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【シャドバ エボルヴ】ブースター第14弾「夢幻の饗宴」より「極冠の幻想獣」など2枚をHOBBY Watch先行公開

「秘術ウィッチ」を底上げする強力カード

【「Shadowverse EVOLVE」ブースターパック第14弾「夢幻の饗宴」】

2月14日 発売予定

価格:1パック 440円

ブースターパック第14弾「夢幻の饗宴」

 Cygamesとブシロードが共同で開発・運営を行なっているTCG「Shadowverse EVOLVE」のブースターパック第14弾「夢幻の饗宴」が2月14日に発売される。

 最新ブースターパックとなる「夢幻の饗宴」の発売に先駆けて「夢幻の饗宴」に含まれる新カード2枚の独占公開権をいただいたので、早速紹介したい。

「Shadowverse」第24弾カードパックの人気キャラクター「イツルギ」や「タケツミ」が登場

 「夢幻の饗宴」は、原作的な位置づけとなるデジタルカードゲーム「Shadowverse」の第24弾カードパック「Edge of Paradise / 天象の楽土」で登場したカードを中心に収録したブースターパックであり、「イツルギ」や「タケツミ」ら、メインストーリー「天象旅籠編」の人気キャラクターたちが「Shadowverse EVOLVE」にも登場する。

 また、「夢幻の饗宴」ではすべてのクラスに新タイプ「宴楽」のカードが登場する。

 基本レアリティは、LGが23種、GRが28種、SRが28種、BRが40種だが、パラレル仕様として、基本レアリティのカードとイラストや加工、フレームデザインが異なるSPが2種(うち再録1種)、URが7種、加工やフレームデザインが異なるSLが23種収録される。また、トークンカード9種(うち再録2種)もパックに封入されている。なお、通常カードやトークンカードにも一部プレミアム仕様のカードがある。

 SPカード2種のうち1種は、「Shadowverse EVOLVE」の第1弾で登場したキャラクター「マーリン」である。「マーリン」は「Shadowverse」に登場する多くのキャラクターの中でも特に人気の高いキャラクターであり、争奪戦が繰り広げられそうだ。

「夢幻の饗宴」の告知イラスト

【突進】を持ち、攻撃時にフォロワーにダメージを与え、ラストワード能力で場に戻る「極冠の幻想獣」

ウィッチクラスのコスト6のフォロワーカード「極冠の幻想獣」。【突進】と攻撃時に相手のフォロワー1体にこのカードの攻撃力と同じダメージを与える能力と、ラストワード能力で【土の秘術】を使うことで、【疾走】を持つ、攻撃力2と体力2の「極冠の幻想獣」として再び場に出すことができる

 今回、独占公開権をいただいたカード2枚は、すべてウィッチクラスのカードである。「極冠の幻想獣」は、レアリティ・GRのフォロワーカードであり、コスト6で攻撃力は5、体力も5、タイプは「魔法生物・禁忌」である。

 キーワード能力【突進】をもっており、場に出たターンでもアクト状態の相手のフォロワーを攻撃することが可能だ。また、攻撃時に相手の場のフォロワー1体を選んで、それに「これの攻撃力」と同じダメージを与える能力を持っている。

 普通に場に出した場合、攻撃力は5なので、攻撃対象のフォロワーにこの火力ダメージを与えれば、合計10ダメージを与えられる。また、攻撃対象と別のフォロワー(スタンド状態のフォロワーも含む)にこのダメージを与えることもできるので、体力5以下のフォロワーなら、2体のフォロワーを倒すことも可能だ。

 さらに、場から墓場に置かれたとき(破壊されたとき)に発動するラストワード能力も持っている。このラストワード能力は、「【土の秘術】これを場に出す。これの攻撃力と体力を2にする。これは【疾走】を持つ。」という強力なものだ。

 【土の秘術】は、ウイッチクラス固有の能力で、自分の場のスタック1つを取ることで、働く能力である。つまり、「極冠の幻想獣」はスタックを1つ消費することで、破壊されて墓場にいった場合でも、スタッツが2/2に小さくはなるが、再び場に登場するのだ。

 さらに、今度は【突進】の上位能力となる【疾走】を持っているため、場に出たターンでも相手のリーダーかアクト状態の相手のフォロワーを攻撃できる。この攻撃時にも「極冠の幻想獣」の能力が発動するため、相手フォロワーを1体選んで2ダメージを与えることができる。レアリティ・GRのカードとしては非常に強力なカードといえるだろう。

ファンファーレ能力で相手のフォロワー1体に3ダメージ与え、スタックを1増やす「雷雲のアルケミスト」

ウィッチクラスのコスト3のフォロワーカード「雷雲のアルケミスト」。ファンファーレ能力で、相手の場のフォロワー1体に3ダメージ与え、自分の場のスタックを+1できる

 先ほど紹介した「極冠の幻想獣」は切り札となり得る強力なフォロワーだが、そのラストワード能力を活かすには、スタックが1以上でなければならない。スタックは「土の印」というタイプを持つアミュレットに溜めていくことができる。

 今回紹介するもう1枚のカード「雷雲のアルケミスト」は、レアリティ・SRのフォロワーカードであり、コスト3で攻撃力は3、体力も3、タイプは「錬金術師」である。ファンファーレ能力で、相手の場のフォロワー1体に3ダメージを与え、さらに自分の場のスタックを1増やすことができる。

 コストパフォーマンス的にもかなり優秀なカードであり、「雷雲のアルケミスト」を場に出すことで、「極冠の幻想獣」のラストワード能力の【土の秘術】を発動させるのに必要なスタックを1つ増やせるため、「極冠の幻想獣」との強いシナジーを持つ。「極冠の幻想獣」を使うなら、「雷雲のアルケミスト」もあわせてデッキに入れておきたい。

 今回紹介した「極冠の幻想獣」と「雷雲のアルケミスト」は、ウィッチクラスのデッキの中でも、【土の秘術】を活用する「秘術ウィッチ」とよばれるデッキを大幅に強化してくれるカードだ。秘術ウィッチは根強い人気のあるデッキだが、他のクラスについても、こうした既存のデッキパワーを高める新カードが登場するだろう。

 ブースターパック第14弾「夢幻の饗宴」には、まだ公開されていない魅力的なカードが多数収録されており、新たなコンセプトのデッキの作成はもちろん、さまざまな既存のデッキタイプを強化できるカードも登場するだろう。発売が楽しみだ。