カプセルトイ「トレマーズ GRABOIDS COLLECTION」レビュー

生まれたときから凶暴な見た目の「幼体＆卵」

　「トレマーズ4」に登場した、「グラボイド」の幼体とその卵を再現したのがこちらだ。幼体のサイズは約40mmと、成体の半分ほどのサイズ感になっている。とはいえ、そのおぞましい見た目は生まれたときからそのままだ。ちなみに一緒に付属している卵は、そのままでは自立させることはできない。立たせて飾りたいときは、練り消しのようなものを利用するなど、何かしら台座になるようなものを用意した方がいいだろ。

「グラボイド」の幼体ということで、サイズも小ぶりになっている

すでに顎の辺りに成体の片鱗が現れている

ものすごく細かく塗られているので、後から彩色したように思われるかもしれないが、このままの状態でガチャから入手ができる

成体はトゲで土の中を高速に移動するが、幼体ではそれが脚になっているようだ

幼体自体もデザイン的に完成されており、「グラボイド」とはまたひと味違った魅力がある

後ろからの姿では、V字型に脚が広がっているように見える。実際にこうした生物が存在していそうだ

こちらはお腹側から見たところ。目立たないところにコピーライトが刻印されている

一緒に付属している「グラボイド」の卵。カラーリングも不気味である

このままの状態では自立させることはできないので、何かしら工夫が必要だ

これはちょっと大げさだが、卵を練り消しで立たせてみた。ちなみに、トップの写真も練り消しの量を調整して自立させている。

「シークレット」では突然変異個体の「エル・ブランコ」が入手可能！

　通常こうした商品の紹介でシークレットまで扱うことはないのだが、今回はそちらも合わせて提供してもらうことができた。こちらは、「トレマーズ3」とTVシリーズに登場した「グラボイド」の突然変異個体「エル・ブランコ」を再現したものだ。基本的な仕様やギミックは、ほぼ「グラボイド」と同じだと思って問題ない。カラーリングは全体的に白っぽい印象だが、特に頭部の上顎が鮮やかな色に見える。こちらも通常バージョン同様に、頭部の上パーツを流用して地中から襲いかかるシーンを再現することができる。可能ならば、通常の「グラボイド」と両方手に入れたいところだ。

「グラボイド」の突然変異個体ということで、ひと味違った魅力が感じられるこちらの「エル・ブランコ」

上顎の不気味なカラーリングに目がいきがちだが、土の中を高速に移動するための爪部分も色が塗り分けられているなど、仕事が細かい！

通常版の「グラボイド」同様、この「エル・ブランコ」も全長は105mmだ

胴体の膨らんだ辺りから尻尾付近にかけて、やや黒ずんだような彩色が施されている

全体的に色白だが、むしろ砂漠など土や砂に馴染みそうだ

こちらはシークレットの「エル・ブランコ」をお腹から見たところ。さらに日焼けしてない、色白感が出ている

こちらはシークレットの「エル・ブランコ」で、地中から這い出したシーンを再現したころだ

赤い触手などは「グラボイド」と同じだが、カラーリングは「エル・ブランコ」に合わせたものになっている

本物……というより、微妙なぬいぐるみ感が出ているところも素晴らしい

ほとんど、這い出してきている土の部分と同化している感じの色合いだ

真後ろから見ても、赤い触手や上顎がよく見える形状になっている

底面側も、「グラボイド」同様にシンプルな作りになっている

右が「グラボイド」で、左がシークレットの「エル・ブランコ」。同じ形でも、色が違うだけでこれだけ違って見えるのはおもしろい

同じく、「グラボイド」とシークレットの「エル・ブランコ」の地中から這い出しているところを再現して並べてみた

「トレマーズ」ファンならこの機会にコンプリートを目指そう！

　というわけで、ひと通り今回の「トレマーズ GRABOIDS COLLECTION」をご紹介してきたが、これがひとつ300円で手に入るとは信じられないぐらい、いずれもかなり精巧に作られており驚いた。中でも「グラボイド」は通常版とシークレットのどちらも迫力があり、なんとしても手に入れておきたいアイテムといえるだろう。

　かならずしもカプセルトイに限った話ではないが、こうしたニッチなアイテムはそれが入手できるタイミングを1度逃してしまうと、入手が困難になったりかなり高額でしか手に入れられなくなってしまったりといったことが多い。ちょうどゴールデンウィークが始まるタイミングだが、この機会に各地のカプセルトイコーナーに足を運んで探してみてはいかがだろうか？