レビュー

「PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム」レビュー【後編】

フェイズ5:装備類やコアファイターを組み立てる。コアファイターのアレンジに注目!

 さすがのパーフェクトグレードともなると装備類もかなりのディテールと気を配ったパーツ分割での設計となっています。ビームライフルは銃身などもディテーリングされ、なんと引き金も可動するようになっています。可動指ではないので実際に指で引くことはできませんが、”銃”としてのリアリティがグッと引き上がる機構ですね。シールドはマグネット装備が最大の特徴ではあるのですが、シールド裏の配色がとてもかっこいいのです。

【フェイズ5:ビームライフル】
スコープとも言うべきターゲットセンサーが色んな向きに設定できます。銃身上面のゴールドは光学センサーをバグらせないかと心配しますがカッコイイが勝ちますね

 シールドは下部がだいぶ長いデザインが特徴ですね。そして筆者イチオシのデザインが裏側です。シールドの構造としてはどうなのか?というところですけど表の赤をベースにトラスのブラック、枠の白というなんともシブイデザインとなっています。

【フェイズ5:ビームサーベルとシールド】
このビームサーベルには発光機能はなく、別に専用のLED内蔵型が付属しています。シールドも本体同様接続ピン類がディテールになっています。これはほんとにいいアイデアですだと思います

 注目のコアファイターを組みます。こちらはだいぶアレンジされているようで、これまでに比べてだいぶ小型化されているようです。マスターグレード版ガンダムVer.2.0やVer.3.0に付属するコアファイター準拠の構造でもちろん変形できます。それでいて、ランディングギアの出し入れも可能となっていたりとだいぶ意欲的な構造になっています。

 ミサイルも再現されていてプレイバリューもありますがとても小さいので飛ばして無くさないように注意が必要です。小さいといえば機首先端のセンサー的なデザインの部分がクリアーパーツでこれまただいぶ小さいです。クリアーは探すの大変ですからこれこそ要注意部位となりますね。

【フェイズ5:コアファイター】
小型化された影響もあるかもしれませんが、キャノピーが引っ込むことも跳ね上げることも十分にはできませんでしたが、コクピットは回転します。引き出し式の主翼は長さも十分で空力で飛びそうな雰囲気が出ています

 ハンドは左右で8個、デザインでは4種類あります。これまでに組んだ、握りと平手と同様に装備用の2種を組み立てます。ビームライフル用の人差し指に非常に細かく定着が難しいパーツがあるのでそこは注意です。

【フェイズ5:他のハンドパーツ】
この人差し指が気を遣うところですね。メッキパーツはカバーの中に確実にはめ込む必要があります。それでもこの指先が定着しないことがあるようなので、あまりにも取れるなら接着するほうがいいかもしれません

 電飾用にLED関連のパーツが付属しています。素晴らしいことに、LEDビームサーベルは完成品です。テスト用に棒状のピン型リチウム電池BR435が付属しておりそれを入れてフタをし、スイッチをONにするだけで明滅・点滅が行われます。本体用LEDは1ユニットにRGB2灯式になっていて別売のLR41ボタン電池が2つ必要になります。

 写真左上のパーツはツールでして、本体LEDユニットのボタンを押すことができます(ガンダム本体でももちろん押せます)。ボタンの押し方には少々コツが必要で、ガンダム本体での操作はコクピットハッチを開く、閉じるを割と短い間隔で行う必要があります。この開閉動作でパターンを変えたり、消灯したりできるのですがそのタイミングが難しいので何度か試す必要があります。

【フェイズ5:LED関連】
本体用は小さいLEDということもあり、輝度はあまり高くない印象です。連続点灯可能時間は1分です。ビームサーベルは基部から直進する光で比較的明るい印象、サーベル自体も特殊な成形とのことできれいにグラデーションします。※上記の写真は露光時間1分です