レビュー

「IMS 1/100 ナイト・オブ・ゴールド・A-T」レビュー後編

塗装開始。外装のゴールドは青味を加えてフレームとの差異を強調

 ここまで組み立てが完了したら、塗装を行なっていきましょう。まずは内部フレームと同様に超音波洗浄機を使用して離型剤や削りカスを落としていきます。洗浄が完了したら下地塗装です。下地塗装は内部フレームと同じくGSIクレオスの「Mr.フィニッシングサーフェイサー1500 ブラック」を使用しました。

塗装前の頭頂部外装パーツ
下地塗装後の頭頂部外装パーツ

 次に上塗りを行ないます。本キットの外装色はやや青味のあるゴールドとなっています。そのため、今回はガイアノーツの「Exゴールド」にガイアノーツの「クリアーブルー」を少量追加し調色していきます。

上塗りが完了した頭頂部外装パーツ。青味を追加することで独特な魅力を引き立たせます。

 上塗りが完了したら部分塗装を行ないます。本キットでの部分塗装は主にアーマー裏面のフレーム色とワンポイントの赤色等などがあります。まずはアーマー裏面の塗装を行なっていきましょう。今回は塗り分け箇所にマスキングテープを貼り付けて塗装しました。

マスキングを行なった外装パーツ。塗り分けを行なうすべてのパーツにシールを貼りマスキングします。
部分塗装後の外装パーツ。フレーム色と外装色は近い色味ではありますがしっかりと塗り分けることで情報量アップが見込めます。

 ワンポイントの赤色部分も同様にマスキングで塗り分けます。細かい箇所については筆塗りで仕上げました。

筆塗りで部分塗装を行なった頭頂部外装パーツ。ここまで細かい箇所は筆塗りで仕上げていきます。

 部分塗装が完了したパーツは内部フレーム同様にスミ入れを行い、トップコートに入ります。このままトップコートを塗装してもいいのですが、効率化のため一部パーツは組み立ててしまいましょう。ここからは塗装済みのパーツを接着していくため瞬間接着剤を使用してパーツを固定していきます。

足首部外装パーツ。
アーマー裏面のフレーム色パーツを取り付けました。
スネ部外装パーツ。
左右合計4組を組み立てます。
太もも部外装パーツ。
4パーツを筒状に組み立てます。
腰アーマー
ヒンジ部を取り付けます。
腰アーマー基部外装パーツ。
2パーツを組み立てます。
背面ユニットは基部・右・左にわけて組み上げます。まずは基部から。
背面ユニットの右ブロック。
背面ユニットの左ブロック。
前腕部外装パーツ。
スタビライザーの一部が可動する構造となっています。
肩部外装パーツ
左右前後の合計4組を組み立てます。
フェイスパーツ。眼の塗り分けは筆塗りで行ないました。

完成間近!仕上げはクリアーのトップコートで

 組み立てが完了したらトップコートを塗布していきます。今回はフレームと同様にガイアノーツの「Exクリアー」を使用しました。トップコートが完了したら残りの組み立てを行なっていきます。

最終組み立てを行なう足首パーツ。
外装パーツを取り付けることでより美しいヒール形状となります。
最終組み立てを行なう脚部パーツ。
機体が完成していく嬉しさはありますが、脚部のフレームはほとんど隠れてしまうので少し残念に感じます。
最終組み立てを行なう腰部パーツ。
腰アーマーの密度が高く重量感があります。
最終組み立てを行なう胴体パーツ。
フレームが露出している腹部と装甲で覆われた胸部のコントラストが美しいです。
最終組み立てを行なう腕部パーツ。
スタビライザーの追加で前腕のボリュームが増し、マッシブな印象になりました。
最終組み立てを行なう肩部パーツ。
赤の部分塗装が目を引くパーツとなっています。
最終組み立てを行なう頭部パーツ。
巨大な頭頂部外装パーツは迫力があります。