ニュース
世界大会への日本代表が決定! 「BEYBLADE X」全国大会「X-TREMECUP GP 2025」、オープン優勝者は東北・北海道からのおまんじゅうキング!
2025年8月4日 19:36
- 【X-TREMECUP GP 2025】
- 開催日:8月3日
- 会場:池袋・サンシャインシティ噴水広場
タカラトミーは8月3日、同社の展開する現代版べーゴマ「ベイブレード」最新シリーズ「BEYBLADE X」の全国大会「X-TREMECUP GP 2025」の決勝トーナメントを池袋・サンシャインシティ噴水広場にて開催した。
「X-TREMECUP GP 2025」は、5月から7月にかけて全国5都市で開催された予選会(最大512名によるトーナメント)で勝ち抜いた上位2名、計10名が決勝トーナメントに進出し、トップブレーダーを決める大会だ。カテゴリーは開催日時点での年齢が6~12歳限定の「レギュラークラス」、6歳以上なら年齢不問で誰でも参加できる「オープンクラス」の2つが用意される。
各クラスの大会優勝者には100万円相当の純金製「ドランブレイブS」プレートや、金メッキの「ドランブレイブS」を冠したトロフィー、Nintendo Switch/Steam用ゲーム「ベイブレードエックス エボバトル」のゲームキャラクターとして登場する権利、カラオケボックス「コート・ダジュール」のVIP割引券のほか、10月11~12日に都内で開催される世界大会「BEYBLADE X WORLDCHAMPIONSHIP 2025」への参加資格も得られる。
「X-TREMECUP」またはそれに類した全国大会はこれまでの「ベイブレード」シリーズでも行なわれており、「BEYBLADE X」の大会である「X-TREMECUP GP」も毎年行なわれてきたが、これまでレギュラークラスでしか行なわれてこなかった世界大会「BEYBLADE X WORLDCHAMPIONSHIP 2025」において、今回から新たにオープンクラスも行なわれるようになった。
2024年に開催した「アジアチャンピオンシップ2024」においてもオープンクラスの大会が行なわれていたが、同社では「時代の流れとともに大人のブレーダーや女性のブレーダーが増えてきており、今年からオープンクラスでも世界大会を行なう運びとなった」と説明している。
会場では大会観戦エリアのほか、実際に「BEYBLADE X」の対戦が行なえる体験会のエリアも用意され、8月9日発売予定の「UX-15 シャークスケイルデッキセット」に含まれる最新ベイブレード「シャークスケイル4-50UF」が貸し出され、ベイブレードを持っていない人でも手軽にバトルを楽しむことが可能となっていた。
本稿では、大会の試合結果や会場の雰囲気などについてレポートしていく。なお、本大会の模様や最新情報については、「BEYBLADE X」公式YouTubeチャンネル「ベイチューブ」にてライブ配信が行なわれており、後日アーカイブについても公開予定とのことなので、各試合の詳しい模様などは動画が公開された際に確認してみてほしい。
4ポイント先取のトーナメントバトル!「エクストリームフィニッシュ」や「バーストフィニッシュ」などが熱い
「BEYBLADE X」を用いた大会レギュレーションは3個のベイブレードを使用した1対1の「3on3バトル」で行なわれる。スタジアムには「エクストリームスタジアム」を使用し、4ポイント先取制のトーナメント方式で進行し、決勝戦で勝利したブレーダーが優勝となる。
3個のベイブレードについては、全て「BEYBLADE X」シリーズの物が使用され、パーツ組み換えなどのカスタマイズは可能だが、パーツの改造や同一パーツは利用不可。これらは事前に運営によるベイチェックが行なわれ、使用不可と判断されたパーツがある場合には交換が必要だ。交換可能なベイブレードやパーツがない場合には、運営より貸し出されたベイブレードのみで試合を実施する必要がある。
ポイントについては、相手より長く回り続ける持久勝ちの「スピンフィニッシュ」が1ポイント、ビットが抜けたり、ラチェットが外れるなどパーツが分解してしまう「破壊(バースト)」が発生した場合には「バーストフィニッシュ」となり2ポイント、スタジアム下部両端にある「オーバーゾーン」に相手を叩き込むと「オーバーフィニッシュ」で2ポイント、スタジアム下部中央の「エクストリームゾーン」に相手を弾き飛ばせば「エクストリームフィニッシュ」で3ポイントが獲得できる。
大会においては同社が発売する専用ケースにバトルに出す並び順でベイブレードを収納し、その順番で3個のベイブレードを使用して3回対戦を行なう。3回で4ポイントに到達しない場合には、順番を変更して試合を続行する。なお、イレギュラーな事象が発生した際には同じベイブレードでやり直しとなるので、1回の対戦でどちらかに最低1ポイントが必ず入る事になるため、最長でも7回の対戦で決着がつく仕組みだ。
「ベイブレード」を知らない人であっても、スタジアム内で激しくぶつかりあうベイブレードのド迫力のバトルを1度見ると、興奮してテンションが上がってしまうのは間違いないだろう。会場のサンシャインシティ噴水広場は、1~3階まで吹き抜け構造なので、大型モニターなどで誰でもバトルの様子が見られるようになっているのだが、大会を知らずに遊びに来ていた人たちも興味津々でバトルの模様を眺める様子が散見されたほどだ。
一般的なコマのようにより長く回り続ける事で勝利する「スピンフィニッシュ」以外に、ド派手にベイブレードが分解する「バーストフィニッシュ」や、スタジアム外に相手のベイブレードを吹き飛ばして勝利する「オーバーフィニッシュ」や「エクストリームフィニッシュ」は、見た目にも勝敗が分かりやすく、爽快感も高いので、リアルなバトルを1度見ると、そこから興味が出てハマってしまうのだ。
あまり「ベイブレード」に興味がなかった、または昔やっていたが最近は触れていないという人は、是非最新の「BEYBLADE X」の大会配信などをチェックしてみてほしい。
レギュラークラスはベテランブレーダー、13-ミナトが優勝!
最初に行われたのは6歳以上12歳以下の年齢制限のあるレギュラークラスだ。出場ブレーダーは中国予選1位のHiroto、関東予選2位のゆうり、九州予選2位のゆうと、関西予選1位の13-ミナト、東北・北海道予選1位のたいせい、関東予選1位のゆきなお、関西予選2位のバード、東北・北海道予選2位のJベイ、中国予選2位のドウデュース、九州予選1位のけんしんの10名(トーナメント順)。いずれもブレーダーネームのため、本名などとは異なる。
大会はベスト4を決める1~2回戦までトーナメントを進行し、合間には「ベイブレード」関連の最新情報のコーナーや、観戦している会場の人たちも参加できるエキシビジョンマッチなどを挟み、準決勝、3位決定戦、決勝戦を行なう流れ。
10名によるトーナメントのため、予選会でのスコアなどから10名のうち4名のみが2回戦に進むための1回戦を行なう形となっている。今回は関東予選2位のゆうり、九州予選2位のゆうと、東北・北海道予選2位のJベイ、中国予選2位のドウデュースがそれぞれ1回戦を戦い、勝利したブレーダーが2回戦に進出できる。
1回戦、関東予選2位のゆうりと九州予選2位のゆうの対戦はゆうりが4-1で勝利して2回戦進出、東北・北海道予選2位のJベイと中国予選2位のドウデュースの対戦は0-4でドウデュースがストレート勝利となった。1~2回戦は常に2台のスタジアムで2試合が同時進行しており、配信はそれぞれ交互に行なう形で試合の模様が流れた。
2回戦は両者とも初試合の枠から先に試合が行なわれた。関西予選1位の13-ミナトと東北・北海道予選1位のたいせいの対戦は13-ミナトが4-0で勝利、関東予選1位のゆきなおと関西予選2位のバードの対戦はバードが1-4で勝利となり、それぞれベスト4進出を決めた。
1回戦の勝者が続けて行なう2回戦は、中国予選1位のHirotoが先ほど1回戦で勝利した関東予選2位のゆうりと対戦したが、ここはHirotoが4-0で勝利、九州予選1位のけんしんは先ほど1回戦で勝利した中国予選2位のドウデュースと対戦したが、こちらはなんと0-4でドウデュースが勝利し、2人がベスト4進出を決めた。
準決勝からは1戦ずつ試合が行なわれ、使用するベイ情報も全てオープンになる。準決勝1戦目は中国予選1位のHirotoと関西予選1位の13-ミナトの対戦。
1stバトルはHirotoがエアロペガサス1-60L(レベル)、13-ミナトもエアロペガサス7-60R(ラッシュ)という同ブレード対決となったが、ここは13-ミナトがエクストリームフィニッシュでいきなり3-0のリードを取る。2ndバトルはHirotoがフェイニックスウイング3-60LR(ローラッシュ)、13-ミナトがワルキューレブラストW(ウィール)9-70FB(フリーボール)での対決となったが、ここで13-ミナトがまさかの連続エクストリームフィニッシュで勝負を一気に決めて、4-0で勝利して決勝進出を決めた。
準決勝2戦目は中国予選2位のドウデュースと関西予選2位のバードの対戦。1stバトルはドウデュースがワルキューレボルトA(アサルト)5-60LR(ローラッシュ)、バードがエアロブラストW(ウィール)7-60R(ラッシュ)をチョイスというCX(カスタムライン)対決となったが、ここはスピンフィニッシュでバードが1-0で先制。2ndバトルはドウデュースがウィザードロッド3-60B(ボール)、エアロペガサス1-60LR(ローラッシュ)の定番ベイ対決となったが、なんとここはバードのエアロペガサスが攻撃で回転力を削ったことで持久性の高いウィザードロッド相手にスピンフィニッシュで連勝2-0とリードを広げる。
3rdバトルはドウデュースがエアロペガサス1-60R(ラッシュ)、バードがウィザードロッド3-60B(ボール)と、定番ブレードが逆転する点かいとなったが、ここで今度はドウデュースがオーバーフィニッシュを見事に決めて2-2に追いつく展開。
デッキの並び順を入れ替えての4thバトルはドウデュースがエアロペガサス1-60R(ラッシュ)、バードがウィザードロッド3-60B(ボール)となり、3rdバトルの再戦のような形となったが、ここもドウデュースの勢いがバードの防御を上回り、バーストフィニッシュを決めて4-2で逆転勝利を決めて、決勝進出を決めた。
決勝戦の前に行なわれた3位決定戦は、関西予選2位のバードと中国予選1位のHirotoとの対戦となった。1stバトルはバードがエアロペガサス1-60LR(ローラッシュ)、Hirotoがフェニックスウイング3-60LR(ローラッシュ)の攻撃タイプ同士の対決だが、ここは試合を決めるスピンフィニッシュで粘り勝ちを見せたバードが1-0で先制。2ndバトルはバードがペガサスブラストW(ウィール)7-60R(ラッシュ)、Hirotoがエアロペガサス1-60L(レベル)とここも攻撃タイプ同士の激突となったが、ここはHirotoのエアロペガサスの攻撃が決まってオーバーフィニッシュで1-2と逆転。
3rdバトルはバードがウィザードロッド3-60B(ボール)、Hirotoがスコーピオスピア9-60K(キック)となり、ここでもHirotoのスコーピオスピアのキックビットによる角ばった軸先からの強力な攻撃が決まり、2連続オーバーフィニッシュとなり1-4で勝利。Hirotoが3位の座を勝ち取った。勝負に敗れて泣き崩れるバードの表情が印象的だった。
頂点を決める決勝戦に挑むのは中国予選2位のドウデュースと関西予選1位の13-ミナト。1stバトルはドウデュースがエアロペガサス1-60R(ラッシュ)、13-ミナトもエアロペガサス7-60R(ラッシュ)のエアロ対決となったが、ここはスピンフィニッシュで粘り勝ちした13-ミナトが0-1で先制。2ndバトルは、ドウデュースがワルキューレボルトA(アサルト)5-60LR(ローラッシュ)、13-ミナトはワルキューレブラストW(ウィール)9-70FB(フリーボール)のCX(カスタムライン)対決で、ここも13-ミナトが持久勝ちで粘りを見せて、スピンフィニッシュでポイントを積み重ねて0-2でさらに有利に試合を運ぶ。
3rdバトルは、ドウデュースがウィザードロッド3-60B(ボール)、13-ミナトもウィザードロッド7-70LR(ローラッシュ)というウィザードロッド対決ながら、13-ミナトのウィザードロッドは持久系ビットではなく、攻撃重視のLRビットなのだ。ここでのビット選択がうまくハマったか、バトルはエクストリームフィニッシュを見事に決めた13-ミナトが0-4のストレート勝利となり「X-TREMECUP GP 2025」のレギュラークラスのトップブレーダーとなった。
試合終了後のインタビューでは、上位3名の話を聞くことができた。先ずは3位のHirotoから。ベイブレード歴は1年7ヶ月ほどとのことで、「BEYBLADE X」から開始したという。デッキ構築で意識している事について聞くと、全てのベイを1つ1つ吟味して試した上で、より強いベイを選んでいるという。なお、1日の練習時間は大体1日1時間くらい。次回に向けての意気込みを聞くと、シュート位置やパワーなどの調整を考えて次回も頑張りたいと前向きなコメントをしてくれた。
2位のドウデュースはベイブレード歴がなんと8か月とのことで、まだまだ伸びしろも感じさせる逸材だ。デッキ構築について気にしているところなどを聞くと、ベイブレードがぶれないような構築を心掛けているとのことで、ベストな構築を目指して、日々色々な組み合わせを検討して様子について教えてくれた。
優勝した13-ミナトはベイブレード歴4年くらいとのことで、前のシリーズから継続して続けて遊んでいるベテランブレーダーだ。デッキ構築について聞くと、攻撃型のベイを中心に編成し、持久型は1つという構成にこだわっているようだ。
今回のウィザードロッドに攻撃型ビットのLR(ローラッシュ)を組んだ理由について尋ねると、お父さんが後ろから補足として「今回の大会では攻撃型のベイが多かったので、その対策として考えた今大会限定の構築」だとしており、本大会における戦略の1つだった事を教えてくれた。
最後に10月開催の世界大会「BEYBLADE X WORLDCHAMPIONSHIP 2025」の意気込みについて改めて尋ねると、力強く一言「世界一を獲りたい」と熱くコメントしてくれた。
オープンクラスはおまんじゅうキングが「キング」に君臨!
休憩を挟んでからは、いよいよ年齢上限なしのオープンクラスの開幕だ。出場ブレーダーは九州予選1位のたこいと、九州予選2位のらいち、関西予選2位のぴそ、関西予選1位の金田カズマ、東北・北海道予選1位のおまんじゅうキング、中国予選1位のユウ、中国予選2位のMABO、関東予選2位のワカナ、東北・北海道予選2位のブレヒロ、関東予選1位のひーたんの10名(トーナメント順)。
1回戦は九州予選2位のらいちと関西予選2位のぴその対戦で、ここはぴそが1-4で勝利。関東予選2位のワカナと東北・北海道予選2位のプレヒロの対戦は、ブレヒロがストレート0-4で勝利を決めた。
続く2回戦、関西予選1位の金田カズマと東北・北海道予選1位のおまんじゅうキングの対戦はおまんじゅうキングが圧倒的な攻撃力の高さを見せて、0-4のストレート勝利でベスト4進出。中国予選2位のMABOと同1位のユウによる対決はギリギリの接戦となったが、ここはユウがなんとか粘りを見せて3-4ながら勝利してベスト4進出を決めた。
1回戦で勝利した関西予選2位のぴそは、続く2回戦でたこいとと対戦。粘りを見せるもたこいとが2-4で勝利してベスト4進出を決める。1回戦ではストレート勝利で勢いを感じさせた東北・北海道予選2位のプレヒロだったが、関東予選1位のひーたんとの激闘では4-2でひーたんに軍配が上がり、ひーたんがベスト4進出を決めた。
インターバルとして、最新情報の公開や、来場者も参加できるエキシビジョンなどを経て、いよいよ準決勝がスタートとなった。
第1試合は九州予選1位のたこいとが、東北・北海道予選1位のおまんじゅうキングと対決。1stバトルはたこいとがエアロペガサス7-60LR(ローラッシュ)、おまんじゅうキングがウィザードロッド9-60B(ボール)で、おまんじゅうキングがウィザードロッドでオーバーフィニッシュを決めていきなり0-2でリード。2ndバトルは、たこいとがシルバーウルフ9-60H(ヘキサ)、おまんじゅうキングがエアロペガサス3-60R(ラッシュ)をチョイス。ここはエアロペガサスの攻撃をうまくいなしたたこいとがスピンフィニッシュでポイントを取り返す。
3rdバトルは、たこいとがフェニックスウイング7-70R(ラッシュ)、おまんじゅうキングがフェニックスウイング1-60LR(ローラッシュ)の攻撃系ブレードの激突となったが、激しいバトルの末はたこいとが粘り勝ちのスピンフィニッシュを決めて2-2の同点に追いつく。
デッキの並び順を変えての4thバトルはたこいとがエアロペガサス7-60LR(ローラッシュ)、おまんじゅうキングがエアロペガサス3-60R(ラッシュ)の攻撃系ブレード同士の対決となったが、ここはおまんじゅうキングのエアロペガサスが粘りを見せてスピンフィニッシュで再び2-3とリードを広げた。5thバトル、たこいとはフェニックスウイング7-70R(ラッシュ)、おまんじゅうキングはウィザードロッド9-60Bを選ぶが、たこいとの猛攻をかわして、スピンフィニッシュを決めたおまんじゅうキングが見事に逃げ切りの2-4で勝利し、決勝進出を決めた。
第2試合は中国予選1位のユウと関東予選1位のひーたんのバトル。1stバトルはひーたんがエアロペガサス7-60R(ラッシュ)、ユウもエアロペガサス7-60Rと全てのパーツが同一の完全なミラーバトルとなり、ここはひーたんが粘り勝ちを見せてスピンフィニッシュで1-0の先制。2ndバトルは、まさかのひーたん、ユウのどちらもウィザードロッド3-60B(ボール)という完全ミラーが続く。ここもウィザードロッドをより長持ちさせたひーたんがスピンフィニッシュで2-0とリードを広げる。
3rdバトルはひーたんがスコーピオスピア9-60FB(フリーボール)、ユウがドランブラストW(ウィール)9-60FB(フリーボール)というチョイスとなったが、ここは当たり所がよく、バーストフィニッシュを決めたひーたんが4-0でストレート勝利を決めて決勝進出となった。
3位決定戦は中国予選1位のユウと九州予選1位のたこいとのバトル。1stバトルはユウがウィザードロッド3-60B(ボール)、たこいとはシルバーウルフ9-60H(ヘキサ)の持久型ブレードの対決。ところがここはユウが攻めの姿勢を見せる作戦が見事に的中、エクストリームフィニッシュを決めて一気に3-0とスコアを伸ばす。2ndバトルはユウがドランブラストW(ウィール)9-60FB(フリーボール)、たこいとはエアロペガサス7-60LR(ローラッシュ)をチョイス。ここは、たこいとが見事なバーストフィニッシュを決めて3-2と点差を縮める。
3rdバトルはユウがエアロペガサス7-60R(ラッシュ)、たこいとがフェニックスウイング7-70R(ラッシュ)というガチンコ対決となったが、決定打がなくスピンフィニッシュで粘り勝ちしたユウがポイント追加、4-2で勝利して3位の座を勝ち取った。
いよいよオープンクラスも最後の試合。決勝戦は関東予選1位のひーたんと東北・北海道予選1位のおまんじゅうキングの対決となった。1stバトル、ひーたんはスコーピオスピア9-60FB(フリーボール)、おまんじゅうキングはエアロペガサス3-60R(ラッシュ)を選び、ここはオーバーフィニッシュを見事に決めて0-2でおまんじゅうキングが先制。
続く2ndバトル、ひーたんは攻撃タイプのエアロペガサス7-60R(ラッシュ)、おまんじゅうキングもフェニックスウイング1-60LR(ローラッシュ)で追撃。ここはひーたんのエアロペガサスの攻撃が空を切り、自らエクストリームゾーンに飛び込んでしまうという展となり、おまんじゅうキングがエクストリームフィニッシュで0-4のストレートで勝負を決めて「X-TREMECUP GP 2025」のオープンクラスの頂点に立った。
試合終了後に行われたインタビューでも上位3人のコメントが貰えた。3位のユウは「BEYBLADE X」発売時にその競技性の高さに驚き、のめりこむことになったという。デッキ構築については、店舗での大会やG1/G3などの公式大会の流れや状況、流行のベイの情報などを入れた上で構築したり、対策を考えて構築しているという。本大会においては、攻撃型のベイが多いため、そこは意識して構築したと説明してくれた。よく行くおもちゃ屋は「八王子のみなもとや」とのこと。
2位のひーたんはなんとブレーダー歴7ヶ月。きっかけは甥にせがまれて「BEYBLADE X」を購入する事になり、どんなものかと調べているうちにその奥の深さを知って2人の甥とともにハマることになったという。普段の練習なども2人の甥たちと行なっているとしており、短期間での上達の秘密は2人の甥たちと日々対戦しているとした。
デッキ構築については、ウィザードロッドをずっと使い続けていたので、それを主軸に本大会では防御中心の編成にしたという。いつもは攻撃型ベイが中心だが、大会では攻撃型ベイが多いため、それをかわすために防御寄りにしたとしている。
なお、よく行く店について聞かれると、以前筆者たちが取材させてもらった桶川の「おぢいさんの店」ということで、筆者は身近な存在と感じてしまいテンションが上がってしまった。
1位のおまんじゅうキングはなんと小学校の教員をしており、生徒たちもみんな知っているというから驚きだ。今回の大会参加についても事前に教育委員会に確認をしてからの参加だという。始めたきっかけは2年前に子供のために購入するうちに自分でものめり込んでいったとしており、親子など子供たちと一緒に遊ぶことが上達の道の1つと言えそうだ。本大会でのデッキ構築については、これまでのG1大会などでは全てアタックベイのみの構築だったが、新たに登場したベイへの対策として、ウィザードロッドを追加したのがうまくいったと語ってくれた。よく行くおもちゃ屋は静岡の「ミシマトイス」とのこと。
最後に10月開催の世界大会「BEYBLADE X WORLDCHAMPIONSHIP 2025」の意気込みについて改めて尋ねると「皆さんの代表として出ますので、絶対に世界一を日本に持って帰ってきたい」と熱くコメントした。
なお、配信では最後にとっておきの最新情報として配布終了がアナウンスされていた「エアロペガサス」がカラーリングを赤色に変えて復活するという衝撃の最新情報が流れ、会場を最高に盛り上げたところで、そのままイベント自体も終了となった。
改めて「BEYBLADE X」の奥の深さを感じた全国大会
以上、「X-TREMECUP GP 2025」の模様を試合中心にレポートした。全体としては、やはり子供連れの両親などを中心に会場は非常に多くの来場者で埋め尽くされており、大盛況だった印象だ。インタビューでも話が出ていたが、子供の頃に「ベイブレード」の存在を知りつつ、大人になってから改めて「BEYBLADE X」の存在を知ってのめり込む大人たちが非常に多い印象で、その気持ちは取材を通してベイブレードをがっつりやり込んでいる筆者には非常によく分かる心境だ。
今回ファイナリストたちのベイブレードのカスタム構成を調べたり、トップの人たちと話をする機会が得られたが、「BEYBLADE X」の事を深く知るほど、ファイナリストたちのカスタムやチョイスの意図がより見えてくるのが面白い。
10月に開催される世界大会「BEYBLADE X WORLDCHAMPIONSHIP 2025」では初となるオープンクラスの開催が決定するなど、子供たちの盛り上がりだけでなく、大人の参加者による大会もさらに盛り上がりを見せている。タカラトミー側も8月に新たにオープンする「BEYBLADE BAR TOKYO」など大人にも楽しんでもらえる施設を展開するなど、「BEYBLADE X」は今後もさらに盛り上がっていくことになりそうだ。
過去のシリーズを遊んでいた経験はあるが、最近はやめてしまった人がもしいるなら、是非最新の「BEYBLADE X」に触れてみてほしい。新たな世界が開ける事は間違いない。
今回筆者は申し込みをしそびれてしまったが、全国大会の「X-TREMECUP GP」は誰でも申し込みが可能なオープンな大会となる。抽選をクリアしなければならない狭き門はあるが、1人でも多くの人たちに「BEYBLADE X」の魅力を知ってもらい、より多くの人が参加してバトルしあってみたい。
(C)Homura Kawamoto, Hikaru Muno, Posuka Demizu, BBXProject, TV TOKYO
(C) TOMY













































![マックスファクトリー[Max Factory] figma 強殖装甲ガイバー ガイバーギガンティック ノンスケール プラスチック製 塗装済み可動フィギュア 製品画像:5位](https://m.media-amazon.com/images/I/41f4NDcn99L._SL160_.jpg)
































![ゴッドハンド(GodHand) 神ヤス! 10mm厚 3種類セットB [#600/#800/#1000] GH-KS10-A3B 製品画像:8位](https://m.media-amazon.com/images/I/41SoT5eE7fL._SL160_.jpg)

