すべてビショップクラスのカードである。「栄華の加護神・ヤテラントゥ」は、LGのフォロワーカードであり、6コストで攻撃力は5、体力も5、タイプは「信仰・獣」である。

 場に出たときに発動するファンファーレ能力「墓場のアミュレット2枚を消滅:相手の場のフォロワー1体を選ぶ。それを消滅させる。それのリーダーに3ダメージ。自分のリーダーは《体力》+3する。」と、起動能力「場のアミュレット1つを墓場に置く:自分の手札の元のコスト3以下の《ビショップ》フォロワーか元のコスト3以下の《ビショップ》アミュレット1枚を場に出してよい。この能力は1ターンに1回使える。」という2つの能力を持ったLGらしい強力なカードだ。

フォロワーが出る度に相手のリーダーかフォロワーにダメージを与える「ネズミ神殿」

ビショップクラスの3コストアミュレットカード「ネズミ神殿」。自分のターン中、自分の場に元のコスト2以下のフォロワーが出たとき、相手のリーダー1人か相手の場のフォロワー1体を選ぶんで、1ダメージを与えることができる。この能力は1ターンに何回でも発動する

 「栄華の加護神・ヤテラントゥ」のファンファーレ能力を活かすためには、墓場にアミュレットが2枚以上置かれている必要がある。今回、独占公開権をいただいたカードの残りの2枚がアミュレットであり、「栄華の加護神・ヤテラントゥ」と組み合わせて使いたいカードである。

 「ネズミ神殿」は、GRのアミュレットカードであり、コストは3で、タイプは「信仰・獣」である。「自分のターン中、自分の場に元のコスト2以下のフォロワーが出たとき、相手のリーダー1人か相手の場のフォロワー1体を選ぶ。それに1ダメージ。」という能力を持っている。場に置いておけば、軽量なフォロワーを並べることで、アドバンテージを稼ぐことができる。

墓場に置かれるとリーダーの体力を増やし手札を引ける「封じられた法典」

ビショップクラスの1コストアミュレットカード「封じられた法典」。自分のリーダーの体力を+1し、1枚引くことができるラストワード能力と、5コスト払ってアクトし墓場に置くことで、相手の場のフォロワー1体を選んで破壊する起動能力を持つ。この2つの能力は噛み合っている

 「封じられた法典」は、BRのアミュレットカードであり、1コストと軽い。ラストワード能力「自分のリーダーは《体力》+1する。1枚引く。」と起動能力「《コスト5》これを《アクト》墓場に置く:相手の場のフォロワー1体を選ぶ。それを破壊する。」を持つ。この起動能力とラストワード能力は噛み合っており、起動能力でこのカードを墓場に置いたときに、ラストワード能力が発動する。ただし、起動能力で要求されるコストは重めだ。

 これらの2枚のアミュレットを活かすフォロワーが最初に紹介した「栄華の加護神・ヤテラントゥ」だ。例えば、「封じられた法典」が場にある状態で、「栄華の加護神・ヤテラントゥ」の起動能力を使って、「封じられた法典」を墓場に置くことで、「封じられた法典」のラストワード能力が発動し、自分のリーダーの体力が1増え、1枚カードをドローできる。

 続けて、「栄華の加護神・ヤテラントゥ」自身の能力で、手札の元のコスト3以下の《ビショップ》フォロワーか元のコスト3以下の《ビショップ》アミュレットを出すことができるので、手札に「ネズミ神殿」や「封じられた法典」などがあれば、そのまま能力によって場に出すことができる。

 この「栄華の加護神・ヤテラントゥ」の起動能力は1ターンに1回しか使えないが、この能力を使うことで墓場のアミュレットを増やすことができるため、2枚目の「栄華の加護神・ヤテラントゥ」を場に出した際のファンファーレ能力の必要コストを賄うことができる。これらの3枚は、優れたシナジーを持っているといえるだろう。

 今回紹介した「栄華の加護神・ヤテラントゥ」と「ネズミ神殿」、「封じられた法典」は、既存のビショップデッキを大幅に強化してくれるカードだ。他のクラスについても、こうした既存のデッキパワーを高める新カードが登場するだろう。

 ブースターパック第13弾「暗黒降誕」には、まだ公開されていない魅力的なカードが多数収録されており、新たなコンセプトのデッキの作成はもちろん、さまざまな既存のデッキタイプを強化できるカードも登場するだろう。発売を期待したい。